5m 21s考えました

仮の話数タイトルは、第5話『通す』が一番合う。

F-03の道を通す

保守かごを通す

水を通す

試験を通す

人から人へ判断を通す

前半12シーン、後半13シーンの全25シーン。時系列は制御落下翌日夕方から、おおむね三日目までを想定する。

なお、既存設定ではF-03公式非常乗降場は現役なので、今回復旧するのはF-03に併設された停止中の「補助保守かご」と仮定する。

前半――F-03編

採番 仮タイトル 登場人物 シーン概要

05-A 『点線の先』 ヒナセ 04-K直後。未確認の淡水配管を辿ってF-03方面へ単独調査に出る。
05-B 『停止中』 ナギ、レイカ、整備員 F-03の補助保守かごが、制御落下後のずれによって停止したままだと判明する。
05-C 『運べない』 悠人、委員長、搬送員 F-03経由の毛布や補修資材が滞り、第八避難所では人力搬入が続く。
05-D 『現場』 ボルド、ナギ、レイカ、整備員 ボルドが図面にない古い継ぎ板とレールの異常を見つける。
05-E 『予測』 ボルド、レイカ、ナギ ボルドが異音、温度上昇、かごの偏りを予測し、レイカが計測で確かめる。
05-F 『任せる』 ナギ、ボルド、レイカ ナギがボルドを立会人ではなく現場診断担当として扱い、「現場判断は?」と尋ねる。
05-G 『支える仕事』 セナ、カイ、整備員 アンカーとドリルクローが、今度は破壊ではなくレールと支持材を保持する。
05-H 『すれ違い』 セナ、ヒナセ F-03保守デッキで互いを認識する。謝罪も追及もせず、目の前の異常設備を先に止める。
05-I 『一段』 ナギ、レイカ、ボルド、澪、セナ、カイ、ヒナセ 補助保守かごを低速で一段だけ動かし、問題の継目を越えさせる。
05-J 『届く』 悠人、委員長、搬送員、避難民 復旧した経路から、第八避難所へ最初の毛布と補修資材が届く。
05-K 『実線』 ヒナセ、ミネ、カガリ ヒナセが倉庫へ戻り、壁の点線を実線へ変える。生きた淡水幹線までの経路が確定する。
05-L 『分岐点』 ヒナセ、ミネ、成人作業班 倉庫へ水を引ける候補点を決める。ただし都市側に流量を検出される危険も分かる。

後半――通水試験編

採番 仮タイトル 登場人物 シーン概要

05-M 『分岐』 ヒナセ、カガリ、成人作業班 廃止保守枝へ分岐管を取り付け、貯水槽と簡易浄水ユニットを準備する。まだ水は流さない。
05-N 『引き継ぐ』 ヒナセ、カガリ、外壁民 「ボルドなら」という声に、ヒナセが「知らない。私は止める」と答え、異音と停止基準をカガリへ教える。
05-O 『試験予定』 ナギ、レイカ、ボルド、給水設備担当 F-03周辺の復旧確認として、同じ淡水幹線の段階的な通水・保圧試験が決まる。
05-P 『生活時間』 悠人、委員長、ナギ、給水設備担当 試験による給水制限と搬入停止を、食事・服薬時間から外すよう悠人が調整する。
05-Q 『責任』 澪、セナ 試験配置へ向かう前に、判断過程へ参加した者と実行した者として短く言葉を交わす。
05-R 『第一遮断』 ナギ、レイカ、ボルド、給水設備担当 最初の区間を閉じて加圧する。都市側の値は正常、倉庫側では初めて圧力が届く。
05-S 『第二遮断』 ナギ、レイカ、ボルド 微小な流量差が現れ、レイカが異常範囲を廃止枝群まで絞る。
05-T 『ここまで』 ボルド、ナギ、レイカ 次の遮断まで進めば、廃止枝だけでなく、その先の入口まで辿られるとボルドが気づく。
05-U 『逃がす』 ボルド、ナギ、レイカ、整備員 ボルドが老朽管保護を理由に旧圧力平衡管を復旧し、流量差の原因を一つに絞れなくする。
05-V 『通す』 ナギ、レイカ、澪、ボルド、セナ、カイ、ヒナセ、ミネ 限定通水開始。同じ圧力波を、それぞれが管制値、構造変位、機械音、配管振動、水容器として受け取る。
05-W 『癖』 ボルド、ヒナセ、レイカ ヒナセ特有の弁操作が波形に現れる。レイカには異常波形、ボルドにはヒナセの生存確認となる。
05-X 『原因未特定』 ナギ、レイカ、ボルド、澪、給水設備担当 追加試験なら絞り込めるが、老朽管の安全限界からナギが打ち切る。「限定通水成功、微小流量差、再試験要」と記録する。
05-Y 『日常へ』 ヒナセ、ミネ、36名、主要人物各員 最初の錆水を捨て、濾過・消毒後の水が容器へ溜まる。各員は次の仕事へ戻り、ヒナセは「次は排水」と言う。

構造上の中心は05-V『通す』。

第3話では全員が「B-19を落とす」という単一目的へ収束した。第5話では、都市復旧、避難所への搬入、36名の給水、共同体の秘匿という別々の目的が、一本の配管を走る圧力波だけで一瞬重なる。

また、四つの既存案も段階を進めた形で残っている。

『現場』:ボルドの技能発見ではなく、現場判断を正式に任され始める

『すれ違い』:初対面ではなく、互いを個人として初めて認識する

『引き継ぐ』:ヒナセが判断するだけでなく、判断基準を次の人間へ渡す

『責任』:正式責任者ではない澪とセナが、自分の参加した過程を抱えたまま次の仕事へ進む

この粒度なら、書き始めた後に統合・分割しやすい。特に05-D〜05-F、05-R〜05-Uは、実際の本文量に応じて一つへまとめられる。

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