うん。先に通信を固めるべきだと思う。
過去シートを見る限り、すでに大筋は02-Cの方針で統一されている。02-Cでは現場を「旧式業務無線+骨伝導イヤーピース」、中間指揮を端末・簡易HUD、本部をフルHUDとしている。 実際、第2話02-Cでは現場の澪と悠人が「骨伝導イヤーピース+肩マイク付き旧式業務無線」を使っているし、 第5話でも現地班は通信機を個別装備し、管制側が通信状態を監視する設計になっている。

なのでゼロから作り直す必要はない。むしろ、今まで曖昧だった**「無線・端末・HUDは何が違うのか」**を正本化すればいい。

まず、この三つは分けた方がいい

1. 音声通信

現場で人と話すためのもの。

2. 情報端末

メッセージ、図面、ログ、認証、業務データを扱うもの。

3. HUD

情報を「表示する」ためのもの。

ここを分ける。

今まで「HUDで通信する」ように見えるところがあっても、正確には、

HUDは通信手段ではない。通信網や端末から受け取った情報を表示している。

とすると整理が非常に楽になる。


俺なら通信体系をこう固定する

A. 現場用業務無線

基本装備

  • 携帯型業務無線機本体
  • 肩部PTTマイク
  • 骨伝導イヤーピース
  • 短いアンテナ
  • バッテリー交換式

これを一セットとする。

つまり、

肩マイクと骨伝導イヤーピースは別方式ではなく、一台の業務無線機に接続された送受話装備。

送信時は肩マイクのPTTを押す。

受信音は骨伝導イヤーピース。

だから両手をほぼ使わない。

必要なら肩マイクのスピーカーから直接音を出すこともできる。

これなら過去描写もほぼそのまま使える。


B. なぜ「旧式」なのか

ここは単純に、

古いから残っている

では弱い。

新しい通信技術があるのに、現場では旧式無線の方が強いとする。

バベルの現場は、

  • 鉄骨
  • 厚い鋼板
  • 配管
  • 蒸気
  • 粉塵
  • 高温
  • 電磁ノイズ
  • 不規則な増築
  • 中継器の故障
  • 電力断

だらけ。

だから高帯域の通信ほど不安定になる。

一方、業務無線は、

  • 音声だけなので帯域が狭い
  • 本体が頑丈
  • 消費電力が小さい
  • 中継器が一つ死んでも近距離通信できる
  • インフラ通信網へ依存しすぎない

という利点がある。

したがって、

未来都市なのに、危険現場へ行くほど通信だけ古くなる。

これはバベルの技術観としてかなり強い。


C. 業務端末

無線とは別。

都市職員は基本的に業務端末を持つ。

用途:

  • 業務メッセージ
  • 人員配置
  • 地図
  • 図面
  • ログ
  • 住民情報
  • 作業指示
  • 権限申請
  • 認証
  • 写真・記録
  • 作業票
  • 無線チャンネル設定

第5話では既に、レイカやナギが業務端末を持ち、F-03への立入権限や不用意な起動防止設定を申請・承認している。

だから、

端末=データ

無線=その場の声

と考えればいい。


D. 私用端末

これは業務端末と分ける。

生活設定では既に、

  • 澪:長文
  • 悠人:音声通話
  • ヒナセ:長い音声メッセージ
  • カイ:短文
  • ナギ:既読だけの場合が多い

など、人物ごとの通信癖まである。

なので正本では、

私用端末と業務端末は別系統

にした方がいい。

物理的に二台持ちでもいいし、同一筐体を完全に分離された認証領域で使う方式でもいい。

ただ、俺は原則二台持ちを推す。

理由は映像で分かりやすいから。

ナギが、

私用端末をしまう

業務端末を出す

だけで、仕事への切替が見える。


E. 簡易HUD

これは主に、

  • 現場事務所
  • 避難所運営席
  • 保守拠点
  • 小規模管制席

で使う。

表示できるもの:

  • 人員
  • 配給
  • 地図
  • 簡単な設備状態
  • 現在位置
  • 警告
  • 作業リスト

ただし、

空中へ何でも出せる魔法のUIにはしない。

大型投影、机上投影、壁面投影、半透明パネルなど、その場の設備による。

現場へ持ち歩いて空中HUDを出しまくるのは避ける。


F. フルHUD

これは本部・管制室の特権。

第1話のレイカや第2話の選別局は既に、大規模な空中ディスプレイを使って都市断面や応力状態を見ている。

ここでは、

  • 都市断面
  • 流量
  • 荷重
  • 昇降状態
  • 人口
  • 避難
  • 予測解析

を一度に扱える。

重要なのは、

フルHUDは通信環境が良いから成立している。

固定電源。

固定通信線。

冗長化された都市網。

空調された管制室。

だから現場では使えない。


G. 固定通信

もう一つ必要なのがこれ。

施設内には、

  • 有線端末
  • 壁面通信機
  • インターホン
  • 緊急放送
  • 固定回線

がある。

むしろ管制室や重要設備では、

無線より有線の方が信用される

くらいでいい。

重要作業の遠隔監視や設備制御まで携帯無線に乗せない。

これは安全設計としても自然。


H. 外壁の通信

ここは都市側とかなり違っていい。

外壁では、

  • 古い業務無線
  • 中古無線機
  • 廃品から再生した中継器
  • 固定アンテナ
  • 有線電話の残骸
  • 音声メッセージ

が混在する。

一番重要なのは、

常時接続されているとは限らない。

ヒナセの音声メッセージが長いという設定とも噛み合う。

リアルタイム通話できない時に、

録音

接続した時に送信

相手が後で聞く

という非同期通信を普通に使う。

これは外壁にかなり合う。


I. 外壁の無線網

これも面白くできる。

都市の正規中継網は外壁まで完全には届かない。

だから外壁民が、

  • 廃止設備の中継器
  • 古い昇降塔
  • 高い鉄骨
  • 配管支持塔

などに勝手に中継器を置いている。

要するに、

非公式な無線網も外壁インフラの一つ。

水や電力ほど重要ではないが、かなり大事。

一つ壊れると、

「あっち側、昨日から無線通らない」

となる。

ヒナセたちが無線を使う理由も成立する。


J. 災害時の通信優先

これも決めておいた方がいい。

通常時には、

  • 私用通信
  • 業務通信
  • 映像
  • データ

が流れる。

大災害時には通信容量が不足する。

そこで都市側は、

  1. 緊急音声
  2. 災害対応業務
  3. 救護
  4. 設備制御
  5. 行政データ
  6. 一般音声
  7. 一般メッセージ
  8. 動画・大容量通信

くらいの順で優先する。

そうすると災害時、

メッセージは送れない。
でも業務無線だけは通る。

が自然に起きる。


K. 通信不能にも段階を作る

「通信が切れた」を一種類にしない。

データ通信不能

端末で地図や新しいデータが取れない。

でも無線は通る。

中継網断

管制とは通じない。

近距離の班内無線だけ通る。

完全通信断

無線も届かない。

ここまで来たら、

  • 時刻を決めた帰還
  • 伝令
  • 物理標識
  • 紙図面
  • マーカー

に戻る。

05-Aでヒナセが帰路標識を残すのも、この思想に完全に合う。


これまでのシーンとの整合

かなり高い。

第2話02-Cはそのまま正本化できる。現場で骨伝導イヤーピースと肩マイク付き無線を使っている。

第5話F-03班も、四人が通信機を装備し、ナギが通信確認、外部側が通信監視するのでそのまま使える。

一方、05-Aでヒナセとカガリが無線を使わず二人だけで探索している場面も問題ない。その場面ではむしろ「無線通信を使用しない」と明示され、帰路標識・携行灯・紙の系統図が重要になっている。

つまり、

通信技術を持っている=いつでも使う

ではない。

これは新しい文章基本方針にも合ってる。


一点だけ変えたい

02-Cの

中間指揮所=首元端末・簡易HUD

の「首元端末」は今後あまり使わなくていいと思う。

既存シーンでは、

  • 業務端末
  • 私用端末
  • 骨伝導イヤーピース
  • 無線機

の方が既に定着している。

なので、

「首元端末」という独立カテゴリは廃止または旧型装備扱い

にして、

現場音声:業務無線
現場データ:携帯業務端末
表示:簡易HUD
本部:固定端末+フルHUD

とした方が綺麗。


この段階なら、通信正本の骨格はもう固められると思う。

特に中核は、

バベルの通信は、未来的な一つの万能端末に統合されていない。
データは新しいが、声は古い。
そして危険な場所ほど、技術は単純なものへ戻っていく。

これが一番バベルらしい。


生活設定資料を更新するなら、通信については**「機材の種類」より「誰が、どこで、何を、どの程度つながる前提で使うか」**まで決めた方がいい。

今の資料では、現場=旧式業務無線+骨伝導イヤーピース、本部=HUD、人物ごとの私用通信癖、という骨格はもうある。
なので、未決定なのは主に以下。

最優先で決めたいもの

  1. 通信手段の正式なカテゴリ
    • 業務無線
    • 業務端末
    • 私用端末
    • 固定通信
    • 簡易HUD
    • フルHUD
    • 外壁の非公式通信網
    ここを名称ごと固定する。
  2. 業務無線の標準装備
    • 無線機本体
    • 肩マイク
    • PTT方式
    • 骨伝導イヤーピース
    • スピーカー出力の有無
    • バッテリー交換式か
    • ヘルメット装着時どう使うか
    既存02-Cを正式仕様へ昇格させればいい。
  3. 業務端末と私用端末を分けるか
    これはかなり重要。決めるべきなのは、
    • 完全な二台持ち
    • 同一端末の業務/私用領域分離
    • 職種によって違う
    のどれか。
  4. 通信網の階層
    少なくとも、
    • 近距離班内通信
    • 局内通信
    • 都市幹線通信
    • 私用通信網
    • 外壁非公式網
    を分けたい。「どこまで切れると何が使えなくなるか」を後で描きやすくなる。
  5. 通信不能の段階
    これは正本に必要。例えば、
    • データ通信不可、音声可
    • 都市中継不可、班内無線可
    • 音声も不可
    • 完全孤立
    と段階化する。

次に決めたいもの

  1. 災害時の通信優先順位
    • 緊急音声
    • 救護
    • 設備制御
    • 業務データ
    • 一般音声
    • 私用メッセージ
    • 大容量通信
    どれを先に生かすか。
  2. 固定回線の位置づけ
    • 管制室
    • 機械室
    • 昇降設備
    • 避難所
    • 医療施設
    • 宿舎
    に有線通信がどの程度残っているか。
  3. HUDの正確な役割
    HUDは通信機ではなく表示装置、と固定するか。さらに、
    • 携帯型
    • 卓上投影
    • 壁面表示
    • 管制室フルHUD
    の区別を決める。
  4. 音声通話とメッセージの文化
    生活資料では人物ごとの癖が既にある。
    なので社会全体として、
    • 音声通話は普通か
    • 音声メッセージは普通か
    • テキスト中心か
    • 若者と年長者で差があるか
    • 既読表示があるか
    を決める。
  5. 通信料金・局票との関係
    私用通信は無料ではない方がバベルらしいかもしれない。

例えば、

  • 基本通信は配給
  • 長距離/大容量/映像は局票
  • 災害時は一部無料開放

など。


外壁について決めたいもの

  1. 外壁非公式通信網の構造
  • 廃止中継器
  • 再利用アンテナ
  • 私設リピーター
  • 有線の継ぎ足し
  • 音声メッセージの蓄積転送

どこまで一般化しているか。

  1. 外壁と都市の通信接続
  • 完全に遮断されているわけではない
  • 一部都市網へ乗れる
  • 局票を払えば使える
  • 正規IDがないと一部機能不可

この線引き。

  1. 未登録者でも私用通信を持てるか
    ヒナセに直結する。

例えば、

  • 端末は買える
  • 回線契約には住民IDが必要
  • だから外壁では名義貸し/共同契約/非公式回線がある

とすると喪失・未登録出生制度ともつながる。

  1. 外壁の通信文化
  • 長い音声メッセージ
  • 接続できた時だけまとめて送る
  • 伝言網
  • 中継点ごとの俗称
  • 返信が数時間後でも普通

など。


組織別で決めたいもの

  1. 昇降局
  • 現場無線
  • 管制通信
  • 昇降設備内固定通信
  • 非常通話
  • 保守回線
  1. 選別局
  • 高帯域データ中心
  • 音声より端末・HUD中心か
  • 現場へ出たら旧式無線へ切り替えるか
  1. 保安群
  • 班内通信
  • 機体内通信
  • 管制との専用回線
  • 制圧フレームの通信喪失時運用
  1. 医療・避難所
  • 呼出し
  • 搬送連絡
  • 家族照会
  • 災害時の回線優先
  1. 外壁民
  • 正式回線
  • 非公式回線
  • 伝令
  • 物理標識
  • 紙地図

の比率。


日常描写のために決めたいもの

  1. 端末の形
  • スマホ型
  • 首掛け
  • リスト型
  • 折り畳み型
  • 職務用大型端末

どこまで統一するか。

  1. 充電
  • 有線充電
  • 接点式ドック
  • 無線給電
  • 外壁では交換電池が主流
  1. 端末故障の頻度
    バベルは湿気・粉塵・腐食が強い。
  • 都市端末は防塵防滴
  • 外壁端末は補修跡だらけ
    とするか。
  1. 個人認証
  • PIN
  • 生体認証
  • 職員証
  • 局票口座
  • 住民ID

どこと通信が結び付くか。

  1. 位置情報
    常時追跡か、業務時だけか。

これは外壁・未登録者・喪失制度とかなり重要に絡む。

  1. 録音・ログ保存
  • 業務無線は自動録音されるか
  • 個人間通話は保存されるか
  • 災害時ログは永久保存されるか

B-19事後監査にも効く。

  1. 監視とプライバシー
    都市職員の通信はどこまで監査可能か。

特に、

  • 選別局
  • 昇降局
  • 未成年職員レイカ
  • 仮IDのボルド

で違いがあるか。


最後に決めればいいもの

  1. 規格名・型番
  2. 通信周波数
  3. 通信距離
  4. バッテリー持続時間
  5. 暗号方式
  6. データ帯域

この辺は、後の因果を拘束する場面が出るまで無理に数字を決めなくていい。

新しく決めた文章基本方針とも一致する。後の因果を変える条件だけ正本で精密にし、本文では「ザッ」「聞こえる?」「そっちは死んでる」程度で十分。

俺なら先に決める順番

①端末と無線のカテゴリ → ②通信網の階層 → ③通信不能時の挙動 → ④外壁通信 → ⑤ID・局票・位置情報との接続 → ⑥人物ごとの使い方

ここまで決まれば、生活設定資料の「通信」はかなり完成形になる。


問題ない。むしろ、制圧フレームは「現場用の移動拠点」として扱う方が自然

ただし、言葉は少し分けた方がいい。

第3話ではすでに、出撃直前にアンカー/ドリルクロー側からナギ・レイカ・真琴が「HUD通信」で映り、最終ブリーフィングをしている。機体始動後はそこから作業へ移っているので、描写自体は今の通信方針と矛盾しない。制圧フレームも「兵器」より災害対応重機・工兵機の延長として設計されている。

整理するとこうなる。

  • 通信そのもの:制圧フレーム搭載の業務通信装置/データリンク
  • 音声:機内ヘッドセット等で送受信
  • 映像・図面・管制情報:コックピットの簡易HUDへ表示
  • ナギたちの側:管制室の固定通信設備+フルHUD
  • アンカー/ドリルクロー側:機体を電源・アンテナ・通信機・表示装置を持つ「現場ノード」として利用

つまり、

簡易HUDで通信している

でも本文表現としては問題ないけど、正本上は、

機体通信装置で接続し、その通信映像を簡易HUDへ表示している

と定義するのが正確。

制圧フレームを「拠点」と呼べる理由

かなりある。

アンカーとドリルクローは携帯無線とは違って、

  • 大容量電源がある
  • 強力な通信機を積める
  • 大型アンテナを持てる
  • 固定姿勢を取れる
  • センサー情報を管制へ送れる
  • 図面や解析結果を表示できる
  • 操縦者が長時間作業する前提のコックピットがある

ので、現場に入った時点で小型の移動管制席に近くなる。

特にバベルでは制圧フレームが「戦闘ロボット」ではなく、構造保持・穿孔・災害対応をする重機なので、この性質はかなり合う。

ただし「拠点」を強くしすぎて、

アンカーがいるだけで周囲数キロの通信網が全部復旧する

みたいにはしない方がいい。

俺なら、

制圧フレームは現場通信の高性能ノードではあるが、都市幹線通信が死んでいれば遠隔管制とはつながらない。

とする。

例えば、

正常時
セナ ↔ アンカー搭載通信装置 ↔ 都市中継網 ↔ ナギ管制室

中継網障害時
セナ ↔ カイは機体間直接通信可能
でもナギとは切れる。

さらに悪化
機体間データ通信も落ちて、短距離音声だけ残る。

これなら災害時の通信劣化も描ける。


あと、アンカーとドリルクロー同士については、普通の携帯無線より一段上の機体間通信を持たせた方がいい。

なぜなら二機は、

  • 荷重値
  • 支柱番号
  • 作業位置
  • ワイヤー張力
  • 起爆順
  • 危険警報

を共有しながら作業しているから。

ただ全部を音声で読み上げる必要はない。

HUDに、

C-6 荷重移行中
K-03 穿孔位置
S-07 張力保持

みたいな情報だけ同期されていて、

カイ「左まだ噛んでる」
セナ「待って。まだ持つ」

のような人間の会話を重ねる。

これは新しい文章方針にもかなり合う。機械は精密な数字を共有し、人間は粗い現場語で話す。

なので通信資料では、制圧フレームを別枠で、

「制圧フレーム搭載通信系:現場用高機能通信ノード。機体間通信、管制通信、センサーデータ伝送を行い、簡易HUDを表示インターフェースとして使用する」

と正本化するのが一番綺麗だと思う。


この5項目で、通信体系の土台はかなり固まる。
一点だけ整理すると、簡易HUD/フルHUDは通信手段そのものではなく「通信・情報の表示インターフェース」。ただし生活設定資料上は「通信関連カテゴリ」に含めて問題ない。

現時点では、こう正本化していいと思う。

1. 通信関連カテゴリ【確定】

  • 業務無線
  • 業務端末
  • 私用端末
  • 固定通信
  • 簡易HUD
  • フルHUD
  • 外壁非公式通信網
  • 制圧フレーム搭載通信系

制圧フレームは、

現場用高機能通信ノード。機体間通信、管制通信、センサーデータ伝送を行い、簡易HUDを表示インターフェースとして使用する。

で固定。


2. 業務無線の標準装備【ほぼ確定】

02-Cを正式仕様へ昇格。

標準構成は、

  • 携帯型業務無線機本体
  • 肩マイク
  • PTT方式
  • 骨伝導イヤーピース
  • 肩マイク内蔵スピーカー
  • 交換式バッテリー
  • 短距離直接通信機能
  • 都市中継網への接続機能

でいい。

スピーカー出力はありを推す。

普段は骨伝導イヤーピースで聞くが、

  • イヤーピース破損
  • 複数人で聞く
  • 一時的に耳から外す
  • 負傷者へ無線機を渡す

ときに肩マイクから音を出せる。

ヘルメット装着時も、

骨伝導部を耳の前~こめかみ付近へ接触させ、肩マイクは胸元または肩帯へ固定

でそのまま使用可能。

現場人物がヘルメットを脱ぐたび通信装備を付け替える必要はない。


3. 業務端末/私用端末【確定】

完全二台持ち。

これはかなりいい。

業務端末

  • 局から貸与
  • 職員IDと紐付く
  • 業務データ
  • 図面
  • 住民情報
  • 作業記録
  • 権限申請
  • 写真
  • 業務メッセージ

を扱う。

局によるログ管理・遠隔失効が可能。

私用端末

  • 個人所有
  • 私的通話
  • テキスト
  • 音声メッセージ
  • 写真
  • 娯楽
  • 個人決済

など。

業務情報を私用端末へ転送することは原則禁止。

これならセキュリティ上も自然だし、

私用端末をしまって、業務端末を出す

だけで人物の仕事モードへの切替も描ける。


4. 通信網の階層【確定】

近距離班内通信

現場の無線機同士。

都市網が死んでも近距離なら通る。

局内通信

選別局、昇降局、保安群など、各局の業務通信網。

都市幹線通信

局をまたぎ、都市各層を結ぶ大規模基幹網。

  • 管制
  • 行政
  • 医療
  • 災害対応
  • 設備データ

などが通る。

私用通信網

一般住民用。

通話、メッセージ、私用データ等。

外壁非公式網

都市公式網とは別に、

  • 廃止中継器
  • 私設アンテナ
  • 再生通信機
  • 独自中継点

をつないだ非公式網。

都市公式網との接続地点も一部に存在する。


5. 通信不能の段階【確定】

ここはかなり使いやすい。

段階1:データ通信障害

データ不可/音声可

図面更新や映像は来ないが、無線会話はできる。

段階2:都市中継断

管制との通信不可/班内無線可

現場班同士では話せる。

ナギからは切れる。

段階3:音声通信断

無線も成立しない。

この段階から、

  • 事前手順
  • 時刻
  • 手信号
  • 標識
  • 紙図面

へ移る。

段階4:完全孤立

通信、位置情報、外部データ更新が全てない。

自分たちが持っている情報だけで帰還する。

になる。


ここまで決めると、かなり重要な世界観ルールも一本立つ。

通信網は階層化されているため、「通信が死んだ」は一種類ではない。

「端末が使えないのに無線は通る」「ナギとは切れたがセナとカイは話せる」みたいな描写が、全部設定上成立する。

次に詰める価値が高いのは、災害時の通信優先順位外壁民がどう私用回線を取得するか。後者はヒナセの「未登録出生者」と直結する。


かなり固まった。俺なら6〜14は、次の形で正本化する。

6. 災害時の通信優先順位

ここだけ、提示された順番を少し変えたい。

設備制御を一般通信と同じ優先キューに入れない方がいい。

昇降機の停止信号や構造設備の保護信号が、「救護通信が混雑したから遅れる」では危険だから。

したがって、

独立最優先系

  • 設備制御
  • 保護信号
  • 非常停止
  • 重要センサーデータ

これは原則として固定有線系を使用し、一般通信帯域とは分離する。

その上で通信トラフィックは、

  1. 緊急指揮・緊急音声
  2. 救護・搬送通信
  3. 災害対応業務データ
  4. 通常業務通信
  5. 一般音声
  6. 私用メッセージ
  7. 映像・大容量通信

くらいでいい。

つまり、

設備を動かす通信と、人間同士が話す通信は、そもそも競合させない。

これは後々かなり重要になる。


7. 固定通信【確定方向】

有線通信は都市通信の基礎として現在も残っている。

むしろバベルでは、

重要な場所ほど有線を信用する。

とした方がいい。

管制室では、冗長化された固定通信・データ線が主系統。無線は補助。

機械室には、設備制御線、保守用データ端子、固定通話設備がある。

昇降設備も、通常運転時の機体・設備制御は固定系を基本とし、無線をバックアップにする。

医療施設は固定通信を優先し、災害時にも残りやすい。

避難所は専用施設とは限らないので、元施設の固定線に仮設線を追加する。

職員宿舎や一般居住区にも私用通信網へ接続する固定設備が残る。

つまり、

有線=都市の骨格
無線=動く人間をつなぐもの

という役割分担になる。

外壁には廃止された有線も大量に残っており、それを勝手に復旧して使う者もいる。


8. HUD【確定】

HUDは通信機ではなく表示装置

これは完全に固定していい。

分類は、

  • 携帯型簡易HUD
  • 卓上型簡易HUD
  • 壁面共有表示
  • 管制室フルHUD

とする。

携帯型は業務端末等から小規模な情報表示を出すもの。

卓上型は図面、人員配置、簡易解析など複数人で見る用途。

壁面表示は避難所、機械室、作業拠点などの共有情報。

フルHUDは選別局・昇降局管制室など、都市断面、構造、人口、設備情報を統合表示する高機能設備。

したがって第3話の制圧フレームも、

搭載通信系でナギたちと接続

通信映像やデータを簡易HUDへ表示

となる。


9. 音声・メッセージ文化【確定】

社会全体として、

  • 音声通話:普通
  • 音声メッセージ:普通
  • テキスト:普通
  • 年齢による大きな差:なし
  • 既読表示:なし

でいい。

ここで一つ追加したい。

「配送済み」は分かるが、「読んだか」は分からない。

つまり、

送信済
配送済

までは表示される。

しかし、

開封済
既読

はない。

これなら通信障害と無視を区別する最低限の技術情報は残せる。

なお現行の生活設定資料には、ナギについて「既読のみ。急ぎだけ返す」、真琴について「既読のみ。必要な時だけ返信」とある。

ここは次回更新時に、

  • ナギ:読んでも返信しないことが多い。急ぎだけ返す
  • 真琴:読んでも必要がなければ返信しない

へ直す必要がある。

これは小さいけど明確な同期修正。


10. 通信料金【確定方向】

基本通信は生活基盤として配給。

含まれるものは、

  • 標準テキスト
  • 低帯域音声
  • 基本的な音声メッセージ
  • 公共情報
  • 緊急通信

程度。

局票が必要になるのは、

  • 長距離中継
  • 高帯域
  • 長時間映像
  • 大容量ファイル
  • 高品質映像通信
  • 優先通信枠

など。

「長距離」だけで料金を取るより、

通信資源を多く使うものほど局票がかかる

とした方が自然。

業務通信は個人負担ではなく所属局側。

災害時には、

  • 災害情報
  • 安否確認
  • 緊急音声
  • 最低限の私用連絡

などを一時無料開放できる。


外壁

11. 外壁非公式通信網【確定方向】

これはかなりいい。

外壁内部では、自分たちで通信網を引ける。

使用されるもの:

  • 廃止有線
  • 新規に引いた通信線
  • 廃止中継器
  • 再利用アンテナ
  • 私設リピーター
  • 中古無線機
  • 蓄積転送装置

都市側から見れば、

無登録通信設備

になる場合もある。

水や電気と同じで、

「届かないから自分たちで通した」

という発想。

外壁らしい。


12. 都市との接続

完全遮断にはしない。

外壁からでも都市の私用通信網へ接続可能。

ここでプリペイド回線を採用するのはかなりいい。

ただ、「SIM」を正式な世界設定用語にするかは少し迷う。

技術概念としては問題ないけど、かなり現代語なので、正本では例えば、

プリペイド通信ID

としておいて、

物理的にはSIMカード相当でも、eSIM相当でも構わない、

くらいにしておく方が後の自由度がある。

ユーザーが「SIM」と呼ぶのは全然問題ない。


13. 未登録者の私用通信【確定】

これは重要。

住民登録がなくても、局票でプリペイド通信を購入できる。

つまりヒナセも普通に端末を持てる。

ここで非常に綺麗なのが、

通信IDは持っている。
住民IDは持っていない。

という状態。

都市網はヒナセへメッセージを届けられる。

でも、

  • 正式宿舎
  • 医療
  • 学校
  • 正規雇用

は利用できない。

以前決めた、

局票=買える権利
住民登録=制度を利用できる資格

と完全につながる。

プリペイド通信IDは「都市に登録された人間であること」の証明にはならない。


14. 外壁通信文化【確定方向】

挙げた要素をそのまま採用していい。

  • 長い音声メッセージ
  • 接続時にまとめて送信
  • 伝言網
  • 中継地点の俗称
  • 数時間後の返信が普通

都市内より、

通信は届く時に届くもの

という感覚が強い。

だからリアルタイム通話も普通に使うが、

通話できなかったから連絡失敗

では終わらない。

音声メッセージを残す。

別の中継地点から送る。

人へ伝言する。

次に接続した時にまとめて送る。

という複数の方法を持っている。

中継点も、

「南鉄塔から回して」
「三番梁の中継、まだ死んでる」

みたいな生活語で呼べる。


ここまでで、通信インフラそのものはほぼ完成だと思う。

残っている大きな論点は、

  • 端末の形と認証
  • 通信ログ・録音
  • 位置情報と監視
  • 端末紛失時の扱い
  • 制圧フレーム通信の細部

くらい。

特に次は位置情報とログを決めた方がいい。これは単なる通信設定ではなく、ボルドの仮ID、ヒナセの未登録出生、外壁民の匿名性、選別局の人探しに直接効いてくる。


うん。ここはかなり面白い。
ただ、今の設定なら**「警察組織を丸ごと新設する」より、実働と記録調査を分けた方がバベルらしい**と思う。

既存資料では、保安群はすでに「治安・制圧・緊急対応」を担うとされている一方、実際の描写上は制圧フレーム運用、危険区域突入、違法工事停止、崩落対応など、かなり現場寄りの組織になっている。
だから、保安群=現場で止める人間、ログを掘る人間は別、とした方が役割が綺麗。

まず通信ログはこう固定していい

都市公式網を使用した通信は原則として、

  • 送信者/端末ID
  • 受信者/端末ID
  • 時刻
  • 接続先
  • 通信種別
  • 通信経路
  • 送受信時の位置情報
  • 音声通信の場合は録音
  • 業務通信の場合は関連案件・チャンネル

が記録される。

つまり、かなり強い。

ただし重要なのは、

記録されていることと、誰かが常に見ていることは別。

にすること。

俺ならバベルは「監視社会」というより、

後からほとんど追跡できてしまう記録社会

とする。

日常会話を誰かがリアルタイムでずっと聞いているわけではない。

何か起こった時に、

「昨日18時から20時までのこの人物の通信を出せ」

とやれば出てくる。

この方が怖いし、現実的。


位置情報も「常時監視」と「記録」を分けたい

ユーザー案の、

都市側通信はend-to-endで位置情報が記録される

は採用していい。

正確には、

都市公式通信網へ接続した端末は、通信ごとに送受信端末の位置情報または接続地点情報を通信ログへ付与する。

とする。

例えば、

18:42:13
水無瀬澪・業務端末
F-03公式非常乗降場
→ 選別局構造解析班

みたいに残る。

これなら後から、

澪が何時にF-03へいたか

を調べられる。

一方で、

端末を持って歩くだけで全職員の軌跡を誰かが常時眺めている

までは通常運用にしない。

ただし、その気になれば通信網側の現在接続地点から追跡することはできる。


誰が見るか

俺なら新しく、

都市監査部門

を置く。

名称はまだ仮でいいけど、役割としてはこれが一番収まりがいい。

既存の事後報告書には既に「都市構造監査担当」という存在が出ている。
だからゼロから突然警察を作るより、

バベルにはもともと各都市システムの記録を後から検証する監査系統が存在し、その中に通信・行動記録を扱う専門担当がいる

と拡張する方が自然。

例えば、

都市監査部門

  • 設備監査
  • 構造監査
  • 業務監査
  • 記録監査
  • 通信監査

みたいに分かれている。

この中の通信監査担当/記録監査担当がログを掘る。


普通の局員はログを触らない

これはユーザー案そのままでかなりいい。

一般職員にとって通信ログは、

「存在は知っているが、自分ではまず開かないもの」

くらい。

例えばナギなら、

「通信記録残ってるでしょ。確認お願い」

とは言う。

でも自分で検索式を組んで数万件のログを掘るようなことはしない。


レイカは例外的に扱える

これはかなり自然。

レイカは都市マスター、旧形式アーカイブ、設備ログ、運行記録などを普段から扱っていて、実際に古い保守記録まで掘り出せる人物として既に描かれている。

だからレイカは、

通信監査専門家ではないが、ログ構造を理解していて、必要な記録を抽出・照合する能力が高い

くらいがちょうどいい。

例えば普通の局員なら、

「この日の無線記録見たい」

で終わる。

レイカなら、

「時間じゃなくて中継点で絞った方が早いよ」

と言って検索条件を変えられる。

この差はかなり彼女らしい。


保安群との分担

ここは明確にしたい。

保安群

人を止める。現場を押さえる。

  • 暴力事案
  • 違法工事
  • 立入禁止区域
  • 危険人物
  • 逃走
  • 現場確保
  • 拘束

既存設定とも合う。

都市監査部門

記録を調べる。

  • 通信ログ
  • 音声記録
  • 位置情報
  • 業務端末履歴
  • 認証履歴
  • 設備操作ログ

選別局

必要に応じて、

都市全体へ影響する案件について監査情報を要求する側

にする。

選別局自体が日常警察になる必要はない。

これはかなり重要。

選別局まで、

  • 資源配分
  • 都市寿命
  • 災害戦略
  • 情報分析
  • 警察
  • 諜報
  • 通信監視

全部やらせると強すぎる。


警察そのものは?

今の段階では、まだ作らなくてもいいと思う。

保安群が既に治安対応を持っているので、

重大な現場事案=保安群

記録・不正調査=監査部門

でかなり回る。

ただし将来、

  • 殺人
  • 窃盗
  • 詐欺
  • 暴行
  • 行方不明
  • 身元偽装
  • 喪失制度悪用

を本格的に扱う話をするなら、その時点で、

司法・捜査を担当する別組織

が必要になる。

今それを作ると世界設定だけ膨らむ。


この構造だと面白い場面も作れる

例えば事件後。

保安群:

「最後に見たのは?」

レイカ:

「見るよりログの方が早い。」

保安群:

「触れる?」

レイカ:

「閲覧権限はない。」

これがバベルらしい。

能力があることと、権限があることは別。

監査担当に申請して初めて出せる。

この辺は、新しい文章・情報精度方針ともかなり相性がいい。


なので現段階の正本候補は、

都市公式通信は原則ログ保存され、音声通信は録音される。通信時には送受信端末の位置情報も記録される。記録は日常的に閲覧されるものではなく、事故、監査、不正調査等の必要時に、指定権限を持つ監査担当者が検索・抽出する。保安群は現場の治安・制圧を担い、記録解析は都市監査系統が担う。

これが一番綺麗。

そしてバベルの怖さとしては、

誰も見ていない。
でも、調べようと思えば昨日のお前がほとんど残っている。

くらいがちょうどいい。

おすすめの記事