『バベル:リビルド』
シーン統合管理シート
【シーン番号】05-AG
【シーン名】『障害』
適用基準:シーン統合管理フォーマット v4.0/完全版
管理版:v1.1/2026-10-25
入力正本:ユーザー確定の05-AG最終本文(本資料第6章に全文収録)
状態区分:本文・観測、および今回採択した責任・枝側保護・記録・移設・復旧条件は確定。原因や未記載詳細は区分して保持。
本書の範囲: フォーマットv4.0のシーン用全管理欄(3-1〜18、全下位見出し・全表・全チェック項目)を収録する。v4.0第0〜2章は本書の運用規則、第19章は構想初期用の最小版テンプレート(不使用)、第20章は作品の理念として適用し、末尾に照合を明示する。技術推定は原文を改めず、管理上の別欄へ置く。
3. シーン統合管理シート
3-1. 管理情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 話数 | 第5話『通す』 |
| シーン番号 | 05-AG |
| シーン名 | 障害 |
| 管理状態 | 確定: 第6章本文(M-01の一文校訂済み)、行動・表示値・発見・報告・終幕、ナギの監督責任と当日C/B承認、枝側保護・確認実施、1秒自動記録と手動照合、二台持ち回り・ポンプ切替、通常復旧15:30までと予備30分。未解決: 根元弁の完全水密・C収束原因・枝側全計測履歴・個別分時・倉庫の受水影響。採択済み条件を未実施へ戻さない |
| 本文状態 | 決定稿(ユーザー最終本文の系統図説明一文だけ、採択済みM-01により校訂。冒頭場面設定・92発話・12内心・動作順は維持) |
| 最終更新日 | 2026-10-25 |
| 更新版 | v1.1 |
| 前シーン | 05-AF『分岐の先』決定稿。試験第2日、15時過ぎCを延期。M17の現用新設備・濾過許容入口0.5MPaを現認し、枝下流を途中まで追跡。澪は清書予定 |
| 次シーン | 05-AH(番号候補・名称/本文未確定)。第4日の区間A予定、C再確認・M17未解決事項を引き継ぐ。05-AG時点でA結果や再試験有無は確定しない |
| 関連資料 | 『シーン統合管理フォーマット_v4.0(1).md』/『文章・描写・情報精度_基本方針_v1.0.md』/05-AF『分岐の先』本文・象徴ビジュアル指示v1.1/05-AE『再試験』本文・象徴ビジュアル指示v1.1/05-AD『試験開始』本文・象徴ビジュアル指示v1.1/05-T『分岐点』本文v1.3/『F03_区間通水保圧試験計画書_レイカ提出版_v1.1(1).md』/『F03_区間通水保圧試験計画_作者用対応知識管理_v1.1(1).md』/『制圧フレーム_F-03空間寸法・運用制約設定資料_v1.6.md』/『生活設定資料_Version_2.2.md』/『05-AG_障害_象徴ビジュアル_画像生成向け構図指示_完全版_v1.1.md』/『05-AG_障害_ユーザー判断反映_監査修正指示書_v1.0.md』 |
| 変更責任 | シーン本文・決定稿の採用はユーザー。AIは正本の構造化・台詞索引・既存設定との照合・未解決論点の管理のみ |
正本宣言
本シート内で確定と明記した出来事と第6章本文を、05-AG『障害』の正本とする。チャットでの提案・運用上の補完・画像構図の仮置きは自動で恒久設定に昇格しない。他の正本との衝突は要整合確認として14・15章に隔離する。ユーザーが示した『管制は区間・時間の管理を重視し、技術判断を現場へ委ねる』という運用解釈は、試験計画書の技術手順を破棄したものとは扱わない。今回のユーザー判断反映・監査修正指示書v1.0で採択した省略工程・当日条件は、9章に明示して確定する。共通人物定義と今回画像の細部許容は別管理とする。
3-2. シーン概要
一文要約
試験第3日、ボルドは都市側への愛着と倉庫側への責任の間で揺れながら現場へ向かい、レイカたちはC区間で圧力低下とM17継手の微量な滲みを確認し、B区間では20分保持を得るが、澪の「使用者へ知らせたい」という善意をきっかけに三人の解決したい問題の違いが浮かび上がる。
シーンの役割
- 物語上の役割: C試験の異常を観測事実として追加しつつ原因を確定せず、B試験の保持成果との対照をつくる。M17の漏れが人間の関心を呼び、ボルドの秘匿と衝突する。
- 話数全体における役割: 4日間試験の3日目を実務的に進め、残り1日に区間AとC再確認の優先順位という課題を残す。水が流れ続けても管理情報は完成していないと示す。
- キャラクターアーク上の役割: ボルドは都市での居心地と外壁仲間への責任を自覚。澪は現物観察から『作った/使う誰か』への気遣いへ。レイカは問題の解決欲と日程を両立させるため、保留を受け止める。
- 世界観上の役割: 市民の暮らしを支える給水と無届けの枝は同じ主配管に依存する。古い設備の維持と未確認系統の調査が、圧力・時間・権限・生活の間でせめぎ合う。
このシーンが存在しない場合に失われるもの
- 05-AFの現地調査成果が翌日の都市側記録へ反映されたこと。
- C試験の具体的な低下データ(0.70→0.57MPa)とM17のC側滲み。
- B区間の20分保持という相対的な進捗、および第四日へ向けた残作業。
- ボルドの都市側への情と、帰還すべき共同体との板挟み。
- 05-AFでボルドが述べた『予備系』の説明を澪が受け取り、相手のために知らせようとする因果。
- 05-AG終幕に残るレイカの未決の優先順位と端末の二段の情報。
3-3. 視点
主視点
ボルド(50代)。冒頭の自室における内面独白から、終盤の澪の発話に対する内心『おいおい…』までが感情上の縦軸。ただし試験データの提示は客観的な通信と計器で行い、ボルドの内面を他二人が聞いたことにしない。
副視点
篠宮レイカ(14)=工程の判断、水無瀬澪(19)=未確認の人間への関心。誰がどう操作・報告するかは通信の話者と動作で区別。
視点移動
- 午前、ボルドの職員居住区の部屋(飲水・工具手入れ・倉庫への推測と迷い)。
- 同午前、F-03補助機械室(三人の試験方針確認・澪の清書図を共有)。
- 第3日午後12:55から、HV-003/004とM17の分散配置を通信で横断(C試験と滲み発見)。
- 13:57、CからBへ計測区間と圧力計を移す工程。Bの20分保持と復旧。
- M17根元弁前へ三人が集合。澪の手と善意→レイカの軽口→ボルドの警戒と工程上の正論→レイカの端末の未解決事項。
視聴者が知っていること
- 外壁共同体36名が旧保安・保守倉庫を拠点にしており、M17分岐から減圧・濾過・500L級大気開放タンクを経て生活用水が通っている(05-T、05-W、05-AF参照)。
- M17の旧図は封止済みだが、現物には新しい設備がある。澪・レイカは最終使用先を見ていない。
- Dは初回に0.70→0.55MPaの低下・横ばい、次日の補修後に20分0.70MPa表示保持。初日の真因は一意に特定されていない。
- ボルドは共同体の一員で、都市側との作業にも関わり、外壁側の実態が露見することを警戒する。
視点人物が知っていること
- ボルド: M17の先が旧倉庫につながると強く確信/推測している。倉庫は避難先で、仲間が生活することを知る。前日の現地踏査で新設の濾過・タンクを目視。今回の根元弁操作とC/Bの計器・試験結果を作業担当として知る。全配管・現在水位・倉庫までの現物連続接続を測量済みとしない。
- レイカ: 05-AFで見た枝設備と許容入口0.5MPaの表示、M17の終点未確認、今回のC低下とB保持、管制の申請・承認と未補修の滲みを知る。M17使用者の身元、居住実態は知らない。
- 澪: 前日までの現認範囲を清書し、未確認部分を注記した。C/Bの測定値、C側継ぎ目の滲みを知る。『予備の配管』という理解は05-AFでのボルド発話に依拠した解釈である。
視点人物が知らないこと・誤解していること
- 澪・レイカ: 旧保安・保守倉庫の36人、ヒナセらの工事経緯、終点、管理者・法的位置づけを知らない。澪の『予備』は確認された系統区分ではない。
- ボルド: 個々のC区間の漏出/漏入と、0.57MPa収束の物理的原因は特定していない。M17と倉庫を結ぶ全距離の現認、誰がいつどの弁を操作したかの全履歴も持たない。
- 三人共通: 微量の外部滲みは発見したが、それがC圧力変化の全原因とは確定していない。区間Bで20分表示が保たれたことは全区間の恒久健全性ではない。
3-4. 時間・状況
時間軸
- 前シーンからの経過: 05-AF(試験第2日午後)の翌日、第3日午前〜同日午後。第2日C延期を履行する。
- 日時・時間帯: 第3日午前はボルド室・機械室、午後12:55に管制申請。C試験20分経過後、13:57にC結果報告・B移行確認。B試験も20分観測し、終了後に復旧、M17前で終幕。午前の分時、実際の加圧開始時刻、最終復旧時刻は本文未提示。
- 作戦・事件上の位置: 第1日D初回低下/第2日D再試験・C延期/第3日C低下・B保持/第4日A予定(未実施)。
- 同時進行している別シーン: 倉庫の36人が生活と水利用を継続する可能性はあるが、同時刻の貯水量・使用量・給水の受影響を描かない。
開始時の状況
- ボルドは居住区で飲水・工具点検中。都市側の生活の安定と二つの帰属先に迷い、まだいずれも選んでいない。
- 前日はC試験を延期。M17根元弁は未操作・未水密確認の段階、M17枝は現用で倉庫の水供給につながる(作者情報)。
- 澪は前日までの見える範囲を系統図として清書済み。レイカは第3日のC/B実施を目標とする。
終了時の状況
- C: 0分0.70、2分0.64、5分0.60、8分0.57、10・15・20分0.57MPa。上下流二点が同じ値を報告。M17-HV-01のC区間側の継ぎ目で微量の外部滲み一箇所を現認。原因特定・分解補修・再試験なし。
- B: 計器をHV-002側とHV-003のB側へ付け替え、0.70MPaで20分間上下流の表示を保持。あくまで今回試験条件での観測。
- 復旧: HV-002/003/004の運用復帰と仮設計器撤去。M17-HV-01もボルドが元の開度へ戻し、澪が枝側の微振動を感じる。下流既知使用先から受水再開の管制連絡。M17枝末端倉庫の受水再開はその連絡だけでは確認していない。
- 残課題: M17滲みは未補修として管制へ記録・報告。A予定とC再確認・M17未解決事項がレイカの端末に並び、翌日の優先順位は未決。
時間制約
- 公示済み断水・試験・復旧枠は13:00〜16:00、復旧予備30分は枠の内数(試験計画)。標準1区間60〜90分、一日1区間基本、2区間は条件付き。
- 12:55は申請時刻で、Cの加圧/観測が13:00ちょうどに始まったと固定しない。13:57はB移行確認の表示時刻。
- 13:57以後にBの移設・20分観測・復旧を行う。本文には受水再開の連絡があるが、その分時は未提示。採択済み省略条件:C/B試験と通常復旧は15:30までに完了し、15:30〜16:00の予備30分を確保。 通常復旧には主管HV-002/003/004の運用復帰、接続処置・機材撤去、既知下流の受水再開確認、最後のM17-HV-01元開度復帰までを含む。16:00は周知対象への給水復旧期限であり、その後の徒歩観察・記録・会話を一律に終える時刻ではない。Bの開始終了、各弁復旧、会話終了・帰還の実分時は未提示のまま。
- 停止中に500L級大気開放タンクへの補給が減る/止まる可能性と、タンク残水による生活側供給継続を区別。具体残量・停止継続時間は不明。
3-5. 場所・空間
主場所
F-03公式非常乗降場・補助機械室、および一段上の中継保守デッキ〜上方給水配管保守通路。 午後のHV-003、HV-004、HV-002、M17-HV-01は同じ上方給水主管に沿うが別地点。身体の瞬間移動はしない。
副場所
職員居住区のボルドの部屋(午前)。ベッド・テーブル・飲水用コップ・手入れ中の工具。共同浴場は存在する生活設備として言及のみで、実際の入浴場面はない。倉庫や管制室の室内は今回映らない。
空間構造
- 出入口: ボルド室の扉→居住区通路→F-03勤務地点。公式非常乗降場の補助機械室を集合・打合せ位置とし、現場通路へ出る。厳密な経路・移動所要は未記載。
- 高低差: 保守設備は複数層・通路がある。試験境界は主管沿いの既設弁で定義し、概念図の上下を実標高とみなさない。M17タンクは倉庫より高所、大気開放タンク以降は自然流下。
- 人物の配置: 午前はボルド単独→機械室は三人。C上流HV-003はボルド、下流HV-004は澪。レイカは加圧・初期観測時に枝側PG-01/02を確認し、ボルドの巡回前に上流側へ戻って15・20分の上流報告を担う(9-3の省略移動)。ボルドはM17根元弁とHV-003の間を移動し、C側継ぎ目を点検。BではボルドHV-002、澪HV-003のB側、レイカは指揮・移動。終盤三人がM17根元弁前に再合流、レイカがしゃがむ、澪は立ち枝側管へ触れる、ボルドは根元弁を戻した後に発話。
- 設備の配置: 主管:HV-001—A—HV-002—B—HV-003—C(M17分岐あり)—HV-004—D—HV-005—下流居住区。M17枝:HV-01→PG-01→HV-02→FCV-01→PCV-01→PG-02→濾過→タンク→HV-03→倉庫方向の管(作者資料に機器補助点あり)。
- 見える範囲: 機械室の三人と端末、保守通路で手元の弁・計器・継手、近傍の既設・増設管。B/Cの圧力計を一画面で不可能な配置にしない。
- 見えない範囲: 旧保安・保守倉庫36人、M17最終使用先、他管の裏に隠れた下流の全経路、管制室内部の判断者。
- 逃げ道・移動経路: 保守通路を介しHV-004→HV-002の器具運搬、HV-003のC側→B側の器具再接続、M17根元弁の開度復元を行う。搬送・接続の実分時と通路距離は作者用資料で管理。
- 閉鎖/開放状態: C観測はHV-003/004/M17-HV-01閉止、B観測はHV-002/003閉止、C側の隔離/運用復帰の状態を持つ。終幕は対象弁を運用状態へ復帰、M17も元の開度へ。弁操作は管制申請対象内。
環境状態
- 温度: 居室は安全な生活空間として描く。保守通路は機械熱のある環境。具体℃は未設定。
- 湿度: 生活域は落ち着いた通常の湿気。M17の滲みはC側接続部の局所に限る。
- 光: 居室は生活照明。補助機械室・保守通路は計器可読の実用灯。現画像の開口状の明るい背景・暖色反射は今回表現として許容し、窓位置・自然光経路・時刻による影の角度は固定しない。
- 音: 水を注いで飲む音、工具袋・注油、保守通路の機械低音、骨伝導通信、ポンプ加圧・停止、弁ハンドル、端末操作。
- 振動: M17枝側の微振動は復旧後の触覚で認識。異常振動ではない。
- 匂い: 部屋の生活臭と工具油、通路の機械油・湿った金属(演出候補)。新規有害ガスを追加しない。
- 汚れ: 使用済み工具の清掃済み表面、古い床・既設管の補修跡、新設管の比較的新しい表面。継手の小さな濡れ跡。
- 人の密度: 描写される人物は三人だけ。管制官は通信の承認として存在し、画面に現れない。
- 稼働中の設備: 給水主系、区間試験ポンプ、圧力計、管制通信、濾過・タンクへ続くM17系統。ポンプは保圧観測中停止・接続閉。
- 故障・仮設・補修痕: M17-C側継手の微滲み、過去のD弁座部品交換・継手増し締め痕、仮設TEST-PG-U/D、試験ポンプ。新規破裂・補助保守かごの故障なし。
3-6. 登場人物・登場物
| 人物 | 年齢 | 所属・立場 | 開始時の状態 | 所持品・装備 | この場面での目的 |
|---|---|---|---|---|---|
| ボルド | 50代/身長185cm | 外壁共同体出身・現場技術者/都市側試験への協力者 | 第2日後の作業疲労、都市側での安定した暮らしと倉庫仲間への責任に迷う | 使い込んだ作業着・作業靴、工具袋、モンキーレンチ、プライヤー、隙間ゲージ、注油用品、現場で骨伝導イアーピース | 安全に試験を進め、現場の仕事をこなし、共同体の露見を避けたい |
| 篠宮レイカ | 14歳/身長150cm | 昇降局若年技術職員/試験計画・進行担当 | 前日の疲れと作業を終える焦り、合理的な優先順位を学びつつある | 白い昇降局作業着、作業靴、端末、骨伝導イアーピース、必要な作業機材 | 第3日C/Bでデータを集め、最終第4日までの計画を立てる |
| 水無瀬澪 | 19歳 | 選別局職員/下流操作・観察・記録担当 | 前日のM17現物調査を楽しみ、清書済み図面を共有したい | 黒い選別局作業着、作業靴、端末(清書図・共有ファイル)、骨伝導イアーピース、仮設圧力計の運搬 | C/B計測を実施し、設備の背後にいる不明な使用者を気遣う |
非登場だが影響する人物・組織
- ナギ(29歳)/昇降局: 第3日も管制側の責任、若年職員の監督・業務範囲管理を担い、信頼するボルドへ現地の見守り・実務支援を任せる。AGでは直接登場・発話なし。12:55の申請と13:57の移行確認は当日判断として確定するが、匿名の承認信号の送信者をナギ本人と断定しない。具体勤務時刻・記録番号は未記載。
- 昇降局・管制: 12:55の区間と時間に関する申請承認、13:57のBへの移行確認、既知の下流使用先の受水再開連絡、M17未補修滲みの報告を受ける。未確認の倉庫使用先を把握したことにはしない。
- 外壁共同体36名(ヒナセ、カガリ、ミネ、ショウら): M17→500L級タンク→倉庫の生活側受益者。場面には出ず、試験中の具体的な残水・行動・影響は未確定。
- 都市側の下流既知使用先: 復旧時の受水再開を管制へ通知。共同体の倉庫とは別の把握対象。
重要な物品・設備
| 名称 | 所有者・管理者 | 開始時の位置 | 状態 | シーン中の役割 | 終了時の位置 |
|---|---|---|---|---|---|
| 居室備付ベッド・テーブル・水コップ | 職員居住区備品/ボルド利用 | ボルド室 | 古いが居住に足る | 都市側の生活の居心地を短い動作で描く | 同室 |
| モンキーレンチ・プライヤー・隙間ゲージ・工具袋 | ボルド携行 | ボルド室 | 前日清拭・当日注油点検 | ボルドの仕事への責任と葛藤の導入 | 工具袋ごと現場へ。終幕の携行位置は未指定 |
| 澪の清書系統図 | 澪作成、正式台帳の承認状況不明 | 澪の端末 | M17下流の現認分と未確認注記あり | 第2日発見を第3日の共有情報に変換 | 端末・共有済みファイル |
| FW-F03-HV-002 | 都市側主管既設 | A/B共用境界 | B開始前は通常状態 | B上流隔離・計器位置 | 通常運用に復旧 |
| FW-F03-HV-003 | 都市側主管既設 | B/C共用境界 | C上流→B下流境界 | C閉止後、B試験でも閉止。C側計器をB側へ付け替える | 通常運用に復旧 |
| FW-F03-HV-004 | 都市側主管既設 | C/D共用境界 | C下流試験境界 | C下流閉止・圧力計付、B移行時に復旧・計器撤去 | 通常運用に復旧 |
| FW-F03-M17-HV-01 | 都市側の既設根元仕切弁、下流増設管理者不明 | Cからの分岐根元 | 試験前は流通、C時に閉止 | C枝の隔離候補、C側継手の滲み、終幕の開度復元 | 元の運用開度に復旧。C側滲み未補修 |
| TEST-PG-U | 仮設試験機材/各試行の上流役割名 | C:HV-003のC側。B:HV-004からHV-002へ運んだ別の一台 | 接続時0.57MPa、試験時指定値。1秒自動記録・所定手動照合実施 | Uは製造番号ではない。C上流の物理計器はBではDへ役割変更 | 撤去後、会話前に二台とも安全な置き場所または携行ケースへ収納 |
| TEST-PG-D | 仮設試験機材/各試行の下流役割名 | C:HV-004のC側。B:HV-003のC側からB側へ付け替えた一台 | C/B下流観測。1秒自動記録・所定手動照合実施 | C下流の物理計器は澪がHV-002へ運び、BではUへ役割変更 | 撤去後、会話前に二台とも安全な置き場所または携行ケースへ収納 |
| TEST-P/TEST-HV-P | 仮設試験班 | C用指定位置からB用指定位置へボルドが接続切替 | 加圧時稼働、観測時停止・接続閉。隔離・局所排圧・再接続・充水排気・安定化を実施 | 区間別圧力調整。具体接続座標・口金形式・搬送秒数は未記載 | 圧力調整・接続隔離・機材撤去と運用復帰を実施済み |
| M17新設枝側機器 | 外壁側施工/都市側の管理不明 | 根元弁より下流 | 調量・減圧・濾過・貯水・自然流下、濾過入口許容0.5MPa | 澪の清書図、C側隔離の安全影響 | 現地据付継続。復旧後枝側微振動 |
| 大元タンク | 外壁共同体/都市側から管理不明 | M17濾過装置下流、倉庫より高所 | 500L級・大気開放・貯水あり(具体水位不明) | 補給停止と倉庫受水停止を区別させる緩衝設備 | 同位置・具体水位未確定 |
| レイカ端末・試験結果 | 昇降局側試験班 | 機械室→現場 | C低下、B保持、C再確認・A予定を表示 | 試験結果と保留判断 | 終幕、レイカ手元で翌日予定と未解決項目を表示 |
3-7. 前シーンからの引継ぎ
身体状態
- レイカは第2日の歩行・点検による疲労を抱えるが新規負傷なし。第3日も作業後しゃがむ程度の疲れを描く。ナギの監督・業務範囲管理とボルドの現地支援を第3日も継承する。具体勤務時刻等だけを未記載とする。
- 澪は第2日の調査後に清書を完了。体調悪化・怪我の追加なし。
- ボルドは工具を手入れして翌日再使用できる状態。居住区で食事・休息できる生活基盤はあるが、実睡眠時間は不明。
感情状態
- 05-AFでは澪の好奇心とレイカの軽い笑い、ボルドの複雑な沈黙が終幕。05-AGではボルドの葛藤が独白として示され、澪は『知らせたい』へ進む。レイカは楽観的解決を避ける。
人間関係
- 三人には連日現場に立つ同僚的信頼と軽口が成立している。ボルドは都市側の少女たちに情を抱きつつ、倉庫の仲間への帰属を捨てられない。
情報・認識
- M17下流の濾過許容入口0.5MPa、タンク、終点不明まで確認。澪は05-AFの現認情報を清書。ボルドの『正・副・予備』説明は事実として検証されていない。
- レイカのC試験は第2日未実施。M17-HV-01の水密性・停止影響は前話終了時点で未検証。
所持品・衣装
- 澪は黒の選別局作業着、端末/図面。レイカは白の昇降局作業着、端末。ボルドは使い込んだ作業着・工具袋。三人の現場通信は骨伝導イアーピース。
技術・設備状態
- 05-AEでD区間は補修後に20分0.7MPa表示保持、その後運用復旧。05-AFではM17-HV-01未閉止、下流機器は現用で濾過装置0.5MPa許容という物理条件。
- 第3日はC内M17枝を隔離する工程を設定。C→Bの計器付替えは既存試験計画の『両計器は区間内』『持ち回り可能』に沿う必要あり。
責任・小物の継承(今回採択)
ナギが管制側責任と若年職員の監督・業務範囲管理、ボルドが現地見守り・実務支援、レイカが技術進行と異常時の現場判断、澪が測定・記録等を担う。前日のD承認をC/Bの既承認として流用せず、12:55と13:57の当日承認を記録する。ボルドの正式職員化・資格追加や第四の同行者は設定しない。
本文どおり澪とボルドは撤去計器を手にM17へ歩き、会話に入るまでに二台を安全な置き場所または携行ケースへ収めた。収納は省略動作であり、移動中ずっと持つ手やケースの寸法・常設位置は未設定。
未解決の行動
- A/B/C試験の残区間、C試験時のM17停止影響、旧図と現物差の原因調査、M17末端使用先確認、D初回低下の真因、C根元弁の水密性、共同体の露見とボルドの帰属選択。05-AGで全部解決したと扱わない。
4. シーン目的
4-1. 中心変化
開始
M17が現役使用の枝であることまでは分かったが、区間C/Bはまだ試験していない。ボルドは都市側への愛着と倉庫側への責任の板挟みを既に自覚しており、その事情を二人へ明かしていない。
終了
Cの低下・微滲みとBの表示保持を得た一方、澪は未知の使用者への連絡を考える。ボルドは工程を理由に踏込みを抑えようとする。澪の今後の行動も優先順位も未決で、レイカはA予定とC/M17未解決事項を並べて考え続ける。
設備を測る仕事 → 設備の向こうの誰かを気にし、三人の立場の差が表面化する仕事。
4-2. 感情変化
ボルド
- 開始時: 都市側の飯・寝床・仕事、少女たちへの情と、倉庫仲間への責任が衝突。
- 刺激: 清書されたM17系統、C側継手の滲み、澪の『知らせたい』。
- 反応: 役割を果たし結果を報告する一方、内心で『おいおい…』、日程という正論で流れを変える。
- 認識: 配管を隠せても、見知らぬ使用者への思いやりまでは止められない。
- 判断: 倉庫の秘密は発話しない。まず区間Aを優先させようとする。
- 終了時: 同行者への情は維持、責任と警戒を抱えたまま帰属先の判断を先送りする。
篠宮レイカ
- 開始時: C/Bを第3日中に観測し、第4日までにひとまずデータを集めたい。
- 刺激: C低下・微量滲みとB保持、澪の試験外の提案、残り一日の指摘。
- 反応: Cは現認・記録にとどめてBへ進み、最後に笑いながら優先順位に迷う。
- 認識: 発見した問題をすべてこの枠で修理するとAへ届かない。
- 判断: 直ちに分解再試験をしない。AとC/M17未解決を端末に並べる。
- 終了時: 業務は進んだが、予定と問題解決の両立に迷う。
水無瀬澪
- 開始時: 設備を見て清書することに関心が強く、M17の先を知らない。
- 刺激: 実際にC側から水が滲み、管が再び微振動している。
- 反応: 漏出量を目で評価し、『誰かへ知らせた方がいいのかな』と口に出す。
- 認識: 管は誰かが苦労して引いたもので、使用者が困るかもしれない。
- 判断: ただ記録するだけでなく使用者への連絡の必要を提起する。正式通報実施までは進まない。
- 終了時: 未知の使用者への関心が具体的な気遣いに変わる。
4-3. 関係変化
- 澪→ボルド: ボルドの『正・副・予備』説明を部分的に受け入れたうえで、善意から管理者への知らせを提案する。ボルドの予想とは反対に秘匿リスクが増す。
- レイカ↔澪: 技術課題優先と使用者への気遣いは異なるが、笑いを交えた信頼関係は継続。レイカの軽口は嘲笑ではない。
- ボルド↔レイカ: ボルドは現場の時間管理という正当な支援を継続し、内心の利害は隠す。レイカは判断材料として受け取る。
4-4. 情報開示
視聴者へ新たに開示する情報
- 技術観測:Cの低下・微滲みとBの表示保持。 Cは0.70→0.57MPaで横ばいとなり、M17-HV-01のC区間側継ぎ目に微量の外部滲みを観測。Bは今回条件で20分0.70MPa表示保持。微滲みとC低下の因果は未証明。
- 人物の認識:ボルドの帰属葛藤と、澪の善意が秘匿へ迫ること。 都市の寝床・飯・仕事・少女たちへの情と倉庫仲間への責任の衝突は冒頭独白から提示される。澪の連絡提案をボルドが抑えようとするが、止め切ったとも、帰属を決めたとも描かれない。
作中人物だけが得る情報
- 試験用二台の1秒自動記録、所定時点・異常・操作時の手動照合など、観客へ全量を提示していない取得記録を担当に応じて取得・管理する。三人全員が全データを解析済みとはしない。
- 本文で聞こえる代表値・滲み・復旧や、観客に提示するボルドの独白を「人物だけの情報」に分類しない。
| 情報 | 観客 | 澪・レイカ | ボルド | 管制 |
|---|---|---|---|---|
| C/Bの本文で報告された表示値・滲み・復旧 | 提示される | 共有 | 共有 | 報告結果・未補修箇所を受領。全秒ログ受領までは未提示 |
| 取得済み記録の全数値・計器詳細 | 全量は未提示 | 役割に応じ取得・管理。全員の解析完了とはしない | 同左 | 全データ受領・解析は未提示 |
| ボルドの都市への情・帰属葛藤 | 独白で提示 | 内心の内容は未共有 | 冒頭から自覚 | 本場面で共有した根拠なし |
| M17の先の共同体 | 既存場面から知る | 終点・管理者は未確認 | 倉庫へつながると確信。全路実測とは別 | 倉庫使用者を把握済みとはしない |
| Cの真因・第4日の優先判断 | 未確定 | 未決 | 未決 | 確定判断として受領していない |
画面には存在するが説明しない情報
- 使える居住区の水・寝床・工具。保守通路の既設と新設が混在する配管。M17根元継ぎ目のごく局所的な湿り。レイカの端末画面に重なるA予定とC/M17未解決。
今回は開示しない情報
- C圧力低下・0.57MPa収束の一意の機構。M17下流の倉庫の位置と36人の正体の都市側認知。正・副・予備の実在。M17の正式な管理者/許可書。Bの長期健全性、Aの試験結果。ボルドの帰還先の結論。
4-5. 思想・主題
同じ配管を守る行為であっても、誰を守るかで最善手は変わる。
- レイカには時間内に作業範囲の記録を残す責任がある。
- 澪には見知らぬ施工者・使用者の困りごとが見える。
- ボルドには都市側で生まれた関係と、昔から守る共同体の両方がある。
- 極小の滲みは大事故としてではなく、三人の正しさの食い違いとして機能する。
4-6. 制約と代償
実行可能な選択肢
- 第3日はC/Bを観測・記録し、滲みを管制へ引き継ぐ。Cで分解・調整後の再試験を直ちに実施する。第4日のAを優先する。M17使用先を追加で追う。倉庫側給水への影響が分かる範囲で時間を制御する。
選ばなかった選択肢
- Cで見つけたM17継手をその場で分解・補修して再試験する。未知の使用者に即時連絡する。ボルドが共同体を明かす。Bの20分保持だけで調査全体を完了とする。
選べなかった理由
- 給水停止・試験・復旧には13〜16時の制限と内数の復旧予備があり、三名体制・区間移設も必要。通常復旧は15:30まで、予備30分を確保した。復旧後の徒歩観察・記録・会話は16:00以降も可能。分解・再試験を始めるとBや第4日のA準備を圧迫する。M17の正式使用先・連絡先は都市側二人には分からない。
選択の代償
- C原因未特定、継手の湿り未補修、M17管理者・停止影響は未解決で残る。ボルドは秘匿のため澪との知識差を維持し、後で信用の問題を生みうる。
5. シーン構造
5-1. 導入
- 最初に見えるもの: 簡素だが雨風を防げるボルドの部屋、コップと水、並べた工具。
- 最初に聞こえるもの: コップへ水を注ぐ音、工具を数え手入れする音。
- 最初の人物行動: 飲水、着替え、工具点検。隙間ゲージを触ったとき二つの帰属先を思う。
- 視聴者が抱く疑問: ボルドは都市側へ居続けるのか、倉庫の仲間へ戻るのか。秘密をどこまで守れるのか。
5-2. 展開
- 状況の変化: 午前の方針協議でC/B観測優先を決める。午後Cの低下、M17の滲み、Bへの移行、Bの保持。
- 圧力の増加: 文字通りC試験の圧力が落ち、未補修の箇所と使用先不明が浮かび上がる。時間内の試験工程は進むが判断は難しくなる。
- 情報の提示: 澪の注記付き系統図、C表示履歴、C側湿り、B保持、受水再開の連絡。
- 人物の反応: レイカは原因究明へ逸れず工程を継続。澪は使用者を気遣い、ボルドは表向き時間の助言で返す。
5-3. 転換点
M17の滲みを見て、澪が『予備の配管が漏れてること、教えてあげた方がいいのかな…』と提案する瞬間。 技術的な観測事実が、匿名の人間へつながる関心に変化する。ボルドには05-AFで与えた説明が予期しない行動を呼んだと分かる。
5-4. 終結
- 最後の行動: レイカが端末に翌日のA予定、その下にC再確認・M17未解決事項を表示し、しばらく画面を見る。
- 最後のセリフ: レイカ「それ、ほんと難しい」
- 最後の音: 管の微かな流れと通路の保守環境音、端末の小さな操作音を候補とする。新たな警報・破裂はない。
- 最後の画: 残日程と未解決の行が並ぶ端末を見つめるレイカ。M17継手には微量の濡れ跡、奥に澪とボルドの距離感。
- 残る感情: 第3日は進んだがすべては解決していない。知識差を抱えた三人のそれぞれの正しさ。
5-5. 次シーン接続
物理的接続
- 第3日15:30までにC/B試験と通常復旧を完了し、予備30分を確保。Cは0.57MPa横ばいとM17滲みを記録、Bは20分0.7MPa表示保持。機材を撤去し、計器は本文どおり手持ちで移動後、会話前に安全収納。M17は元の運用開度へ戻す。会話終了・帰還の実分時は未提示で、第4日A試験は予定のみ。
感情的接続
- ボルドの帰属は未選択。澪は未知の使用者への気遣いを表明し、レイカは優先順位の重さを感じている。
情報的接続
- Cの数値と滲み位置、Bの保持記録、澪の系統図注記、管制の受領事実、M17未補修と使用先不明を次の正本へ渡す。
未解決の問い
- Cの収束は漏れ・境界弁・補給・計器条件の何によるのか。M17-HV-01はどの程度水密か。枝先を誰が管理しているか。補給停止が倉庫に与えた影響。最終第4日、AとC/M17のどちらを優先するか。
6. シーン内容
定義
完成映像として、ユーザーが2026-10-25に提示した05-AG『障害』最終本文を全文保存し、採択済みM-01の系統図説明一文だけ校訂する。冒頭の場面設定、全92発話(レイカ41・澪25・ボルド26)、ボルドの12内心、間・数値・時刻・動作順は維持。省略工程・責任・時間条件は管理欄へ置き、本章に説明を追加しない。
記述ルール
- 短文・適切な改行・行動先行を原文に従う。
- 台詞を省略せず、記号・読点・数値・時刻・内心(括弧)を保持する。
- 視線、距離、手、通信、試験と復旧の順を変えない。
- 未発話の感情を三人の共通知識にしない。
推奨順序
空間 → 人物配置 → 行動 → 反応 → セリフ → 結果 → 次の変化。 今回はボルド室→機械室→C計測→B計測→M17根元での会話と端末の余韻。
本文
試験3日目の午前中。職員居住区・ボルドの部屋にて。
部屋の中は、簡素な備え付けのベッド、テーブル。
古くはあるが、雨風を防ぐには十分。
ボルドはコップに水を汲み、飲む。
使える時間は限られているが、共用浴場もある。
ボルドは着慣れた作業着に着替え、工具を取り出し、数える。
工具を触りつつ、昨日のことを振り返る。
(M17の分岐の先は避難場所にしていた倉庫だ)
(水を引き、そのまま住む気か)
(いつまでも隠しておけるわけはねぇ)
昨日の作業後片付けたときに水分や油分は拭き取っている。
モンキーレンチやプライヤーの可動部分に注油をする。
工具本体を確認して、工具袋に戻していく。
隙間ゲージを触る。
(このままここに居るべきか、戻るべきか)
(ここは居心地がいい)
(飯も寝床もある。仕事もできる)
(あの小娘たちにも、情が湧いちまった)
(……だからって、向こうの連中を放っておくのか)
(それが良いのか、悪いのか)
(板挟みだ、くそっ)
工具袋を持って、現場へと向かうため部屋を出る。
F-03公式非常乗降場の補助機械室。
レイカと澪は既に来ている。
レイカは白の昇降局の作業着、澪は黒の選別局の作業着。
レイカと澪はボルドが来たことに気付く。
レイカ「揃ったところで、今日の打ち合わせ」
「今日できれば、区間Cと区間B、終わらせておきたい」
ボルド「そうだな」
澪「もし、何かしら問題が出たら?」
レイカ「出足をくじくね…」
「その時も変わらない。噴き出す、とか、滲むとか、その場所を控えておくだけ」
澪「明日?」
レイカ「そう、明日確認する。明日で一旦データを取りきることが目標」
ボルド「昨日みたいに、怪しい箇所の分解点検はやっても明日ってことだな」
レイカ「そうなる」
ボルド、頷く。
(M17の先を追わずに済むんなら、こっちとしても楽だ)
澪「昨日の系統図、清書してきた」
澪は端末を操作し、図面のファイルを共有する。
M17-HV-01の先にブルドン管圧力計が付き、配管は仕切弁、調量弁、減圧弁を経て、濾過装置へ至る。
濾過装置からは大元タンクがあり、下流の配管には仕切弁、高所の空気抜きがある。
補助保守かご近辺まで記載がある。
メモで補足もある。
『配管はF-03公式非常乗降場方面へ延びている』
『終点は未確認』
『HV-005下流の居住区へ向かう既設配管群との接続関係不明』
午後。
上流側FW-F03-HV-003近く。
レイカとボルドが上流側HV-003の位置から始め、澪が下流側HV-004の操作を担当する。
三人は、骨伝導イアーピースで会話をする。
レイカ、端末の時計を見る。12:55。
管制に試験条件を申請する。
レイカ「HV-002からHV-003、HV-004までを断続的に開閉する」
「M17分岐の現用設備はタンクまで確認済み。最終使用先は未確認。M17-HV-01を区間Cの隔離境界とする」
「試験圧0.7MPa。13時開始を申請」
承認の合図がある。
レイカ「おじさんは、まずM17-HV-01を閉にして」
「澪はHV-004を閉」
間。
ボルド「M17-HV-01、閉。これからHV-003まで戻る」
澪「HV-004は閉」
レイカ「接続部を局所排圧して、圧力計を取り付けて」
ボルド「仮設圧力計TEST-PG-Uも接続完了。今は0.57MPa」
澪「仮設圧力計TEST-PG-Dも接続完了。こちらも変わらず0.57MPa」
レイカ「排気と補水は?」
ボルド「高所の排気と補水は完了、後はHV-003を閉にする」
間。
ボルド「HV-003も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」
澪「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」
ボルド「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」
レイカ「試験開始、これから20分」
間。
澪「2分経過だけど、0.64。落ちてる」
ボルド「こちらも0.64」
レイカ「えー、少し様子を見る」
間。
澪「5分経過、0.6」
ボルド「同じく0.6。どっかから抜けてないか?」
レイカ「ゆっくり落ちてる」
間。
澪「8分経過、0.57」
ボルド「上流側0.57。戻った」
間。
澪「10分経過、0.57。変わらず。」
ボルド「上流側0.57で変化なし。漏れ箇所を探してみる」
レイカ「もう横ばい、かな。念のため後10分待つ」
間。
ボルド「M17-HV-01、区間C側の継ぎ目で微量の滲み発見」
レイカ「量は?」
ボルド「跡が残ってる程度。濡れてる。量は不明」
澪「そして、そろそろ15分経過。0.57。変わらず。」
レイカ「上流側も0.57で変わらず」
間。
澪「20分経過。0.57。変わらず。」
レイカ「上流側も0.57で横ばい」
レイカ「外から確認できたのは一か所、か」
ボルドはHV-003の位置に戻ってくる。
ボルド「一通り見たがM17の継ぎ目部分だけだ」
レイカ、頷く。
レイカの端末の時間は13:57。
レイカはC区間の結果とM17の滲みを管制へ報告し、予定していた区間Bへの移行を確認する。
管制から承認の合図がある。
レイカ「澪はHV-004を復旧。そのまま圧力計も外して」
「HV-004の圧力計はHV-002の圧力計として使うから、外したらおじさんに渡して」
ボルド「HV-003は外さなくていいのか?」
レイカ「計器はそのまま使う。HV-003の区間B側へ付け替えて」
「接続部だけ局所排圧して。区間C側とは取り違えないでね」
ボルド「圧力計は区間B側に付け替えた」
レイカ「こっちは、HV-002へ移動する」
「おじさんはHV-002に到着し次第、高所の排気と補水お願い」
間。
澪「HV-004は復旧。圧力計を渡しにいく」
レイカ「うん、その後澪は、HV-003へ。HV-003は今閉の状態。圧力計は区間B側にある」
間。
澪がHV-002の近くに来て、ボルドに圧力計を渡す。
受け取ったボルドは接続部を局所排圧して圧力計を接続する。
間。
ボルド「澪から受け取った。TEST-PG-Uとして接続完了。今は0.57MPa」
澪「HV-003に戻った。HV-003は閉を確認、TEST-PG-Dは0.57MPa」
レイカ「大丈夫そうだね。HV-002閉にして、加圧開始!」
間。
ボルド「HV-002も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」
澪「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」
ボルド「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」
レイカ「区間Bの試験開始、これから20分」
澪「5分経過、0.7」
ボルド「同じく0.7」
レイカ「保ってる」
間。
澪「10分経過、0.7」
ボルド「同じく0.7。横ばいだ」
間。
澪「15分経過、0.7」
ボルド「同じく0.7。落ち着いている」
間。
澪「20分経過、0.7」
ボルド「同じく0.7。順調だったな」
レイカ「試験終了。初めて何もなかった…」
澪「区間Bは健全みたいだね」
レイカ「うん、明日終わる目途がついた」
レイカ「さて、後片付け。澪はHV-003、おじさんはHV-002、それと最後にM17-HV-01」
HV-002を復旧したボルド、HV-003を復旧した澪。
それぞれ、接続口の隔離・局所排圧をし、圧力計を取り外し手に持つ。
現場の復旧を終えた澪とボルドを含め、三人、M17-HV-01へ向かう。
管制からも、下流の使用先で受水が再開したとの連絡が入る。
ボルドがM17-HV-01を元の開度へ設定する。
レイカはM17の滲みを未補修の確認事項として記録し、管制へ報告する。
レイカはしゃがみ込み、その様子を見ている。
澪は傍らに立ち、漏れの跡を見る。
継ぎ目から滲んだ水が、配管の表面をわずかに濡らしている。
M17の先に続く配管に触れている澪の指先に、ごく微かな振動が伝わる。
澪「漏れてはいるけど、見た目にはそんな大した量じゃないよね」
レイカ「そりゃあそうだね。また弁座の内部リークかな?」
ボルド「それはあり得る。また明日、分解してみるか?」
レイカ「うーん、データを見て考える」
澪「もともと封止されていたんだっけ?」
レイカ「更新前の図面ではね」
澪「M17の先は真新しいから、無理な増設がたたったのかもね」
レイカ「あり得るなぁ」
澪、言い出し辛そうに。「予備の配管が漏れてること、教えてあげた方がいいのかな…」
レイカ、笑う。「それって試験関係ないけど」
「いざってときに出ないと困るから?」
澪「うん、せっかく引いたのにって」
ボルド(おいおい…)
ボルド「残りは後1日だぞ。まずは区間Aじゃないのか?」
「分解して再試験したら、区間Aは難しくなる」
レイカ、力なく笑う。「それ、ほんと難しい」
端末に、明日の区間Aの予定を表示する。
その下には、区間Cの再確認と、M17分岐の未解決事項が残っている。
レイカはしばらく画面を見つめている。
7. セリフ管理
7-1. 発話順一覧
第6章の全直接話法を出現順に抽出。一行に続く「」も原文どおり個別発話として採番。内心(丸括弧)、端末注記(『』)、通信・管制の無言の合図は直接話法に数えない。
| 順 | 発話者 | 原文のセリフ | 場面・作用 |
|---|---|---|---|
| 001 | レイカ | 「揃ったところで、今日の打ち合わせ」 | 午前:補助機械室 |
| 002 | レイカ | 「今日できれば、区間Cと区間B、終わらせておきたい」 | 午前:補助機械室 |
| 003 | ボルド | 「そうだな」 | 午前:補助機械室 |
| 004 | 澪 | 「もし、何かしら問題が出たら?」 | 午前:補助機械室 |
| 005 | レイカ | 「出足をくじくね…」 | 午前:補助機械室 |
| 006 | レイカ | 「その時も変わらない。噴き出す、とか、滲むとか、その場所を控えておくだけ」 | 午前:補助機械室 |
| 007 | 澪 | 「明日?」 | 午前:補助機械室 |
| 008 | レイカ | 「そう、明日確認する。明日で一旦データを取りきることが目標」 | 午前:補助機械室 |
| 009 | ボルド | 「昨日みたいに、怪しい箇所の分解点検はやっても明日ってことだな」 | 午前:補助機械室 |
| 010 | レイカ | 「そうなる」 | 午前:補助機械室 |
| 011 | 澪 | 「昨日の系統図、清書してきた」 | 午前:補助機械室 |
| 012 | レイカ | 「HV-002からHV-003、HV-004までを断続的に開閉する」 | 午後:区間C |
| 013 | レイカ | 「M17分岐の現用設備はタンクまで確認済み。最終使用先は未確認。M17-HV-01を区間Cの隔離境界とする」 | 午後:区間C |
| 014 | レイカ | 「試験圧0.7MPa。13時開始を申請」 | 午後:区間C |
| 015 | レイカ | 「おじさんは、まずM17-HV-01を閉にして」 | 午後:区間C |
| 016 | レイカ | 「澪はHV-004を閉」 | 午後:区間C |
| 017 | ボルド | 「M17-HV-01、閉。これからHV-003まで戻る」 | 午後:区間C |
| 018 | 澪 | 「HV-004は閉」 | 午後:区間C |
| 019 | レイカ | 「接続部を局所排圧して、圧力計を取り付けて」 | 午後:区間C |
| 020 | ボルド | 「仮設圧力計TEST-PG-Uも接続完了。今は0.57MPa」 | 午後:区間C |
| 021 | 澪 | 「仮設圧力計TEST-PG-Dも接続完了。こちらも変わらず0.57MPa」 | 午後:区間C |
| 022 | レイカ | 「排気と補水は?」 | 午後:区間C |
| 023 | ボルド | 「高所の排気と補水は完了、後はHV-003を閉にする」 | 午後:区間C |
| 024 | ボルド | 「HV-003も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」 | 午後:区間C |
| 025 | 澪 | 「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」 | 午後:区間C |
| 026 | ボルド | 「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」 | 午後:区間C |
| 027 | レイカ | 「試験開始、これから20分」 | 午後:区間C |
| 028 | 澪 | 「2分経過だけど、0.64。落ちてる」 | 午後:区間C |
| 029 | ボルド | 「こちらも0.64」 | 午後:区間C |
| 030 | レイカ | 「えー、少し様子を見る」 | 午後:区間C |
| 031 | 澪 | 「5分経過、0.6」 | 午後:区間C |
| 032 | ボルド | 「同じく0.6。どっかから抜けてないか?」 | 午後:区間C |
| 033 | レイカ | 「ゆっくり落ちてる」 | 午後:区間C |
| 034 | 澪 | 「8分経過、0.57」 | 午後:区間C |
| 035 | ボルド | 「上流側0.57。戻った」 | 午後:区間C |
| 036 | 澪 | 「10分経過、0.57。変わらず。」 | 午後:区間C |
| 037 | ボルド | 「上流側0.57で変化なし。漏れ箇所を探してみる」 | 午後:区間C |
| 038 | レイカ | 「もう横ばい、かな。念のため後10分待つ」 | 午後:区間C |
| 039 | ボルド | 「M17-HV-01、区間C側の継ぎ目で微量の滲み発見」 | 午後:区間C |
| 040 | レイカ | 「量は?」 | 午後:区間C |
| 041 | ボルド | 「跡が残ってる程度。濡れてる。量は不明」 | 午後:区間C |
| 042 | 澪 | 「そして、そろそろ15分経過。0.57。変わらず。」 | 午後:区間C |
| 043 | レイカ | 「上流側も0.57で変わらず」 | 午後:区間C |
| 044 | 澪 | 「20分経過。0.57。変わらず。」 | 午後:区間C |
| 045 | レイカ | 「上流側も0.57で横ばい」 | 午後:区間C |
| 046 | レイカ | 「外から確認できたのは一か所、か」 | 午後:区間C |
| 047 | ボルド | 「一通り見たがM17の継ぎ目部分だけだ」 | 午後:区間C |
| 048 | レイカ | 「澪はHV-004を復旧。そのまま圧力計も外して」 | 13:57以降:区間B |
| 049 | レイカ | 「HV-004の圧力計はHV-002の圧力計として使うから、外したらおじさんに渡して」 | 13:57以降:区間B |
| 050 | ボルド | 「HV-003は外さなくていいのか?」 | 13:57以降:区間B |
| 051 | レイカ | 「計器はそのまま使う。HV-003の区間B側へ付け替えて」 | 13:57以降:区間B |
| 052 | レイカ | 「接続部だけ局所排圧して。区間C側とは取り違えないでね」 | 13:57以降:区間B |
| 053 | ボルド | 「圧力計は区間B側に付け替えた」 | 13:57以降:区間B |
| 054 | レイカ | 「こっちは、HV-002へ移動する」 | 13:57以降:区間B |
| 055 | レイカ | 「おじさんはHV-002に到着し次第、高所の排気と補水お願い」 | 13:57以降:区間B |
| 056 | 澪 | 「HV-004は復旧。圧力計を渡しにいく」 | 13:57以降:区間B |
| 057 | レイカ | 「うん、その後澪は、HV-003へ。HV-003は今閉の状態。圧力計は区間B側にある」 | 13:57以降:区間B |
| 058 | ボルド | 「澪から受け取った。TEST-PG-Uとして接続完了。今は0.57MPa」 | 13:57以降:区間B |
| 059 | 澪 | 「HV-003に戻った。HV-003は閉を確認、TEST-PG-Dは0.57MPa」 | 13:57以降:区間B |
| 060 | レイカ | 「大丈夫そうだね。HV-002閉にして、加圧開始!」 | 13:57以降:区間B |
| 061 | ボルド | 「HV-002も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」 | 13:57以降:区間B |
| 062 | 澪 | 「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 063 | ボルド | 「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」 | 13:57以降:区間B |
| 064 | レイカ | 「区間Bの試験開始、これから20分」 | 13:57以降:区間B |
| 065 | 澪 | 「5分経過、0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 066 | ボルド | 「同じく0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 067 | レイカ | 「保ってる」 | 13:57以降:区間B |
| 068 | 澪 | 「10分経過、0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 069 | ボルド | 「同じく0.7。横ばいだ」 | 13:57以降:区間B |
| 070 | 澪 | 「15分経過、0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 071 | ボルド | 「同じく0.7。落ち着いている」 | 13:57以降:区間B |
| 072 | 澪 | 「20分経過、0.7」 | 13:57以降:区間B |
| 073 | ボルド | 「同じく0.7。順調だったな」 | 13:57以降:区間B |
| 074 | レイカ | 「試験終了。初めて何もなかった…」 | 13:57以降:区間B |
| 075 | 澪 | 「区間Bは健全みたいだね」 | 13:57以降:区間B |
| 076 | レイカ | 「うん、明日終わる目途がついた」 | 13:57以降:区間B |
| 077 | レイカ | 「さて、後片付け。澪はHV-003、おじさんはHV-002、それと最後にM17-HV-01」 | 13:57以降:区間B |
| 078 | 澪 | 「漏れてはいるけど、見た目にはそんな大した量じゃないよね」 | 復旧後:M17根元 |
| 079 | レイカ | 「そりゃあそうだね。また弁座の内部リークかな?」 | 復旧後:M17根元 |
| 080 | ボルド | 「それはあり得る。また明日、分解してみるか?」 | 復旧後:M17根元 |
| 081 | レイカ | 「うーん、データを見て考える」 | 復旧後:M17根元 |
| 082 | 澪 | 「もともと封止されていたんだっけ?」 | 復旧後:M17根元 |
| 083 | レイカ | 「更新前の図面ではね」 | 復旧後:M17根元 |
| 084 | 澪 | 「M17の先は真新しいから、無理な増設がたたったのかもね」 | 復旧後:M17根元 |
| 085 | レイカ | 「あり得るなぁ」 | 復旧後:M17根元 |
| 086 | 澪 | 「予備の配管が漏れてること、教えてあげた方がいいのかな…」 | 復旧後:M17根元 |
| 087 | レイカ | 「それって試験関係ないけど」 | 復旧後:M17根元 |
| 088 | レイカ | 「いざってときに出ないと困るから?」 | 復旧後:M17根元 |
| 089 | 澪 | 「うん、せっかく引いたのにって」 | 復旧後:M17根元 |
| 090 | ボルド | 「残りは後1日だぞ。まずは区間Aじゃないのか?」 | 復旧後:M17根元 |
| 091 | ボルド | 「分解して再試験したら、区間Aは難しくなる」 | 復旧後:M17根元 |
| 092 | レイカ | 「それ、ほんと難しい」 | 復旧後:M17根元 |
7-2. 人物別セリフ
発話を人物別に全文収録する。本人の独白は7-4で別管理。
レイカ
- 001 「揃ったところで、今日の打ち合わせ」
- 002 「今日できれば、区間Cと区間B、終わらせておきたい」
- 005 「出足をくじくね…」
- 006 「その時も変わらない。噴き出す、とか、滲むとか、その場所を控えておくだけ」
- 008 「そう、明日確認する。明日で一旦データを取りきることが目標」
- 010 「そうなる」
- 012 「HV-002からHV-003、HV-004までを断続的に開閉する」
- 013 「M17分岐の現用設備はタンクまで確認済み。最終使用先は未確認。M17-HV-01を区間Cの隔離境界とする」
- 014 「試験圧0.7MPa。13時開始を申請」
- 015 「おじさんは、まずM17-HV-01を閉にして」
- 016 「澪はHV-004を閉」
- 019 「接続部を局所排圧して、圧力計を取り付けて」
- 022 「排気と補水は?」
- 027 「試験開始、これから20分」
- 030 「えー、少し様子を見る」
- 033 「ゆっくり落ちてる」
- 038 「もう横ばい、かな。念のため後10分待つ」
- 040 「量は?」
- 043 「上流側も0.57で変わらず」
- 045 「上流側も0.57で横ばい」
- 046 「外から確認できたのは一か所、か」
- 048 「澪はHV-004を復旧。そのまま圧力計も外して」
- 049 「HV-004の圧力計はHV-002の圧力計として使うから、外したらおじさんに渡して」
- 051 「計器はそのまま使う。HV-003の区間B側へ付け替えて」
- 052 「接続部だけ局所排圧して。区間C側とは取り違えないでね」
- 054 「こっちは、HV-002へ移動する」
- 055 「おじさんはHV-002に到着し次第、高所の排気と補水お願い」
- 057 「うん、その後澪は、HV-003へ。HV-003は今閉の状態。圧力計は区間B側にある」
- 060 「大丈夫そうだね。HV-002閉にして、加圧開始!」
- 064 「区間Bの試験開始、これから20分」
- 067 「保ってる」
- 074 「試験終了。初めて何もなかった…」
- 076 「うん、明日終わる目途がついた」
- 077 「さて、後片付け。澪はHV-003、おじさんはHV-002、それと最後にM17-HV-01」
- 079 「そりゃあそうだね。また弁座の内部リークかな?」
- 081 「うーん、データを見て考える」
- 083 「更新前の図面ではね」
- 085 「あり得るなぁ」
- 087 「それって試験関係ないけど」
- 088 「いざってときに出ないと困るから?」
- 092 「それ、ほんと難しい」
澪
- 004 「もし、何かしら問題が出たら?」
- 007 「明日?」
- 011 「昨日の系統図、清書してきた」
- 018 「HV-004は閉」
- 021 「仮設圧力計TEST-PG-Dも接続完了。こちらも変わらず0.57MPa」
- 025 「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」
- 028 「2分経過だけど、0.64。落ちてる」
- 031 「5分経過、0.6」
- 034 「8分経過、0.57」
- 036 「10分経過、0.57。変わらず。」
- 042 「そして、そろそろ15分経過。0.57。変わらず。」
- 044 「20分経過。0.57。変わらず。」
- 056 「HV-004は復旧。圧力計を渡しにいく」
- 059 「HV-003に戻った。HV-003は閉を確認、TEST-PG-Dは0.57MPa」
- 062 「0.6…0.65…0.7…下流側0.7」
- 065 「5分経過、0.7」
- 068 「10分経過、0.7」
- 070 「15分経過、0.7」
- 072 「20分経過、0.7」
- 075 「区間Bは健全みたいだね」
- 078 「漏れてはいるけど、見た目にはそんな大した量じゃないよね」
- 082 「もともと封止されていたんだっけ?」
- 084 「M17の先は真新しいから、無理な増設がたたったのかもね」
- 086 「予備の配管が漏れてること、教えてあげた方がいいのかな…」
- 089 「うん、せっかく引いたのにって」
ボルド
- 003 「そうだな」
- 009 「昨日みたいに、怪しい箇所の分解点検はやっても明日ってことだな」
- 017 「M17-HV-01、閉。これからHV-003まで戻る」
- 020 「仮設圧力計TEST-PG-Uも接続完了。今は0.57MPa」
- 023 「高所の排気と補水は完了、後はHV-003を閉にする」
- 024 「HV-003も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」
- 026 「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」
- 029 「こちらも0.64」
- 032 「同じく0.6。どっかから抜けてないか?」
- 035 「上流側0.57。戻った」
- 037 「上流側0.57で変化なし。漏れ箇所を探してみる」
- 039 「M17-HV-01、区間C側の継ぎ目で微量の滲み発見」
- 041 「跡が残ってる程度。濡れてる。量は不明」
- 047 「一通り見たがM17の継ぎ目部分だけだ」
- 050 「HV-003は外さなくていいのか?」
- 053 「圧力計は区間B側に付け替えた」
- 058 「澪から受け取った。TEST-PG-Uとして接続完了。今は0.57MPa」
- 061 「HV-002も閉。ポンプ動かし、試験圧0.7MPaまで加圧する」
- 063 「上流側も0.7。ポンプ停止、ポンプの接続も閉」
- 066 「同じく0.7」
- 069 「同じく0.7。横ばいだ」
- 071 「同じく0.7。落ち着いている」
- 073 「同じく0.7。順調だったな」
- 080 「それはあり得る。また明日、分解してみるか?」
- 090 「残りは後1日だぞ。まずは区間Aじゃないのか?」
- 091 「分解して再試験したら、区間Aは難しくなる」
7-3. 言外の意味
| セリフ | 表向きの意味 | 本音・隠していること | 相手への作用 |
|---|---|---|---|
| レイカ「今日できれば、区間Cと区間B、終わらせておきたい」 | 第3日の目標 | 第4日の余白が足りなくなることへの焦り | 三人の優先を試験へそろえる |
| レイカ「その場所を控えておくだけ」 | 不具合位置の記録 | 未確定の原因に時間を使いすぎないと決めている | 今日は観測と記録を進め、分解点検・補修を翌日以降に回す優先順位を粗く示す。正式な中止条件を網羅した発話ではない |
| ボルド「昨日みたいに、怪しい箇所の分解点検はやっても明日ってことだな」 | 手順の確認 | 深いM17調査を避けたい利害もある | レイカの現場裁量を支持しつつ議論を狭める |
| 澪「昨日の系統図、清書してきた」 | 記録の提出 | 調べた設備の全体像に関心がある | M17を共有資料として残す |
| レイカ「最終使用先は未確認」 | 管制へ残課題を申告 | 不明を隠すのではなく、認識しながら実行する | 管制へ情報の限界を伝える |
| 澪「2分経過だけど、0.64。落ちてる」 | 低下の発見 | 判断ではなく測定を忠実に報告する | レイカに観測継続か中止かの判断を促す |
| ボルド「M17-HV-01、区間C側の継ぎ目で微量の滲み発見」 | 観測位置の報告 | 倉庫の存在への警戒はあるが測定事実は共有する | 技術判断に役立つ情報を渡す |
| レイカ「外から確認できたのは一か所、か」 | 見えた外漏れの数 | 内部リーク等を排除できないと理解している可能性 | 原因断定を避ける |
| レイカ「初めて何もなかった…」 | Bの観測安定への感想 | 問題続きの試験から一瞬解放される | 三人の疲れを緩める |
| 澪「区間Bは健全みたいだね」 | Bの評価 | あくまで今回の見えた範囲での手応え | レイカの進捗感へ同調 |
| 澪「予備の配管が漏れてること、教えてあげた方がいいのかな…」 | 使用者への連絡提案 | 見知らぬ施工者・使用者の苦労を無駄にしたくない | ボルドの秘匿へ予期せず接近 |
| レイカ「それって試験関係ないけど」 | 作業範囲からの軽口 | 澪の気遣い自体は否定していない | 親しい空気を保つ |
| 澪「うん、せっかく引いたのにって」 | 連絡理由の説明 | 設備を作った人が報われてほしい | ボルドに隠した利害を思い出させる |
| ボルド「残りは後1日だぞ。まずは区間Aじゃないのか?」 | 優先順位の指摘 | 実務上正当で、同時にM17側への踏込みを避けたい | レイカへ判断を戻し、澪の連絡提案への踏込みを抑えようとする。提案を止め切ったとはしない |
| レイカ「それ、ほんと難しい」 | 二択の難しさ | 残時間で何を後回しにするか決める重さ | 結論を急がず端末を見つめる余韻 |
7-4. 言わなかったこと
- ボルド: 『M17の枝が旧倉庫の仲間へ通じるはず』という認識、都市にいたい迷い、秘匿目的を澪とレイカへ明かさない。冒頭の丸括弧と終盤の『おいおい…』は観客に示す内心であり劇中の発話ではない。
- レイカ: C低下の原因・M17根元弁の水密/枝使用者・翌日優先順位を確定したとは言わない。管制の承認により自分の提出計画の全技術条件が満たされたとは発話しない。
- 澪: 使用者が旧倉庫住民とは知らず、相手の所属や許可を問わない。『予備』を検証済みとして決めつける意図の発話ではない。
- 無言: ボルドの頷き、試験中の『間』、管制承認の合図、レイカの端末凝視を残す。口頭で明示されない復旧詳細を台詞として新規生成しない。
内面独白の完全索引
第6章の丸括弧による直接的な内心表現を文字列として保持。全てボルドの内面。
- (M17の分岐の先は避難場所にしていた倉庫だ)
- (水を引き、そのまま住む気か)
- (いつまでも隠しておけるわけはねぇ)
- (このままここに居るべきか、戻るべきか)
- (ここは居心地がいい)
- (飯も寝床もある。仕事もできる)
- (あの小娘たちにも、情が湧いちまった)
- (……だからって、向こうの連中を放っておくのか)
- (それが良いのか、悪いのか)
- (板挟みだ、くそっ)
- (M17の先を追わずに済むんなら、こっちとしても楽だ)
- ボルド(おいおい…)
8. 人物状態更新
| 人物 | 身体 | 感情 | 認識 | 関係 | 所持品 | 次に取る行動 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ボルド | 連日作業疲労はあるが行動可能、新負傷なし | 都市側への情/倉庫側の責任、警戒・板挟み | M17の先は仲間の生活に結びつくと強く考える。C低下とB保持を知るが原因不明 | 澪・レイカへの親しみと秘密保持の間にある | 手入れ済み工具袋、使い込んだ作業着、現場通信具 | 次日も協力する余地。帰属選択は未決 |
| レイカ | 連日試験の疲労、しゃがむ。負傷なし | B保持による安堵/AとCの選択に迷い | C低下とM17滲み、B保持、未補修報告済み。M17終点不明 | 澪の善意を軽口で受け、ボルドの実務助言を判断材料に | 白作業着、端末(A予定・C/M17課題)、骨伝導具 | 翌日の試験範囲・優先順位を決める。最終決定は次シーン |
| 澪 | 作業可能、負傷なし | 見知らぬ使用者への気遣いが強まる | 系統図清書、CとBの結果、M17滲みを知るが倉庫も管理者も知らない | ボルドの一般論を一部受け入れる一方、相手への連絡を考える | 黒作業着、清書端末・記録、通信具。計器は撤去・手持ち移動後に会話前収納 | 使用先への関心は続く。提案が止まったとも通報実行済みとも確定しない |
キャラクター定義への恒久反映候補
- ボルド: 作業後の清拭、翌朝の注油・工具点検、隙間ゲージを触る反復行動。都市側で働く若手職員へ情を持ち始めたこと(05-AG時点の心理変化として確定、恒久固定は作者判断)。
- 澪: 観察を端末の図へ丁寧に清書し、未確認接続を注意書きで区別する。『誰かが設備を引いた意味』を想像する人物像。
- レイカ: 工程を進めながら未解決項目を端末で保持し、即時修理と記録継続の優先を考える。
9. 世界観・制度・技術
9-1. 使用する既存設定
- 『シーン統合管理フォーマット v4.0』: 正本宣言、3-1〜18の全情報欄、状態区分、人物別台詞とAI再読込。
- 『文章・描写・情報精度_基本方針_v1.0』: 後の因果を変える荷重・時間・弁操作・知識境界を精密にし、人物の感覚・軽口は口語を優先。
- 05-AF『分岐の先』本文・画像指示v1.1: 第2日C延期、M17機器発見、入口許容0.5MPa、タンクと下流の途中まで追跡、澪の清書予定、ボルドの正・副・予備発話の未検証性。
- 05-AE『再試験』/05-AD『試験開始』各本文・画像指示v1.1: D初回低下、補修後20分0.70MPa表示保持、C第2日未実施、第3日への引継ぎ。
- 05-T『分岐点』本文v1.3/後半集合資料: M17枝の現物・濾過・500L級大気開放タンク、自然流下で旧保安・保守倉庫へ給水する設定。M17根元弁と外壁施工部分の管理境界。
- 『F03_区間通水保圧試験計画書_レイカ提出版_v1.1(1).md』: A/B/C/Dの境界弁一覧、両計器は各区間の内側に据えること、持ち回り時に製造番号/位置を記録すること、13:00〜16:00枠・30分復旧予備、試験の記録・分類と未確認枝の原則対応。計画書はレイカ提出の技術運用規定であり、管制が全内容を厳格審査する制度だとは決めない。
- 『F03_区間通水保圧試験計画_作者用対応知識管理_v1.1(1).md』: M17枝の機器順と圧力管理(減圧・濾過入口通常約0.4MPa、許容0.5MPa)、M17根元の水密性、読者と都市側の知識差、タンクによる水理分離。
- 『制圧フレーム_F-03空間寸法・運用制約設定資料_v1.6.md』: F-03公式非常乗降場/補助機械室/保守通路の配置、補助保守かごの監視付き暫定運用。
- 『生活設定資料_Version_2.2.md』: 職員居住区の住環境・生活描写、レイカ14歳、澪19歳、ボルド50代、彼らの生活と仕事の距離。
- 『05-AG_障害_象徴ビジュアル_画像生成向け構図指示_完全版_v1.1.md』: 05-AG終盤M17会話の横16:9・三人配置、衣装、視線、濡れ位置、禁止条件。画像のための左右配置・手の指定は本文を遡及変更しない。
9-2. このシーンで新規に発生した設定
確定候補
本文上の事実として確定(既存制度の恒久変更ではない):
- 第3日午前にボルドが職員居住区の自室で飲水、工具の清掃状態確認・可動部注油、隙間ゲージを触る。
- 澪が05-AFの現認系統を清書して三人へ共有。本文の注記文言は一字一句第6章を正本とし、外壁側の線種規則は流用しない。
- 第3日12:55、レイカがC/Bの操作範囲とM17最終使用先未確認を申告。管制が承認。
- Cで20分の表示低下〜横ばい、M17-HV-01のC区間側継手で微滲み一箇所を現認。
- 13:57にC結果と滲みを管制へ報告し、B移行承認。Bの20分0.70MPa表示保持。
- 対象弁の運用復帰と計器撤去、M17根元弁の元開度復帰、未補修滲みの管制報告、管の微振動。
- 終幕に第4日区間A予定とC・M17未解決を併記し、判断を保留。
採択済みの当日条件・省略工程
責任と承認: ナギは第3日も管制側の責任と若年職員の監督・業務範囲管理を担い、信頼するボルドへ現地見守り・実務支援を任せる。レイカは技術進行と異常時の現場判断、澪は測定・記録等を担当。管制は主に区間・時間・復旧窓を管理し、技術詳細は現場へ委ねる。当日のC/B対象区間操作、M17根元閉止、各0.7MPa観測と復旧は、最終使用先未確認の申告を受けた12:55申請・13:57移行確認の当日判断による。前日のD承認を流用せず、匿名信号の送信者も特定しない。
枝側保護: 第3日のC試験は、M17-HV-01閉止後の枝側状態を既設M17-PG-01および濾過入口M17-PG-02で確認し、既存の減圧機能を保ったうえで段階加圧・観測・復旧を行った。今回の濾過入口は許容0.5MPa内に保たれた。これは当日の保護条件として採択した事実であり、根元弁の完全水密、弁座漏れ量ゼロ、C低下原因の特定を意味しない。枝側確認の全時系列値は未提示・未設定であり、試験用二台の1秒記録と混同しない。
0.7MPaは試験区間、0.5MPaは濾過入口の許容、約0.4MPaは同入口の既存運転条件。05-T v1.3のM17-PCV-01による低流量・停止・立上げを含む減圧構成を継承する。減圧弁を全故障の安全保証にせず、新設逃し弁・追加計器・遠隔監視・第四の同行者を追加しない。
記録: C/Bとも、試験用圧力計二台の1秒間隔自動記録と、観測開始(0分)・1・2・5・10・15・20分および異常・操作時の手動照合を実施した。Cの8分報告は追加観測。C/Bを別試行として保存し、物理計器・設置位置・試行ごとのU/D役割を対応づける。台詞は代表報告であり、未提示の各時点値・全秒値・欠測・時計差を創作しない。
発話006の境界: 原文維持は作者決定であり、危険な噴出も記録だけでよいという正式規定ではない。提出計画6.2の中止条件は撤廃しない。最初の2分にM17から大量に外部噴出したこと、具体流量・流路・危険を放置した行動は未確定で追加しない。台詞単独の誤読リスクはR-AG-13に記録し、再修正待ちにはしない。
時間・小物: C/B試験と通常復旧は15:30までに完了し、予備30分を確保。最後のM17元開度復帰までが通常復旧であり、既知下流の受水連絡がそれに先行する本文順を維持する。会話終了・帰還の分時は未提示。二台の計器は本文どおり手持ちでM17へ移動し、会話前に安全な置き場所または携行ケースへ収めた。
暫定設定
今回採択した担当・実施条件そのものは暫定ではない。以下では役割名の境界と、未記載詳細を区別する。
- TEST-PG-U/Dは各試験の役割名。物理計器の製造番号と接続履歴は管理台帳へ対応づける。本文内で物理同一性を断定するのは『HV-004からHV-002へ手渡す計器』『HV-003 C側からB側へ付け替える計器』に限定。
- C・BのTEST-P接続切替、隔離・局所排圧・再接続、充水・排気・安定化、試験後の接続処置と撤去はボルドが実施済み。具体接続座標・口金形式・搬送秒数等だけ未記載。採択済み条件の詳細は上記の確定欄と9-3に置く。
- 管制の審査の中心は作業区間・時間・復旧窓で、技術的詳細判断はレイカ/現場へ委ねるというユーザーの運用方針。これとレイカ自身の提出した試験計画書の確認規定は別レベルとする。
9-3. 技術動作
| 技術・設備 | 入力 | 動作 | 出力 | 制約 | 故障時の結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| C区間(HV-003〜004) | M17-HV-01隔離候補、両端弁、補水・排気、目標0.70MPa | レイカ申請・管制承認、三人操作・加圧、ポンプ停止・TEST-HV-P閉、20分二点監視 | 0.70→0.64(2分)→0.60(5分)→0.57(8分)→0.57(10/15/20分)MPa | 上流HV-003のC側と下流HV-004のC側に計器。M17枝側濾過入口許容0.5MPa。枝側確認・濾過入口許容内は採択済み。根元完全水密・使用影響は未解決 | 給水の停止延長、原因判定保留、枝への過圧なら試験中止が必要 |
| M17-HV-01根元弁 | 通常運用開度、C試験の閉指示 | ボルド閉止、C側継手点検、B後に元の開度へ戻す | C試験中の枝供給抑制/復旧後枝側微振動 | 閉止=水密成立ではない。C側継手滲みと弁座内部の水密は別問題。PG-01/02の段階確認・既存減圧で当日保護。完全水密・漏れ量は未解決 | 収束・減圧原因の判定不確実、枝への試験圧伝播リスク |
| M17 C側継手 | Cの試験圧と運用戻し | ボルドが滲みを現認、レイカが位置記録・管制へ未補修で報告 | 微量の水濡れ、量は不明 | C側継手の外漏れ観測≠弁内部リークの証明≠0.57収束の全説明 | 滲みの拡大・給水損失・後日点検対象 |
| B区間(HV-002〜003) | C後の機材、HV-003をB下流境界、HV-002を上流境界、目標0.70MPa | HV-003のB側へTEST-PG-D移設、HV-004計器をHV-002へ運搬してTEST-PG-Uとして接続、補水・排気・閉止・加圧・20分保持 | 5/10/15/20分とも二点で0.70MPa表示保持 | 両計器は区間Bの内側。C接続口の隔離・局所排圧後移設。計器製番/高低差補正等は別記録 | 閉止・計器接続不良なら保持結果の判定不能 |
| 仮設試験用ポンプ TEST-P/接続弁 TEST-HV-P | C/Bへ必要圧力を掛ける | 加圧時運転、観測時停止+接続閉 | 外部からの補給を止めた保圧観測 | ボルドがC用→B用へ接続切替・局所処置・充水排気・安定化と最終撤去を実施。具体座標等のみ未記載 | 接続漏れ・誤圧で計測の誤差/設備損傷 |
| 圧力計2台 | C/Bで区間内上流・下流に設置 | 0.57・0.70等の値を報告。区間変更時に物理計器と測定位置を切替 | 各区間の時間履歴 | 二台とも1秒自動記録・所定手動照合実施済み。標高差・精度・レンジ・校正番号・同期方法・温度・換算詳細は未設定 | 測定値に基づく誤った原因断定 |
| 大元タンク・濾過装置 | M17枝の通常供給、濾過入口通常約0.4MPa・許容0.5MPa | 通常は濾過・貯水し自然流下で倉庫へ供給。M17閉止で補給影響あり | 倉庫側生活用水(流量・残量本シーンでは未測定) | 大気開放タンク以降はC試験圧と水理的に連続した密閉区間ではない | タンクの枯渇等があれば生活上の支障。今作中で実際に起きたと断定しない |
| 管制への連絡・復旧 | 12:55、13:57、終了時の現場報告 | 区間/時刻の承認・移行確認、結果・異常の引継ぎ、既知下流使用先の受水再開情報 | 次区間へ進める記録・残課題 | 管制は倉庫の使用者まで確認したとはしない。細かい技術条件を承認が自動的に保証しない | 未報告異常の監視漏れ、復旧遅延 |
区間・弁・計器の状態表(作者用補助、本文改変なし)
| 段階 | HV-002 | HV-003 | HV-004 | M17-HV-01 | 上流/下流計器位置 | ポンプ | 観測・補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前の準備 | 運用状態 | 運用状態 | 運用状態 | 運用状態 | 仮設未接続 | 隔離 | 澪の清書図共有 |
| C観測 | 対象外、通常/調整状態は区間票 | 閉 | 閉 | 閉 | HV-003のC側/HV-004のC側 | 停止+接続閉 | 0.70→0.57MPa(8分以後横ばい) |
| C→B移行 | Bで閉にする前段階 | 閉を維持 | 運用復帰 | 閉を維持 | HV-004計器→HV-002、HV-003 C側計器→B側 | ボルドがB用指定位置へ接続切替、隔離・局所排圧・再接続等を実施(座標等未提示) | 13:57の移行承認あり |
| B観測 | 閉 | 閉 | 通常運用 | 閉のまま(終盤で復旧) | HV-002 B側/HV-003 B側 | 停止+接続閉 | 0.70MPa二点20分保持 |
| 終幕復旧後 | 運用状態 | 運用状態 | 運用状態 | 元の開度 | 仮設計器撤去 | 圧力調整・接続隔離・機材撤去と運用復帰を実施済み | M17枝側微振動、C側継手湿り残置 |
注意: M17-HV-01をB試験の間も閉める理由は本文の最後の『最後にM17-HV-01』という操作順に従う。最終使用先やタンク水位は未記述であり、この延長停止が無影響だったとは断定しない。
枝側確認の担当と移動(本文で省略した工程)
| 段階 | 担当・確認 | 本文との関係と限界 |
|---|---|---|
| M17閉止後〜C段階加圧・観測初期 | ボルドが閉止後の枝側状態を確認。加圧時はボルドがHV-003側ポンプ・上流計器、澪がHV-004側下流計器、レイカが枝側PG-01/02確認と進行判断 | レイカの短い移動・確認は省略動作。既存発話は通信で可能。三人が同時に同一位置へ常駐とはしない |
| C保圧中〜ボルド巡回 | レイカはボルドが上流を離れるまでに上流へ戻り、15・20分の上流報告を担当。ボルドはM17巡回で枝側表示と継手状態を確認 | 段階ごとの目視確認と巡回。全点の常時注視・遠隔監視は設定しない。10分後の滲み発見を前倒ししない |
| C→B移行・B試験 | ボルドが接続切替・上流操作、澪が運搬後のB下流、レイカが進行・監視判断。M17閉止と枝側状態を引き継ぐ | B試験区間へM17枝を編入せず、Bの0.70を枝側実測値にしない |
| 最後のM17復旧 | ボルドが元開度へ戻し、レイカが枝側表示・濾過入口状態を確認し記録・報告へつなぐ | 終幕会話前の省略確認。しゃがむ動作・発話は変更せず、各時点値・歩行距離・秒単位の交代は作らない |
漏れの急拡大、継手・支持の移動、濾過入口許容逸脱につながる異常上昇、必要な通信・確認が保てない場合等は、既存計画と現場判断に従い中止・安全状態へ復帰する条件だった。0.5MPaを超えてから初めて対応する条件にしない。発話006によって計画6.2を撤廃せず、危険状態が実際に生じた・無視した・新たに停止再加圧したというイベントは追加しない。今回のC低下・微滲みは原因保留の記録であり、合格を意味しない。新しい細密判定値・再開規格は未設定。
同じ物理計器とU/D役割の対応
| 同じ物理計器 | Cでの位置・役割 | Bでの位置・役割 |
|---|---|---|
| C上流に用いた一台 | HV-003のC側/TEST-PG-U | HV-003のB側/TEST-PG-D |
| C下流に用いた一台 | HV-004のC側/TEST-PG-D | 澪がHV-002へ運び、ボルドが接続/TEST-PG-U |
U/Dは試行内の役割名であり固定製番ではない。二台の物理対応・位置・各試行の記録対応は確定、製造番号の文字列は未記載。第三の試験計器は追加しない。
ボルドはTEST-Pと既存TEST-HV-Pの接続をC用指定位置からB用指定位置へ切り替え、各接続口の隔離・局所排圧、再接続、充水・排気・安定化を実施した。試験後は圧力調整・接続隔離・機材撤去と運用復帰を実施。主管弁の本文操作順を変えず、接続部の局所処置を主管全体の排水にしない。全排水・追加ポンプは設定しない。接続座標・口金形式・搬送秒数は未記載。
安定化は補水・排気・機材動作等を確認して観測を開始する工程。Cが横ばいになるまで記録開始を遅らせる意味ではなく、0分0.70MPaと以降の低下を維持する。
表示保持と正式評価の境界
Bは今回条件で上下流とも20分0.70MPaを表示保持した。正式合否・有意差判定・恒久健全・漏水ゼロは確定しない。作者用資料のB端点+2m→+6mは未採択案であり、正本配置として0.70/0.70を矛盾扱いしない。実高さ・計器取出し高さを決める際に、生表示・換算値・静水圧差を整合させる。今回の台詞値は変更しない。
圧力履歴の転記(丸め・推定値を加えない)
| 経過 | C上流・下流報告 | B上流・下流報告 |
|---|---|---|
| 0分 | 0.70MPa | 0.70MPa(観測開始値) |
| 2分 | 0.64MPa | 手動照合実施、値は本文未提示 |
| 5分 | 0.60MPa | 0.70MPa |
| 8分 | 0.57MPa | 未記述 |
| 10分 | 0.57MPa | 0.70MPa |
| 15分 | 0.57MPa | 0.70MPa |
| 20分 | 0.57MPa | 0.70MPa |
9-4. 組織・権限
- ナギ: 第3日も管制側責任、若年職員の監督・業務範囲管理を担う。信頼するボルドへ現地見守り・実務支援を任せる。直接発話・現地同行・承認信号の送信者特定は追加しない。12:55と13:57の当日C/B判断は確定し、具体勤務時刻・記録番号だけ未記載。
- レイカ: 試験提出者・現場進行責任を担い、C/Bの申請、役割分担、結果と残課題の記録、異常時の作業方針を決める。14歳の若年職員としてナギの監督・業務範囲管理、ボルドの現地支援を継承。管制承認を計画の全条項履行の証明とはしない。
- 管制: 試験対象の区間と時間管理、工程移行、復旧の窓、下流の受水報告を扱う。ユーザーの世界設定上、提出計画書の未確認枝規定を管制が厳格審査していたわけではない。第2日にも先が不明な段階でHV-003操作を承認したという運用事実を採用。第3日も現場へ技術判断を委ねた承認とする。
- 澪: 都市側選別局の作業協力者で、HV-004/HV-003 B側と記録を担当。倉庫使用者に連絡したことにはしない。
- ボルド: 現場協力者としてM17-HV-01/HV-003/HV-002を操作。管制権限はない。M17枝の真相を知る立場でも、公的な管理者として認定されてはいない。
- レイカ提出計画と当日の乖離: v1.1計画では最終使用先等の確認を原則要求。作中では最終使用先未確認のまま管制が操作を承認する。これは『計画書の厳格審査を管制が実施する制度』という意味ではない。技術安全上のリスクは14・15章に留める。
9-5. 資源収支
- 人員: 現場3名(レイカ・澪・ボルド)。管制担当は遠隔・匿名、人数確定なし。ほかの実作業者を勝手に追加しない。
- 時間: 13:00〜16:00に復旧予備30分を内包。C/B各20分観測と移設等を経て、通常復旧は最後のM17元開度復帰・既知下流受水確認まで15:30以前に完了し、15:30〜16:00を予備として確保。個別工程の分時・会話終了・帰還時刻は未提示。16:00後の徒歩観察・記録・会話は可能。
- 電力: 試験ポンプ・端末・通信・現場照明に要する電力。消費量・供給源は未記述。
- 水: C/Bは充水を保って必要分だけ補水・局所排圧する設定。試験に使用した量・枝側タンク残量は未記載。M17閉止中、補給停止とタンクからの自然流下を区別。
- 熱: 試験結果の水温・熱変化未記載。不要な蒸気・高熱演出は加えない。
- 資材: 仮設圧力計2台、試験ポンプ/接続弁、工具袋。交換材を追加使用した描写なし。滲みは未補修。
- 昇降能力: F-03補助保守かごは暫定監視運用。05-AG本文で三人が乗ったとはしない。
- 医療・救護: 今回負傷・救護事象なし。
- 局票・配給: ボルドの職員側居住・共用浴場等の生活条件を描く。局票支払い、配給消費量は本シーン未記述。
9-6. 整合確認事項
- 物理的に可能か: C/B各区間内2点観測、M17枝側隔離、復旧の順は概念上成立。当日の枝側確認・既設減圧保護・濾過入口許容内は採択済み。根元の完全水密と0.57MPa収束機構は未解決。
- 組織権限上可能か: 管制は区間・時間を承認、現場が技術実施。第3日の現物不一致が計画v1.1と齟齬を持つ点を明示し、既存計画を遡及削除しない。
- 時間内に可能か: 12:55申請/13:57移行/B20分+復旧。通常復旧15:30までの完了・予備30分を採択済み。個別分時を逆算で作らず、会話や徒歩観察を16:00で打ち切る条件にしない。
- 既存設備仕様と矛盾しないか: 濾過入口許容0.5MPa、通常約0.4MPa、C試験0.7MPaを別測定点として管理。既設PG-01/02の段階確認とPCV-01の減圧機能で当日許容内を採択。M17閉止を完全水密証明にしない。
- 人物の能力範囲内か: ボルドの現場経験、レイカの計画・指揮、澪の清書・測定役割は既存描写と一致。技能以上の測定や全ルートの認知は付与しない。
- 都市の資源制約を無視していないか: 区間分割、管制の断水枠、未補修の引継ぎ、倉庫側タンクの貯留機能を考慮。具体供給収支は未設定。
10. 演出設計
10-1. 演出テーマ
同じ設備を見ていても、三人の優先順位は違う。 原因究明の場面を淡々と現場会話で見せ、未確認の使用者への善意がボルドの秘匿と衝突する。事故の大げさな音や悪役化で説明しない。
10-2. ビジュアルテーマ
『小さな滲みを囲む、三つの正しさ』。
10-3. 音響設計
基礎環境音
- 居室:水を注ぐ・飲む、工具袋を開閉する音。保守通路:低い循環・機械運転、足音、作業着の擦れ。
機械音
- ポンプの加圧音→停止、弁の操作音、圧力計接続の小音、漏出のごく小さな水気。滲みを大きな噴出音にしない。
人体・生活音
- コップの音、隙間ゲージ・工具の触れる金属音、作業後の呼吸、しゃがみ込む衣擦れ、言いにくそうな澪の間。
警報・通信
- 骨伝導イアーピース越しの点検報告、管制の承認合図。警報・爆発・断線音は本文になく追加しない。
意図的な無音
- ボルドの『おいおい…』は口に出ない内心。終盤レイカが画面を見つめる沈黙。Cの横ばいは『静かな異常』。
音の変化
- 日常の水音・工具音→計測と通信の規則的な読み上げ→B保持の少し明るい声→M17での軽口と沈黙。生活と機械の連続性を保持する。
10-4. 光・色
- 主光源: 居室の日常光・保守通路の実用白色灯。
- 補助光: 計器・端末可読の照明、周囲の金属反射。
- 色温度: 室内はやや穏やか、現場は実務灯を基本とする。今回採用画像の明るい背景・暖色反射も許容。具体K・窓位置・自然光経路は未設定。
- 警告色: 今回警報が発生したと誤認させる赤光を使わない。
- 画面内で最も明るい場所: 三人の表情や管表面の小さな湿り。記録の中身を光で誇張しない。
- 画面内で最も暗い場所: 既設管の後ろ、遠くの保守通路の影。倉庫を暗示する直接看板なし。
10-5. 質感
- 繰り返し使われる緑系作業着・工具油、レイカの白い布、澪の黒い作業着。古い管の磨耗、C側継手のごく薄い湿り、新しい枝管の金属光沢を対置。水が大量に溢れる絵にしない。
10-6. 反復モチーフ
- 05-AF『息をしてるみたい』と接続する澪の管への接触は、今回は『人の生活を考える』方向へ意味が変わる。
- レイカの疲れた笑いは05-AE/AFから継続するが、今回は軽口の後に予定と未解決が重なる端末を見つめる。
- 05-AFボルドの『正・副・予備』説明が05-AG澪の『予備』として戻る。
- 圧力計・小さな滲み・工具手入れは『止まらず動く都市』の感触を作る。
11. 美術・画面設計
11-1. 空間の主役
F-03上方給水管の保守通路、M17-HV-01根元弁とそのC区間側継ぎ目。枝側へ伸びる管は古い主管群の奥へ消える。旧倉庫を視認させない。
11-2. 人物の主役
澪の善意を起点とする三人の関係。澪が立位で真剣、レイカは疲れてしゃがみ微笑み、ボルドは弁の脇で警戒を含む眉のまま、低く開いた右手で現実的に応じる。主視点ボルドの感情と画面の第一注視対象(澪)は一致させなくてよい。
11-3. 象徴物
- C側継ぎ目にのみ薄い滲み。枝側の管に触れる澪の指。レイカの業務端末。奥へ続く管。工具袋。
11-4. 画面内優先順位
- 澪の真剣な顔と枝側配管へ触れた手。
- 軽く笑うレイカと、言葉に反応するボルドの表情差。
- M17-HV-01、C区間側の小さな滲みと行き先の見えない管。
11-5. 基本構図
- 画角: 三人全員と根元弁が読める中景を基本。単一時点・単一空間。
- アスペクト比: 横16:9(キービジュアル完全版v1.1)。
- カメラ位置: 保守通路からM17根元弁を背景に、澪の手と三人の顔の関係が見える位置。厳密な左右は画像制作上の構図指定。
- カメラ高さ: 成人胸高~やや低めを目安にし、14歳のレイカを大人同等の身長にしない。
- レンズ感: 標準~穏やかな広角(35〜50mm相当の自然な遠近)。
- 前景: 澪の指先近くを走る枝側管。必要ならC側の継手のわずかな湿りも同一水理部分に誤接続せず画面内に置く。
- 中景: 立つ澪、しゃがむレイカ、弁脇に立つボルド。
- 背景: 経年劣化した既設管・金具・保守灯。旧倉庫や36人の人物を映さない。
- 視線誘導: 澪の言葉と手→笑うレイカ→一拍反応するボルド→奥の管。
11-6. キービジュアル候補
一枚で伝える内容
『小さな漏れに善意を向ける澪と、それを日程の正論で止めようとするボルド。その間で疲れて笑うレイカ』。
画面上の瞬間
ボルドが工程上の一言を返そうと右手を低く開き、澪が受け、レイカに小さな笑みが残る一拍。澪は立って右手を枝側管の乾いた位置に添え、左手は体側。レイカはしゃがみ、右前腕を立てた右膝へ置き、右手側の膝付近に端末、左手は低い左腿・膝付近。ボルドは右手を低く開き、左手は体側。澪とボルドは互いへ、レイカは澪へ視線を向ける。不可視の把持形状は断定せず、終幕の端末凝視そのものとは区別する。
採用理由
- 技術的な不具合が人間への気遣いに変わる瞬間を、一画面で示す。
- 前シーンの『息をしてるみたい』の反復を避け、立つ澪・しゃがむレイカ・弁脇のボルドという高さ差で区別。
- 視聴者だけが知る36人の生活を描かずに意味を生む。
シーンカットとの違い
- 劇中なら台詞と前後の時間で意味が伝わるが、キービジュアルは顔・手・視線・濡れた継ぎ目で対立を圧縮する。計器のグラフ・倉庫内カット・字幕は入れない。
現画像『産業プラントの三人と赤いバルブ.png』(添付名末尾の(1)は所在識別)を今回条件で採用。全景と人物細部を確認し、三人の演技・衣装・手・端末を同期した。泣きぼくろ、ピアス輪郭・瞳の厳密色、C側滲みの可視性、赤い弁から接触管までの全接続追跡には判読限界がある。共通定義と枝側の意味は保持し、追加修正は不要。取り外した計器二台は会話前に安全収納した省略動作とする。
11-7. 避ける画面上の誤解
- レイカを成人女性にしない(14歳150cm、短暗褐ボブ・細い金属眼鏡)。
- 澪がC側滲みを指で押さえて止水していると見せない。触れるのは枝側管、滲むのはC側継手。
- ボルドを威嚇する黒幕・怪しい悪役にしない。
- 継ぎ目の滲みを破裂・水柱・非常事態として描かない。
- 補助保守かごや倉庫への秘密の標識を新たに追加しない。
12. AI画像生成用情報
12-1. 画像の用途
05-AG『障害』の象徴キービジュアル、横16:9、単一場面・三人構図。 正式生成用の詳細は『05-AG_障害_象徴ビジュアル_画像生成向け構図指示_完全版_v1.1.md』を優先し、本文の正本を上書きしない。
12-2. 絶対条件
- 第3日午後、C/B試験・復旧後のM17-HV-01前。
- 三人のみ。澪19・立位・黒作業着、レイカ14・しゃがみ・白作業着、ボルド50代・185cm・くすんだ緑作業着・スキンヘッド・短灰髭。
- M17-HV-01は元の運用開度へ戻した後。本文ではC側継手に微量の湿り。今回画像では不可視・判別困難を許容し、追加描画不要。澪の右手は根元弁の枝側管の乾いた位置に触れ、接続の遮蔽・画面外省略を許容する。
- 三人の認識と感情は異なる。倉庫の実態・36人を画面に出さない。
12-3. 重要条件
- 澪は言い出しづらそうだが真剣。レイカは疲れて小さく笑い、ボルドは眉・眼でわずかな警戒を表す。
- 指、両腕、脚、作業靴、管の支持は自然で、レイカは安全な床でしゃがむ。
- 光は保守実用灯を基本とし、現画像の明るい開口状背景・暖色反射も許容。恒久的な窓位置・自然光経路は定めず、湿りの強調や色調だけの再生成は不要。
12-4. 補助条件
- 澪の左手は体側で端末を追加しない。レイカの小型端末は右手側の膝付近に添え、左手は低い左腿・膝付近。ボルドの両手へ工具袋を追加しない。二台の撤去計器は会話前収納。文字を大写しにしない。
- 記号・標識の増設は最小限。古い配管の擦れと新設枝側管の差を補助的に示す。
12-5. 人物参照
| 人物 | 定義ID | 今回の差分 |
|---|---|---|
| 水無瀬澪 | MINASE_MIO_V1(正式人物参照を優先) | 19歳、白~プラチナ長髪、赤い瞳、本人左目下の泣きぼくろ、刃型ピアス、黒作業着。右手は枝側管、左手は体側、ボルドを見る。細部の判読限界は今回許容 |
| 篠宮レイカ | SHINOMIYA_REIKA_V1(正本参照を優先) | 14歳、150cm、短い暗褐ボブ、茶色の瞳、細い金属眼鏡、白作業着。しゃがみ、右前腕は立てた右膝、端末は右手側膝付近、左手は低い左腿・膝付近。澪へ小さく笑う |
| ボルド | BORD_V1(正本参照を優先) | 50代、185cm、褐色肌・スキンヘッド・短灰髭、くすんだ緑系作業着。弁脇で警戒を含む眉、右手を低く開き左手は体側。澪へ現実的に応じ、工具袋を手へ追加しない |
12-6. 画面上の行動
- 澪は右手で弁の先の枝側管の乾いた位置へ軽く触れ、左手は体側へ下ろす。顔はボルドへ向ける。配管へ体重を掛けず、端末を追加しない。
- レイカはしゃがみ、右前腕を立てた右膝、端末は右手側膝付近、左手は低い左腿・膝付近。澪を見て小さく笑う。不可視の把持までは断定しない。
- ボルドは根元弁復旧後の立位。澪を見て右手を腰より低く開き、左手は体側。現在の警戒を含む眉と現場会話の表情を許容し、弁操作中にしない。
12-7. 背景
- M17既設根元弁と古い配管・手すり・通路、比較的新しい枝管、C側継手の狭い湿り。大元タンクや倉庫は今のM17根元の画面に無理に入れない。
12-8. 光
- 自然な設備実用灯、現画像の明るい背景・暖色金属反射も許容。恒久的な窓位置は設定しない。レイカの白作業着を白飛びさせず、澪の黒作業着に階調を残す。
12-9. 禁止・破綻回避
- 大量漏水・爆発・警報、配管の発光や生命の可視化、倉庫住人の同時描写、ボルドの敵役化、人物年齢・衣装の入れ替え。
- M17 C側の濡れと枝側澪の手の取り違え、C区間の0.57MPaを原因確定値として表示するHUD。
12-10. AI生成用タグ
BABEL:REBUILD, 05-AG, industrial maintenance corridor, FW-F03-M17-HV-01, three characters, Mio black workwear standing, Reika white workwear crouching, Bordo worn green workwear, subtle wet flange on C side, hand touching branch-side pipe, quiet ethical tension, realistic utility lighting, 16:9, no secret warehouse, no dramatic leak。
文章指示・人物参照・確定本文がタグより優先。
13. 連続性チェック
13-1. 時系列
- 前シーンから移動可能か: 05-AFは第2日午後にC延期し、05-AGは翌日午前から第3日午後へ。
- 経過時間は妥当か: 12:55申請→C観測→13:57移行確認→B観測→通常復旧15:30まで、予備30分という条件を採択。本文の個別分時は作らない。
- 同時進行との衝突はないか: 36人のタンク残水・閉止中の使用状況は未描写で、逆向きの水流や空タンク等を後付けしないよう要照合。
- 昼夜、勤務、交代、睡眠時間は一致するか: 第3日午前~午後は合致。ナギの監督・業務範囲管理とボルド支援、通常復旧15:30まで・予備30分は採択済み。具体勤務時刻・会話終了・帰還分時のみ未記載。
13-2. 人物
- 年齢: レイカ14、澪19、ボルド50代。
- 呼称: レイカの『おじさん』、澪・ボルドの会話形式が継続。
- 口調: レイカの軽口と実務、澪の率直な疑問、ボルドの荒い現場口語。
- 知識: 旧倉庫を澪・レイカへ教えない。ボルドの内心を他者の認識にしない。
- 能力: レイカの試験管理、澪の清書・現認、ボルドの工具点検・現場操作が既存人物像と一致。
- 感情: ボルドの板挟み、澪の善意、レイカの疲労・決断保留。
- 負傷: 新規負傷なし。
- 疲労: レイカが終盤にしゃがみ笑う。危険な失神状態ではない。
- 衣装: レイカ白、澪黒、ボルド使い込んだ作業着。
- 所持品: 端末・清書図、工具袋、二台の物理対応と移設・撤去・会話前収納。画像の両手・端末位置を同期済み。
- 人間関係: 会話は親しいが立場の差が残る。秘密の告白は発生しない。
13-3. 空間
- 出入口: ボルド室→現場、公式非常乗降場補助機械室→保守通路の動線を維持。
- 高低差: M17濾過入口の圧力系と大気開放タンクの自然流下を混同しない。
- 移動経路: ボルドのHV-003→M17→HV-003→HV-002→M17、澪のHV-004→HV-002→HV-003→M17の歩行所要は未確定。
- 視界: 澪の図面は補助保守かご近辺まで、倉庫側終点は未確認。
- 距離: 関係位置は既存模式図へ対応するが実距離・標高は未設定。
- 設備配置: HV-003はB/C共用境界。計器はC側からB側へ正しく移設。
- 区画状態: F-03保守通路の現用部分で作業。かごの正式再開と混同なし。
13-4. 技術
- 装備仕様: C/B 2台計器・試験ポンプ・骨伝導通信。濾過許容入口0.5MPaを維持。
- 本数: 圧力計は2台を持ち回り、機器数を増やさない。
- 回転数: 回転工具等を使用する描写なし。非該当(未設定値を追加しない)。
- 荷重: 荷重試験なし。作業員・工具搬送に未知の重量を設定しない。
- 電力: 試験ポンプの電源・移設詳細は未記載であり、観測値を一意の異常原因と結びつけない。
- 通信: イアーピース、管制申請・移行承認・未補修報告・受水再開連絡がある。
- 操作手順: C/Bの閉止・計器再接続は原文として確定。当日の枝側確認・既設保護、ボルドのポンプ切替・局所処置・充水排気・安定化・撤去、1秒自動記録と所定手動照合は採択済み。根元完全水密・接続座標・個別分時だけ未解決。
- 故障状態: Cの低下とC側継手の滲みは確認。B表示保持。原因特定済みとは言わない。
- 修理履歴: Dは前日弁座部品交換・増し締め。05-AGのC/M17は未補修。
13-5. 社会・制度
- 所属: 澪選別局、レイカ昇降局、ボルド現場協力。
- 権限: ナギの監督責任・ボルドの現地支援・レイカの技術判断を継承。当日C/B承認を12:55・13:57の判断として記録。計画との違いは残し、使用者同意・全条項履行・倉庫無被害までは確定しない。
- 配給: 水と共同浴場の利用時間制限だけを描く。配給額は言わない。
- 局票: この場面の支払描写なし、無関係な数値を作らない。
- 納税: この場面の課税描写なし、無関係な制度を作らない。
- 居住: 職員居住区の簡素な生活と旧倉庫の共同体を並行する認識として扱う。
- 救護優先: 今回救護場面なし。判定を新設しない。
- 処分・保護状態: 倉庫の住民やボルドへの処分は今回発生していない。
13-6. 映像・音響
- 前後で天候や光が飛んでいないか: 居室と保守通路の場面切替を明示、照明は場所に即す。
- 音響が場所と設備に一致するか: 水・工具・ポンプ・通信・弱い振動の範囲。
- 同じ構図や象徴が過剰に重複していないか: 05-AFはしゃがむ澪と座るレイカ、05-AGは立つ澪としゃがむレイカ。管への触覚を人間関係の異なる意味として回収。
14. 矛盾・リスク管理
| ID | 種別 | 内容 | 重大度 | 状態 | 対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| R-AG-01 | 技術/制度 | 使用先・停止影響未確認の枝に関する提出計画v1.1の原則と、当日C/Bの現場運用に差がある。 | 中 | 当日承認・責任確定/計画との差を記録 | ナギが監督・業務範囲管理、ボルドが現地支援。12:55申請・13:57移行確認でC/B操作・M17閉止・各0.7MPa観測と復旧を承認。管制を全技術条項の厳格審査者にせず、使用者同意・全規定履行・倉庫無被害へ美化しない |
| R-AG-02 | 技術/設備保護 | C試験0.7MPaに対し濾過入口許容0.5MPa。閉止だけを完全水密や安全の証拠にはできない。 | 重大(因果依存) | 当日保護条件採択・確認実施/詳細値未記載 | 既設M17-PG-01/02の段階確認・担当交代とM17-PCV-01の減圧を継承し、当日濾過入口は許容内。中止条件は9-3。枝側連続ログ・全時間注視を作らず、完全水密・漏れ量ゼロ・C原因とは分離 |
| R-AG-03 | 技術/水理 | Cは0.70→0.57MPaへ低下し、8・10・15・20分に0.57MPaを表示した。C側継手の微滲みは観測したが均衡値へ収束する理由は未証明。 | 中 | 未解決 | 供給網/境界弁漏入・漏出、試験機材、温度・空気等の仮説を管理。単なる外漏れが原因と断定しない |
| R-AG-04 | 技術/計器 | C上流の一台はHV-003 C側→B側でDへ、C下流の一台はHV-004→HV-002でUへ役割変更。 | 中 | 物理対応・局所処置・記録実施は確定/製番文字列等未記載 | 二台の位置と各試行のU/Dを対応づけ、1秒自動記録・所定手動照合を実施。隔離・局所排圧・再接続は実施済み。U/Dを製造番号にしない |
| R-AG-05 | 技術/機材 | C→Bのポンプ切替・接続処置は本文で省略。 | 中 | ボルドが実施済み/具体接続座標等未記載 | C用からB用指定位置へ切替、TEST-HV-P等の隔離・局所排圧・再接続、充水排気・安定化、試験後の圧力調整・隔離・撤去を実施。全排水や追加ポンプを設定しない |
| R-AG-06 | 時間/運用 | 13:57後にB移設・20分観測・復旧・M17会話。本文には復旧分時がない。 | 中 | 運用枠内完了は解決/個別分時未記載 | 通常復旧は最後のM17元開度復帰・既知下流受水確認まで15:30以前に完了、予備30分を確保。会話終了・帰還は未提示で16:00一律終了とはしない |
| R-AG-07 | 技術/供給 | M17-HV-01を閉じたままCに続けてBを実施。倉庫側500Lタンクへの補給停止時間が延びるが、水位・生活への影響は不明。 | 中 | 保留 | タンク大気開放・貯水による緩衝と、補給停止・倉庫受水停止を分離。下流既知使用先の復旧連絡を倉庫確認としない |
| R-AG-08 | 人物/情報 | ボルドの『M17の先は倉庫』は内心の確信であり配管全路の現地実測ではない。 | 中 | 管理で解決 | 視聴者の知識、本人の推測、澪とレイカの未知を区別 |
| R-AG-09 | 人物/言葉 | 澪は『予備の配管』と言うがM17が正式な予備系統だと確認したわけではない。 | 軽微 | 管理で解決 | 05-AFボルド発話の影響で生まれた主観として保持。正・副・予備の実在は留保 |
| R-AG-10 | 技術/判定 | B20分0.70MPa表示保持、澪は「健全みたい」と言う。恒久漏水ゼロと混同しうる。 | 中 | 表示事実と評価を分離して管理 | 今回条件で上下流とも20分0.70MPaを表示保持。正式な合否・有意差判定条件は別管理。標高の未採択案を正本化せず、澪の台詞は主観のまま |
| R-AG-11 | 演出/復旧 | C側微滲みは未補修、復旧後も濡れ跡があり管制へ報告済み。 | 中 | 未補修・報告済みを維持/後続運用詳細は継続 | 当日の試験中止条件(9-3)と、復旧後の次回点検・暫定運用詳細を分ける。常駐監視員・次回補修実施は追加しない。今回画像の滲み判別困難は許容し追加修正不要 |
| R-AG-12 | 技術/配置 | C/Bの試験ではHV-003の反対側測定口を使う必要がある。 | 中 | 本文で解決 | ボルドがB側へ付け替えた報告を維持。区間内2点という原則を採用 |
| R-AG-13 | 人物/言葉・運用 | 発話006を単独で読むと、危険な噴出も記録だけでよいと誤読しうる。 | 中 | 作者判断により原文維持/誤読リスク認識済み | 当日の補修優先順位を示す粗い発話として管理。安全条件撤廃・初期の大量噴出・実際の危険放置は設定しない。修正待ちではない |
重大
- 本文の描写に直ちに起きた事故はない。R-AG-02は当日の既設保護・確認実施と濾過入口許容内を採択して管理。根元弁の「閉」だけで安全を証明せず、完全水密・全故障保証は未確定。
中
- R-AG-01/03〜08/10/11/12/13。技術の結果、人物知識、試験手順に関わる。管理で解決済みの項目と、作者用で埋めるべき項目を分けた。
軽微
- R-AG-09は台詞の主観として処理する。今後の管理資料で『予備系統確定』と誤記しない。
15. 未解決事項
| 論点 | 現在案 | 選択肢 | 決定期限 | 後続への影響 |
|---|---|---|---|---|
| U-AG-01:M17-HV-01の水密 | 閉止・当日枝側保護と確認実施は確定。完全水密・弁座漏れの有無と量は未解決 | 完全水密でC別原因/微量の弁座漏入・漏出/水密不成立 | C原因を特定する場面より前 | C収束の説明。当日濾過入口許容内とは分離 |
| U-AG-02:枝側過圧の防止 | 当日保護条件採択・確認実施/詳細値未記載。既設PG-01/02の段階確認とPCV-01減圧により濾過入口は許容0.5MPa内 | 全時系列値・機器詳細は未設定のまま必要時に具体化。保護実施そのものは再審議しない | 詳細水理・計測履歴を後続で扱う前 | 完全水密・C原因・ゼロ漏れとは別。全時間連続監視・新設保護機器を追加しない |
| U-AG-03:C圧力が0.57MPaで横ばいとなる機構 | 履歴と外部微滲みのみ確定 | 境界弁から外部系統への均衡・漏入/外部滲み+別要因/試験機材/残留空気・温度等 | C再点検・結論場面まで | 技術的謎、05-ADのDと似た曲線の意味 |
| U-AG-04:M17閉止中のタンク水位と受水 | M17閉止はC/Bを通じ継続。500L級大気開放タンク | 十分な残水で継続/補給停止に気づく/流量制限等 | 外壁側の第3日同時刻を描く前 | 36人の生活、安全、秘密の露見 |
| U-AG-05:試験ポンプ再接続詳細 | ボルドがC用→B用指定位置へ接続切替・局所処置・充水排気・安定化と最終撤去を実施済み | 具体接続座標・口金形式・搬送秒数等だけ今後具体化 | 技術図・作者用操作表の固定時 | 担当・実施は確定。追加ポンプ・主管全排水へ変更しない |
| U-AG-06:B再接続計器の製造番号と局所排圧 | 二台の物理対応・位置・試行U/D、局所処置・1秒自動記録・手動照合は確定 | 製造番号文字列・機種・精度・校正・同期方法等の未記載詳細を必要時に確定 | 次の試験ログへ照合する前 | U/Dは役割名。記録未実施に戻さず全秒値を捏造しない |
| U-AG-07:第三日の終了分時 | 通常復旧込み15:30までに完了、予備30分確保は採択済み | B開始終了・各弁復旧・会話終了・帰還時刻だけ、後続に拘束があれば具体化 | 次シーンで時間や退勤が因果に関わる前 | 16:00は給水復旧期限。会話・徒歩観察を一律終了させない |
| U-AG-08:管制とレイカ提出計画の差 | ナギの監督責任・ボルド支援、12:55と13:57の当日C/B承認は確定。使用先未確認の運用と提出計画の差を記録 | 制度・責任が争点になれば残る説明・記録番号等を具体化 | 制度・責任が争点になる前 | 管制は区間・時刻中心。使用者同意・全条項履行・倉庫無被害は未確定 |
| U-AG-09:M17系の正式管理者・終点 | 澪の注記で不明、ボルドは倉庫へつながると確信 | 後続で現認/資料照合/人から知る | 第6話等で発見する場面まで | 澪の選択・ボルドの信頼 |
| U-AG-10:第4日区間AとC再確認の優先 | レイカは端末上で迷っている | A優先/C再試験優先/再計画 | 次シーンの冒頭判断 | 第5話終幕への接続 |
| U-AG-11:滲みの監視・暫定運用条件 | 位置・量不明・未補修を管制へ報告 | 経過監視/補修計画/使用制限判断 | 次回運用判断・変化描写まで | 漏水被害と管理責任 |
| U-AG-12:ボルドの内心認識根拠 | M17の先が倉庫と確信するが、全路実測はなし | 工事計画の知識による確信/過去のルート知識/現物を追加確認 | 自身の秘密が物語上開示される前 | 言動の信用、澪との知識差 |
未解決事項を第6章本文に混ぜず、答えが必要になるまで状態区分を保持する。
16. 変更履歴
| 版 | 日付 | 変更内容 | 変更理由 | 確定者 | 影響範囲 |
|---|---|---|---|---|---|
| v1.0 | 2026-10-25 | 05-AG最終本文を全文収録。フォーマットv4の3-1〜18全項目に展開、全セリフを順・人物別に索引化。C/B表示値・弁操作・M17滲み・未解決の安全と権限を分離。05-AG象徴ビジュアル完全版v1.0を対応付け | 第3日の出来事を一つの正本として再利用可能にする | 本文・採択:ユーザー/整理・索引:AI | 05-AG管理全体、次シーン接続 |
| v1.1 | 2026-10-25 | 修正指示書v1.0のQ-01/02/04〜09・M-01を反映。参照版、ナギの責任、枝側保護・監視、1秒記録・二台物理対応・ポンプ切替、通常復旧15:30まで・予備30分、情報分類を同期。Q-03本文修正案は不採用で92発話・12内心を維持。本文は系統図説明一文だけ校訂。再生成画像『産業プラントの三人と赤いバルブ.png』を今回条件で採用し、両手・端末・人物定義と判読限界を記録 | ユーザー最終判断を全文へ反映し、採択条件と未記載詳細を分離 | 採択:ユーザー/反映・検証:AI | AG二文書v1.1のみ。画像追加編集・参照正本変更なし |
旧案・却下案
- 旧案(不採用): 澪の図面の未確認接続を実線/点線で確定すること。理由:外壁側の線種規則を都市側人物へ機械的に流用せず、ユーザーが『注意書き』を選んだ。現物未確認の終点は保留。
- 旧案(修正済): HV-003のC側計器をそのままB側観測に用いること。理由:試験計画v1.1の測定点は各区間内。今回本文ではB側への移設報告がある。
- 旧案(修正済): 『M17の継ぎ目』のみでC/Bのどちら側か不明な表現。今回の本文ではC区間側継ぎ目に固定。
- 旧案(修正済): C→B移行を管制へ無報告のまま続行。13:57報告・承認を本文へ反映済み。
- 不採用の追補要求: 管制が技術的な最終使用先まで厳格審査する仕組みを、今回の本文へ勝手に追加すること。ユーザーは区間・時間中心の管制運用を説明している。
- 不採用(Q-03最終判断): 発話006を「噴き出すなら止めるけど」または途中案の「噴き出し続けるなら止めるけど」へ変更する提案。原文維持は決定済みで、誤読リスクはR-AG-13に記録。最初の2分の大量噴出・流量・危険放置を補わない。
- 現画像の扱い: 旧画像『蒸気工廠の三人と赤いバルブ.png』は一次監査の対象として履歴に保持。現画像『産業プラントの三人と赤いバルブ.png』(添付所在名末尾(1))は今回条件で採用済み。泣きぼくろ・滲み・接続経路の追加修正を完了条件にしない。
- 保留(却下ではない): C原因の特定、Aの結果、倉庫発見、ボルドの帰属先。今回のシーンの解決対象ではない。
17. AI再読込用要約
必須前提
第5話05-AG『障害』は05-AF『分岐の先』の翌日、試験第3日午前〜午後。人物はボルド(50代)、レイカ(14/昇降局/白作業着)、澪(19/選別局/黒作業着)。舞台はボルドの職員居住区室、F-03補助機械室、上方給水管保守通路。第6章は採択済みM-01の地の文一文だけ校訂した決定稿が正本。92発話・ボルド12内心・冒頭設定・観測値・弁操作順は維持。
このシーンの中心
Cの技術的異常が匿名の使用者への関心を生み、澪の善意・レイカの工程判断・ボルドの秘密が同じM17根元弁前で衝突しかける。
登場人物と現在状態
- ボルド: 朝に工具を清拭状態から注油点検。都市側の寝床・飯・仕事とレイカたちへの情、倉庫仲間への責任で葛藤。旧倉庫へM17枝がつながると強く思うが終端を全線実測したわけではない。
- レイカ: 第3日C/B試験を指揮、C低下とB保持を記録。時間を優先しC分解は見送る。第4日AとC/M17確認の優先を決めかねる。
- 澪: 05-AFのM17調査を注記付き清書図にし共有。C側の微滲みを見て見知らぬ使用者への連絡を提案。倉庫36人や管理者は知らない。
確定した出来事
- ナギの管制側責任・若年職員監督とボルド現地支援を継承。当日C/B操作・M17閉止・各0.7MPa観測と復旧の判断は12:55/13:57。
- 枝側は既設PG-01/02を段階確認し、既存PCV-01による保護を保ち、当日の濾過入口は許容0.5MPa内。完全水密・C原因・枝側全時系列は未確定。
- C/Bとも二台の1秒自動記録・0/1/2/5/10/15/20分と異常・操作時の手動照合を実施、C8分は追加。C上流計器はB下流へ、C下流計器はB上流へ。ボルドのポンプ接続切替・局所処置・充水排気・安定化・撤去は実施済み。
- 通常復旧は最後のM17元開度復帰と既知下流受水確認まで15:30以前、予備30分確保。本文には復旧分時がなく、会話終了・帰還は未提示。16:00後も徒歩観察・記録・会話は可能。
- 澪が清書図を共有し、末端未確認/HV-005既設管との接続関係不明を明記。
- 第3日12:55 C/Bを含む操作範囲申請、M17最終使用先未確認を申告、管制承認。
- C:HV-003〜HV-004、M17根元弁閉止、0分0.70→2分0.64→5分0.60→8分0.57→10/15/20分0.57MPa。M17-HV-01のC区間側継ぎ目に微滲みが一箇所見える。原因未特定。
- 13:57 C結果報告とB移行承認。B:HV-002〜HV-003、2台の計器をBの区間内側へ移設。0.70MPaを20分二点で表示保持。
- 全境界弁の運用復帰、M17-HV-01はボルドが元開度へ。M17滲みを未補修としてレイカが管制報告。既知下流使用先で受水再開の連絡。倉庫の実受水量は確認されない。
- 澪『せっかく引いたのに』→ボルド『まずは区間Aじゃないのか』。レイカが端末の第4日A予定/C再確認/M17未解決を見つめて終わる。
前シーンからの引継ぎ
- 05-AFでM17枝の濾過・タンクは現認、濾過装置入口許容0.5MPa。タンクは500L級大気開放で自然流下。澪はメモを清書予定としており、05-AGで完成。正・副・予備はボルドの未検証の説明。
- Dは第2日に補修後20分0.7MPa表示保持したが、初回低下の全原因は特定済みでない。
次シーンへ渡す情報
- 第4日の区間Aは予定のみ。Cの0.57MPa横ばいとC側継手滲み、B保持、未確認の使用先、M17未補修、ボルドの迷い、澪の善意を残す。
絶対に変更しない条件
- 発話006は原文維持が決定済み。正式中止条件の網羅ではなく当日の補修優先順位を示す。初期M17大量噴出・流量・危険放置は確定していない。
- ボルドの葛藤は冒頭からあり、澪の関心を止め切ったとも帰属を決めたとも扱わない。取得全記録と観客に提示した代表報告、管制受領範囲を分ける。
- 現画像『産業プラントの三人と赤いバルブ.png』は今回条件で採用し、追加修正不要。微細外見は共通定義を維持して判読限界を許容。会話前に計器二台を安全収納、画像の両手・端末は11・12章と別紙v1.1へ固定。
- Cの表示履歴、Bの20分表示保持、12:55/13:57の時計、M17のC側濡れ位置、HV-003計器のC側→B側移設、M17復旧時の元開度、澪の図面注記、管制への報告、最後のレイカの判断保留。
- 倉庫の36人を澪・レイカの知識に追加しない。圧力曲線や微滲みから単一原因を捏造しない。0.5MPa濾過入口制約を破棄しない。
未解決事項
M17-HV-01の完全水密・弁座漏れの有無と量、Cの0.57収束機構、枝側全時系列値、ポンプ接続座標等、計器製造番号文字列・精度・標高補正等、個別復旧分時・会話終了・帰還、タンク水位と生活影響、M17使用者・管理者、翌日の優先判断、ボルドの帰属先。責任体制・枝側保護実施・1秒記録・接続切替実施・運用枠内完了・現画像採用は反映済みで再び未完に戻さない。
参照すべき資料
『シーン統合管理フォーマット v4.0』『文章・描写・情報精度 基本方針 v1.0』『05-AF『分岐の先』本文・画像指示v1.1』『05-AE『再試験』本文・画像指示v1.1』『05-AD『試験開始』本文・画像指示v1.1』『05-T『分岐点』本文v1.3』『F03_区間通水保圧試験計画書_レイカ提出版_v1.1』『F03_区間通水保圧試験計画_作者用対応知識管理_v1.1』『生活設定資料 Version 2.2』『05-AG_障害_象徴ビジュアル_画像生成向け構図指示_完全版_v1.1』『05-AG_障害_ユーザー判断反映_監査修正指示書_v1.0』。
18. 制作完了チェック
[x]は決定稿として記述・管理が完了した項目、[ ]は実行細部・機材・制度の残件がある項目。未チェック項目も省略せず、その理由を9・14・15章に明記している。
物語
- シーンの中心変化が一つに絞られている
- 開始時と終了時で状態が変化している
- 話数全体の主題に寄与している
- 削除した場合に失われる役割が明確
人物
- 視点人物が明確
- 人物の判断が能力・知識・立場に沿っている
- セリフが説明だけになっていない
- 年齢、口調、関係、疲労、負傷が一致
- 次シーンへ人物状態を引き継げる
世界観・技術
- 技術は既存仕様と整合:当日の既設保護・記録・移設実施を反映。原因・完全水密・詳細補正は未解決として別管理
- 組織権限と責任が整合:ナギの監督・ボルドの支援と当日C/B承認を反映。提出計画との差・全条項履行の未確定を維持
- 資源制約を無視していない:通常復旧15:30まで・予備30分は解決。倉庫のタンク残量・実需要・生活影響の数量照合は未設定
- 世界観を説明ではなく現場として描いている
- 新規設定の確定度が明記されている
映像・音響
- 読むだけで空間と人物配置が分かる
- 音なしでも大筋が理解できる
- 音を加えることで場所と心理が深まる
- 象徴となる一枚を切り出せる
- 画像生成時の誤解を防ぐ条件がある
管理
- 前後シーンが指定されている
- 未解決事項が分離されている
- 変更履歴が更新されている
- AI再読込用要約がある
- 正本と暫定案が混在していない
v4.0原典の運用部・非省略照合
| 原典章 | 本書での扱い |
|---|---|
| 0. 本フォーマットの目的 | 冒頭の正本宣言、各章の全欄保存、再読込に反映 |
| 1. 運用原則1〜10 | 確定度区分、感情→情報、現場描写、現場裁量・安全・資源・人物知識境界、台詞全文保持を適用 |
| 2. シーン番号規則 | 05-AGとして継続、採番変更なし |
| 3. シーン統合管理シート | 3-1〜3-7を全項目展開 |
| 4〜18. 各章 | 全小見出し・表・チェック項目を保持し記入 |
| 19. 最小版テンプレート | 『構想初期用の簡略記録形式』であり、この決定稿には採用しない。内容は完全版3〜18に包含 |
| 20. 『バベル:リビルド』の核心 | 全員がそれぞれ守る対象と制約の中で行動する構造として、4-5・5-3・17章に反映 |
最終管理境界: 05-AG本文はM-01の一文だけ校訂済み。責任・当日承認・枝側保護・記録・移設・15:30までの通常復旧・画像採用は反映完了。原因、完全水密、詳細数値、倉庫の生活影響は14・15章で継続。画像用左右・両手・遮蔽と細部許容はこの一枚の制作条件であり、共通人物定義・設備正本を変更しない。
