読み取った。
必須要件の中心は、人物を都市設定から独立させず、生活・身体・資源・職業を一体として描くことにある。人物は鑑賞物ではなく、生きるために眠り、洗い、着替え、食べ、汚れる存在として扱う。特に身体描写は、露出ではなく生存描写として使う方針が明示されている。
まず重要な認識
これまで私生活をまったく描いてこなかったわけではない。
正確には、これまで描いてきたのは主に、
仕事へ侵入してくる生活
だった。
第3話にはすでに、かなり重要な断片がある。
セナ
- 「がっつり寝たけどまだ眠い」
- ヘルメットで髪が潰れる
- 鏡がないため髪型を直せない
- 作戦前でも夕食を考える
- 帰ったら「思いっきりしょっぱいもの」を食べたい
- 作業中の汗、パイロットスーツの耐熱性
- 機体の傷を人格的に受け止める
セナは、かなり身体感覚が強い。
眠い、暑い、髪が気になる、食べたい、怖い。仕事中は真面目に抑えているが、私生活ではおそらく感覚的で、少し雑で、年齢相応に幼い。
カイ
- 睡眠状態を「普通」とだけ答える
- 緊張時にも食事を考える
- セナの髪型を無意味に指摘する
- 「今は晩ごはんのことでも考えとけ」
- 感情処理を日常的欲求へ落とす
カイは「私生活と仕事を切り分けている」というより、仕事も私生活と同じ低い解像度で処理している。
帰宅後も反省会をするタイプではない。食べて、寝て、翌日にはある程度戻っている可能性が高い。
レイカ
- 作戦説明中に寝落ちする
- 起こされて「ナギ、おはよう」
- 目をこする
- 欠伸をする
- 白い制服は整っている
- 作業時は作業着へ着替え、工具を握る
- 作戦成功後、泣いて言葉が出なくなる
- ナギに髪を撫でられる
レイカは業務能力が高い一方で、身体は14歳のまま。
睡眠不足に耐えられず寝落ちする、起こされ方が子どもっぽい、感情の決壊時にはナギの保護を受ける。この二重性は私生活描写の中核になる。
ナギ
- 他人の睡眠を確認する
- レイカを起こす
- セナの状態を確認する
- 作戦成功後、レイカの隣へ座り髪を撫でる
- 制服と作業着を場面で使い分ける
- 自分の疲労はほとんど口にしない
ナギは仕事上の管理者であると同時に、若い職員たちの生活管理者に近い役割を引き受けている。
ただし母親化しすぎると弱い。食事・睡眠・着替えを世話するのではなく、「寝たか」「食ったか」を確認して、必要な時だけ手を出す程度が合う。
澪
- 目の下にクマ
- 業務中の疲労を無視して作業を続ける
- 住民の台所や皿洗いを記憶している
- 作戦後、都市の日常へ戻れず、一人だけ時間が止まる
- 仕事場から離れても、混雑するエレベーターの中で感情を処理できない
澪は私生活の空白が最も大きい。
これは欠点ではなく、現段階では「仕事以外に戻る場所が見えていない人物」として機能している。
4話で澪の居室を描くなら、単なる設定開示ではなく、
澪は帰宅した時、何に戻っているのか
を決める必要がある。
両親を失った過去を考えると、整った部屋にするか、生活を最小限にしているかで、人物像が大きく変わる。
ヒナセ
- 汗だくの作業着を脱ぐ
- 簡易シャワーを使おうとする
- 断水でシャワーを諦める
- 「シャワーは我慢する」「皿は洗わない」と生活用水を再配分する
- 汗、油、錆、湿った作業着を強く意識する
- 水浴びを楽しみにしている
- 保存食や水容器を準備する
- 生活と工事がほぼ分離していない
私生活描写が最も既に確立しているのはヒナセだ。
彼女にとって、シャワー、皿洗い、飲水、作業、水道工事は全部同じ「水」の問題になっている。
ヒナセは「仕事を終えて家へ帰る」のではない。
生活の場所で工事をし、工事の結果として生活が成立する
人物だ。
ボルド
- 生活物資の集積と配管作業を同じ目線で見る
- 水量、保存食、避難、作業員配置を一体で考える
- ヒナセへ技術と身体の使い方を教える
- 自分の生活についてはほぼ語られない
ボルドの私生活は、個人的趣味や部屋より、共同体の中でどこに座り、何を修理し、誰から食事を渡されるかで描くべきだと思う。
一人暮らしの職人として描くより、外壁共同体の共有空間に常にいる人物の方が合う。自室はあっても、ほぼ寝るだけだろう。
悠人
- 避難所の空調、食事、配給、寝床を仕事として扱う
- 人が寝られる環境を先に作る
- 自分の食事・睡眠は後回し
- ぬるいコーヒーを飲む
- 人の生活を回すが、自分の生活は見えない
悠人も澪と同様、私生活が空白になっている。
ただし澪が「帰れない」のに対し、悠人は「帰る時間を他人へ渡している」人物に見える。
真琴
- 眼鏡を外して目を閉じる
- コーヒーと静かな観測室が似合う
- 作戦後も次の対応へ移る
- 身体的疲労を表に出す動作が少ない
真琴の私生活は、感情的な意外性を狙うより、仕事と同じく削ぎ落とされた生活にした方が強い。
ただし、完全な無趣味・無生活にすると記号化する。
何を食べるか、何を着たまま寝るか、眼鏡をどこに置くか、といった小さな習慣が必要になる。
4話で扱うべき「私生活」の範囲
資料集では、単なるキャラクター別の部屋紹介にはしない方がいい。最低でも次の構造が必要になる。
1. 居住環境
- どの階層・区画に住むか
- 個室か共同居住か
- 部屋の広さ
- 水・熱・空調・電力の安定度
- 職場までの昇降時間
- 窓の有無
- 騒音と振動
- 正規居住者か、組織宿舎か、無登録居住か
2. 睡眠
- ベッド、簡易寝台、ハンモック、床
- 勤務服のまま寝るか
- 都市の循環音がないと眠れないか
- 夜勤・仮眠・呼び出し
- 誰が寝付きが悪く、誰がどこでも寝るか
- 寝具の清潔度
- 目覚ましが時計か、放送か、振動か
3. 水と衛生
- 入浴頻度
- シャワー時間
- 洗髪
- 洗濯
- 下着や作業着の交換
- 排水制限
- 水の再利用
- 水をどこまで個人で所有できるか
4. 食事
- 配給、自炊、食堂、屋台
- 保存食の比率
- 塩分・熱量・水分
- 勤務中の食事
- 好物と嫌いなもの
- 食事を一人でするか
- 食器をどう洗うか
5. 服装と着方
ここはかなり有効。
同じ制服でも、
- 襟を直すか
- 袖を捲るか
- 上着を閉じるか
- 私物を付けるか
- 洗濯頻度
- 補修跡
- サイズが合っているか
- 帰宅後すぐ脱ぐか
- 部屋着を持っているか
で生活が出る。
服装は性格説明ではなく、
その人物が毎日、何を面倒だと思い、何だけは守るか
を示すものになる。
今後の議論での原則
私生活を「仕事の反対側」として作らない方がいい。
バベルでは、居室にも配管音があり、シャワーにも流量制限があり、食事にも物流事情があり、睡眠にも昇降機の振動が入る。必須要件でも、世界観は説明せず、設備・作業・空気・生活として存在させる方針になっている。
したがって、このチャットで作る資料集の中心命題はこれになる。
その人物は、都市のどの流れに依存して、どのように一日を終え、翌日また仕事へ戻るのか。
次は、各人物の居住形態を仮決定するところから始めるのがいい。最初に扱うなら、既出情報が多く対照も作りやすい セナとカイ、または4話の中心になる 澪 が適している。
その方向はかなり合っている。
ただし、**「寮」より「職員向け居住区画」**と考えた方がバベルらしい。
都市職員側の居住形態
昇降局や選別局の職員には、勤務先に近い居住区画が割り当てられているはずだ。
理由は福利厚生より実務。
- 緊急招集にすぐ応じられる
- 昇降機停止時でも徒歩・保守通路で出勤できる
- 交代勤務を回せる
- 若年職員や単身者を管理できる
- 居住登録と配給を組織側で一括管理できる
つまり、
職員だから良い部屋を与えられる
というより、
都市機能の近くに拘束される代わりに、最低限の個室を与えられる
という制度だと思う。
見た目
九龍城砦的な雑然さは合う。
ただし完全な無秩序ではなく、元は規格化された宿舎だったものが、長年の増築と改修で崩れている形がいい。
- 一本の長い内廊下
- 壁面に露出配管
- 後付けの電線
- 共用の給湯管
- 部屋ごとに違う扉
- 古い部屋番号の上から新しい番号札
- 換気ダクトの唸り
- 廊下に私物棚
- 洗濯物
- 修理待ちの靴
- 配給箱
- 共用端末
- 誰かが勝手に置いた椅子
- 隣室の生活音
一室一室は狭い。
ベッド、机、収納、簡易洗面。
部屋によっては簡易調理器。
便所やシャワーは共用でもいい。
現代のワンルームより、船員室、鉱山宿舎、旧式の集合住宅、工場寮の混合物に近い。
個室はあるが、私生活は薄い
澪、セナ、カイ、レイカは一人部屋でいいと思う。
ただし個室があることと、快適であることは別。
壁は薄い。
配管音がする。
換気は弱い。
照明は古い。
シャワーの使用時間が決まっている。
家具は備え付けで、前の入居者の補修跡が残っている。
この程度なら、外壁民との差も作れる。
外壁民から見れば、職員居住区は十分に豊かだ。
- 鍵のかかる個室
- 登録された住所
- 安定した電力
- 配給保証
- 定期的な温水
- 寝具を常設できる
- 私物を置いたまま出勤できる
これらはバベルでは大きい。
レイカも一人暮らしでよいか
一人部屋自体はあり得る。
ただし、完全に成人職員と同じ扱いにはしない方がいい。
14歳のレイカが一人で暮らせる理由は、本人が自立しているからではなく、組織居住制度の中にいるからとした方が自然。
例えばレイカの区画は、
若年職員・研修職員・単身技術職員向け居住棟
にある。
管理人か当直職員がいる。
食堂または配給所が近い。
門限まではなくても、入退室記録が残る。
緊急時にはナギのような上位職員へ連絡が行く。
部屋の中では一人。
だが制度上は完全な独居ではない。
これなら、
- 業務能力は高い
- 自室を持っている
- それでも14歳
- ナギが生活状態を多少把握している
を両立できる。
レイカの部屋は整っていると思う。
しかし大人のミニマリズムではない。
- 制服がきれいに掛けてある
- 机上の端末は整理されている
- 寝具も整えている
- その一方で、枕元に読みかけの技術資料
- 小さな菓子の包み
- 子ども向けの古い雑貨
- 朝起きられず、端末の警告を何度も止めた履歴
- 洗濯物の畳み方だけ少し雑
のようなズレが必要。
完全に整然とさせると、ただの小型成人になる。
澪たちの居住区は同じか
組織ごとに完全分離するより、都市インフラ職員用の大きな居住帯があり、その中で棟や階層が違う方が自然。
例えば、
- 昇降局職員棟
- 選別局常勤職員棟
- 保安群待機宿舎
- 非常招集者用仮眠区画
- 家族持ち用居住列
- 若年職員棟
が隣接している。
同じ食堂や洗濯区画を使うこともある。
これによって勤務外で人物を偶然会わせられる。
澪が夜中に共用洗濯室へ行く。
セナが自販配給機の前にいる。
カイが部屋着のまま食料を買っている。
レイカが大きすぎる洗濯籠を抱えている。
こうした接触ができる。
ただし、都合よく全員同じ廊下に住ませると舞台装置感が出る。
徒歩数分から昇降機一駅程度の距離に散らすのがいい。
ボルドとヒナセ側
こちらは明確に別文化でいい。
個室を基本単位にしていない。
外壁民の居住空間は、
場所を占有する権利より、寝る場所を確保すること
が優先されている。
B-19以前
- 一つの大きな空間
- 板、布、鋼板で最低限区切る
- 家族単位、仕事班単位で寝る
- 私物は箱や吊り棚へ収納
- 貴重品は身につける
- 工具と寝具の距離が近い
- 夜でも誰かが起きている
- 交代勤務者が時間差で寝る
- 完全な消灯はない
- 配管の振動や作業音が常にある
雑魚寝ではあるが、無秩序な避難所とは違う。
長く暮らしているので、本人たちなりの縄張りと作法がある。
- この梁の内側はボルド班
- この棚はミネが管理
- この時間は子どもを寝かせる
- 濡れた服はここ
- 工具を寝床へ持ち込むな
- ワイヤーは入口側へ掛ける
という生活規則があるはず。
ボルド
ボルドは個室を持たないか、持っていても使っていない方が似合う。
彼の寝床は共同空間の端。
背中を壁にできる位置。
工具箱が枕元。
作業靴を脱がずに寝ることもある。
何か起きれば最初に起きる。
ただし共同体の長だから良い場所を取るのではなく、出入口や設備に近い不便な場所にいる方が人物像に合う。
ヒナセ
ヒナセは最低限の仕切りを持っていそうだ。
布、薄い板、廃材。
完全な個室ではない。
- 寝具
- 工具
- 着替え
- 水容器
- 保存食
- 小さな鏡
- 壊れた部品
- 自分で直した照明
が狭い範囲に詰まっている。
ヒナセは共同生活に慣れているが、19歳なので「自分の場所」は欲しいはずだ。
音は筒抜け。
声を掛ければすぐ返事がある。
着替えの時だけ布を閉める。
閉めている時は入らないという暗黙の了解。
この程度がいい。
B-19脱出後の保安倉庫
ボルドが昔使っていた保安倉庫を避難場所にするのは強い。
ここはただの倉庫ではなく、
かつてボルドが都市側で働いていた痕跡
になる。
生活描写と過去開示を同時にできる。
倉庫の状態
- 廃止された昇降路か保守路に接続
- 古い昇降局または保安用の標識
- 備品棚
- 折り畳み寝台
- 防護マスク収納箱
- 非常灯
- 排水設備
- 壊れた通信盤
- 古い制服か識別札
- ボルドしか開け方を知らない扉
「雨風をしのぐ」は意味としては分かるが、バベルでは少し一般的すぎる。
この世界なら、
腐食霧と外気をしのぐ
蒸気漏れと夜間冷却から逃れる
風圧を避ける
黒海側から吹き上がる湿気を遮る
の方が世界観固有になる。
避難後の寝方
倉庫に着いてすぐ、全員が各自の寝床を確保するのではなく、まず生活設備を確認するはず。
- 扉が閉まるか
- 換気が生きているか
- 水があるか
- 排水が使えるか
- 電力が来ているか
- 外から見つからないか
- 寝られる面積があるか
その後に、
- 養生シートを敷く
- 濡れた作業着を吊るす
- 工具箱を壁際に寄せる
- 水容器を中央管理する
- 入口近くに見張り役が寝る
- 傷病者を奥へ置く
- ヒナセたち若い者を比較的乾いた場所へ押し込む
という流れになる。
ここでボルドが昔の動線を身体で覚えていると強い。
暗い倉庫に入り、壁の奥へ手を伸ばし、古い主電源を入れる。
一拍遅れて非常灯が点く。
それだけで、ボルドがここを知っていることが伝わる。
対比として非常に使える
職員側と外壁民側は、単純な豊かさの差だけではない。
職員居住区
- 個室がある
- 住所がある
- 鍵がある
- 配給が届く
- しかし孤独
- 隣人を知らない
- 緊急招集でいつでも生活が中断される
外壁民居住区
- 個室がない
- 登録も不安定
- 水も電力も弱い
- しかし誰かが近くにいる
- 起きれば誰かが作業している
- 生活と共同体が直接つながっている
ここは優劣ではなく、生活構造の差として描ける。
澪は鍵のかかる部屋へ一人で帰る。
ヒナセは眠れないほど人の気配がある場所で寝る。
どちらも安らげない。
理由だけが違う。
この対比は4話の私生活描写の中心に置ける。
その方向はかなり合っている。ただし、**「寮」より「職員向け居住区画」**と考えた方がバベルらしい。都市職員側の居住形態昇降局や選別局の職員には、勤務先に近い居住区画が割り当てられているはずだ。理由は福利厚生より実務。緊急招集にすぐ応じられる昇降機停止時でも徒歩・保守通路で出勤できる交代勤務を回せる若年職員や単身者を管理できる居住登録と配給を組織側で一括管理できるつまり、> 職員だから良い部屋を与えられるというより、> 都市機能の近くに拘束される代わりに、最低限の個室を与えられるという制度だと思う。見た目九龍城砦的な雑然さは合う。ただし完全な無秩序ではなく、元は規格化された宿舎だったものが、長年の増築と改修で崩れている形がいい。一本の長い内廊下壁面に露出配管後付けの電線共用の給湯管部屋ごとに違う扉古い部屋番号の上から新しい番号札換気ダクトの唸り廊下に私物棚洗濯物修理待ちの靴配給箱共用端末誰かが勝手に置いた椅子隣室の生活音一室一室は狭い。ベッド、机、収納、簡易洗面。部屋によっては簡易調理器。便所やシャワーは共用でもいい。現代のワンルームより、船員室、鉱山宿舎、旧式の集合住宅、工場寮の混合物に近い。個室はあるが、私生活は薄い澪、セナ、カイ、レイカは一人部屋でいいと思う。ただし個室があることと、快適であることは別。壁は薄い。配管音がする。換気は弱い。照明は古い。シャワーの使用時間が決まっている。家具は備え付けで、前の入居者の補修跡が残っている。この程度なら、外壁民との差も作れる。外壁民から見れば、職員居住区は十分に豊かだ。鍵のかかる個室登録された住所安定した電力配給保証定期的な温水寝具を常設できる私物を置いたまま出勤できるこれらはバベルでは大きい。レイカも一人暮らしでよいか一人部屋自体はあり得る。ただし、完全に成人職員と同じ扱いにはしない方がいい。14歳のレイカが一人で暮らせる理由は、本人が自立しているからではなく、組織居住制度の中にいるからとした方が自然。例えばレイカの区画は、> 若年職員・研修職員・単身技術職員向け居住棟にある。管理人か当直職員がいる。食堂または配給所が近い。門限まではなくても、入退室記録が残る。緊急時にはナギのような上位職員へ連絡が行く。部屋の中では一人。だが制度上は完全な独居ではない。これなら、業務能力は高い自室を持っているそれでも14歳ナギが生活状態を多少把握しているを両立できる。レイカの部屋は整っていると思う。しかし大人のミニマリズムではない。制服がきれいに掛けてある机上の端末は整理されている寝具も整えているその一方で、枕元に読みかけの技術資料小さな菓子の包み子ども向けの古い雑貨朝起きられず、端末の警告を何度も止めた履歴洗濯物の畳み方だけ少し雑のようなズレが必要。完全に整然とさせると、ただの小型成人になる。澪たちの居住区は同じか組織ごとに完全分離するより、都市インフラ職員用の大きな居住帯があり、その中で棟や階層が違う方が自然。例えば、昇降局職員棟選別局常勤職員棟保安群待機宿舎非常招集者用仮眠区画家族持ち用居住列若年職員棟が隣接している。同じ食堂や洗濯区画を使うこともある。これによって勤務外で人物を偶然会わせられる。澪が夜中に共用洗濯室へ行く。セナが自販配給機の前にいる。カイが部屋着のまま食料を買っている。レイカが大きすぎる洗濯籠を抱えている。こうした接触ができる。ただし、都合よく全員同じ廊下に住ませると舞台装置感が出る。徒歩数分から昇降機一駅程度の距離に散らすのがいい。ボルドとヒナセ側こちらは明確に別文化でいい。個室を基本単位にしていない。外壁民の居住空間は、> 場所を占有する権利より、寝る場所を確保することが優先されている。B-19以前一つの大きな空間板、布、鋼板で最低限区切る家族単位、仕事班単位で寝る私物は箱や吊り棚へ収納貴重品は身につける工具と寝具の距離が近い夜でも誰かが起きている交代勤務者が時間差で寝る完全な消灯はない配管の振動や作業音が常にある雑魚寝ではあるが、無秩序な避難所とは違う。長く暮らしているので、本人たちなりの縄張りと作法がある。この梁の内側はボルド班この棚はミネが管理この時間は子どもを寝かせる濡れた服はここ工具を寝床へ持ち込むなワイヤーは入口側へ掛けるという生活規則があるはず。ボルドボルドは個室を持たないか、持っていても使っていない方が似合う。彼の寝床は共同空間の端。背中を壁にできる位置。工具箱が枕元。作業靴を脱がずに寝ることもある。何か起きれば最初に起きる。ただし共同体の長だから良い場所を取るのではなく、出入口や設備に近い不便な場所にいる方が人物像に合う。ヒナセヒナセは最低限の仕切りを持っていそうだ。布、薄い板、廃材。完全な個室ではない。寝具工具着替え水容器保存食小さな鏡壊れた部品自分で直した照明が狭い範囲に詰まっている。ヒナセは共同生活に慣れているが、19歳なので「自分の場所」は欲しいはずだ。音は筒抜け。声を掛ければすぐ返事がある。着替えの時だけ布を閉める。閉めている時は入らないという暗黙の了解。この程度がいい。B-19脱出後の保安倉庫ボルドが昔使っていた保安倉庫を避難場所にするのは強い。ここはただの倉庫ではなく、> かつてボルドが都市側で働いていた痕跡になる。生活描写と過去開示を同時にできる。倉庫の状態廃止された昇降路か保守路に接続古い昇降局または保安用の標識備品棚折り畳み寝台防護マスク収納箱非常灯排水設備壊れた通信盤古い制服か識別札ボルドしか開け方を知らない扉「雨風をしのぐ」は意味としては分かるが、バベルでは少し一般的すぎる。この世界なら、> 腐食霧と外気をしのぐ蒸気漏れと夜間冷却から逃れる風圧を避ける黒海側から吹き上がる湿気を遮るの方が世界観固有になる。避難後の寝方倉庫に着いてすぐ、全員が各自の寝床を確保するのではなく、まず生活設備を確認するはず。1. 扉が閉まるか2. 換気が生きているか3. 水があるか4. 排水が使えるか5. 電力が来ているか6. 外から見つからないか7. 寝られる面積があるかその後に、養生シートを敷く濡れた作業着を吊るす工具箱を壁際に寄せる水容器を中央管理する入口近くに見張り役が寝る傷病者を奥へ置くヒナセたち若い者を比較的乾いた場所へ押し込むという流れになる。ここでボルドが昔の動線を身体で覚えていると強い。暗い倉庫に入り、壁の奥へ手を伸ばし、古い主電源を入れる。一拍遅れて非常灯が点く。それだけで、ボルドがここを知っていることが伝わる。対比として非常に使える職員側と外壁民側は、単純な豊かさの差だけではない。職員居住区個室がある住所がある鍵がある配給が届くしかし孤独隣人を知らない緊急招集でいつでも生活が中断される外壁民居住区個室がない登録も不安定水も電力も弱いしかし誰かが近くにいる起きれば誰かが作業している生活と共同体が直接つながっているここは優劣ではなく、生活構造の差として描ける。澪は鍵のかかる部屋へ一人で帰る。ヒナセは眠れないほど人の気配がある場所で寝る。どちらも安らげない。理由だけが違う。この対比は4話の私生活描写の中心に置ける。
その方向は合う。
ただし、**「生活感がない部屋」ではなく、「生活を最低限まで削っている部屋」**にした方が澪らしい。
綾波的な無機質さをそのまま持ってくると、記号としては分かりやすいが、少し借り物感が出る。澪の場合は、本人の性格と職務から必然的にそうなった部屋にする必要がある。
澪の部屋の基本像
元は規格化された職員宿舎。
- コンクリートまたは灰色の構造壁
- 後付けされた配管
- 露出した電線管
- 古い換気口
- 備え付けの金属ベッド
- 固定式の机
- 壁面収納
- 小さな洗面台
- 狭い窓、または採光用の半透明パネル
設備自体は他の職員の部屋と同じ。
違うのは、澪が何も足していないこと。
他の住人は、
- 布を掛ける
- 棚を増設する
- 照明を替える
- 壁に写真を貼る
- 椅子を持ち込む
- 私物入れを吊るす
などして、自分の部屋に変えている。
澪の部屋だけ、入居時の規格状態に近い。
本当に何もないわけではない
完全な空室にすると不自然になる。
澪は働いて生活しているので、最低限の痕跡はある。
ただ、その痕跡がすべて機能目的。
机
- 業務端末
- 充電器
- 紙の住民メモ
- 古い地図
- 書きかけの記録
- 飲みかけの水
- 冷めた飲料
- 使い切った筆記具
仕事を家へ持ち帰っている。
だが趣味のものはない。
ベッド
- 薄い寝具
- 灰色か生成り
- 畳まれている日と、そのままの日がある
- 枕元に端末
- 寝るための工夫はほぼない
寝具が整っているから几帳面なのではなく、寝相が小さく、そもそもあまり動かないという表現でもいい。
衣類
- 制服
- 下着
- 最低限の部屋着
- 防寒用の上着
- 同じ形のシャツが数枚
色や形の選択肢が少ない。
澪は服に無関心というより、選択にエネルギーを使わない。
私物が一つだけある方が強い
完全に何もないより、意味の分からない古い私物が一つだけある方が澪の過去を感じさせられる。
候補としては、
- 古い食器
- 欠けたマグカップ
- 子ども用の小さな照明
- 古い昇降券
- 壊れた携帯端末
- 両親のものだった収納箱
- 昔の住居区画の識別札
ただし写真は少し直接的すぎる。
写真立てを置くと、「両親を失った人物です」という説明になる。
澪はむしろ、過去の物を大事に飾るタイプではなさそう。
例えば、欠けたマグカップを普通に使っている。
由来は説明しない。
視聴者には単なる古いカップに見える。
後の回想で、幼い澪の家に同じカップが映る。
このくらいがいい。
澪は部屋を汚すか
散らかすタイプではないと思う。
ただし、綺麗好きでもない。
澪の部屋は、
物が少ないから散らからない
部屋。
床に服を投げることはない。
だが換気口の埃には気づかない。
洗面台の水垢も放置する。
掃除は必要最低限。
生活への関心が薄い。
部屋を整えることに価値を感じていない。
第3話後の澪の部屋
4話で描くなら、事故前から変化している方がいい。
部屋そのものは同じ。
だが、澪が戻ってきた時、普段なら気にならないものが目に入る。
- 配管を流れる水音
- 隣室のシャワー音
- 上階の足音
- 遠くの昇降機
- 換気口の振動
- 誰かが食器を洗う音
第3話で澪は、切断した生活を知っている。
だから、自分の部屋で普通に水が出ることが重くなる。
蛇口を捻る。
水が出る。
すぐ閉める。
もう一度捻る。
また出る。
ここで泣かせる必要はない。
ただ見ているだけでいい。
これはヒナセの水への渇望とも対になる。
澪の服の脱ぎ方
生活感を出すにはかなり重要。
澪は帰宅後、制服を丁寧に着替えるタイプではなさそう。
- 上着だけ脱ぐ
- 椅子の背へ掛ける
- 靴を脱ぐ
- シャツとスラックスのままベッドへ座る
- そのまま眠ることもある
制服を乱暴に扱うわけではない。
着替える工程まで辿り着けない。
朝になると、皺を簡易スチーマーで伸ばす。
あるいは別の同じ制服を着る。
これで、仕事と私生活が分離していないことが出る。
他の部屋との差
同じ規格宿舎だからこそ比較が効く。
レイカ
元は同じ灰色の部屋。
しかし、
- 机を整理
- 小さな照明を追加
- 寝具を替える
- 菓子を置く
- 制服を綺麗に吊るす
- 壁面にスケジュール
- 技術資料と私物が混在
本人なりに居心地を作っている。
セナ
- 衣服が椅子に積まれている
- 食べ物の袋
- 装備の手入れ道具
- 寝具は乱れている
- 鏡の前に髪留め
- 部屋着がある
生活している感じが強い。
カイ
- 物が少ない
- だが澪ほど無機質ではない
- 食料
- 音楽端末
- 投げ出した靴
- 適当に増設した棚
- 寝やすさだけは重視
無関心だが、快適さは求める。
澪
- 設備は入居時のまま
- 部屋を自分に合わせていない
- 自分が部屋に合わせている
この違いが一番澪らしい。
核心
澪の部屋は孤独を演出するために空っぽなのではない。
澪が、自分の生活をまだ重要なものとして扱えていない
から空っぽに見える。
第4話で生活を描くなら、ここから少し変化させられる。
誰かを部屋に招く必要はない。
新しい家具も不要。
たとえば事故後、澪が初めて寝具を洗う。
温かい飲み物を作る。
窓を開ける。
制服を脱いでから眠る。
その程度でも、
澪が生きる側へ少し戻った
と表現できる。
その指摘は正しい。
「制服のまま寝る」と「翌朝スチーマーで整える」は、生活態度が噛み合っていない。
澪は身だしなみに強く関心がある人物ではない。だから、後始末を前提に制服を雑に扱うより、最低限だけ脱いで寝る方が自然。
澪の就寝時の服装
第一候補は、
シャツとスラックスを脱ぎ、ヨレたインナー姿で寝る
だと思う。
具体的には、
- 何度も洗われて薄くなったタンクトップや半袖インナー
- 色落ちしたボクサー型かショートパンツ型の下着
- サイズは合っているが、装飾はない
- 同じものを数枚ローテーション
- 洗濯回数が多く、襟や裾が伸びている
これが一番、澪の「生活に関心は薄いが、不衛生ではない」という位置に合う。
裸で寝る可能性もあるが、常態化させると少し別の性格に見える。
裸で寝る場合の問題
裸で寝ること自体は不自然ではない。
ただ、澪がそうする理由を決める必要がある。
考えられるのは、
- 居住区が蒸し暑い
- 寝間着を持つ意味を感じていない
- 洗濯物を増やしたくない
- 一人暮らしが長く、気にしない
- シャワー後、そのままベッドへ倒れる
ただし、バベルの宿舎は必ずしも安全で快適ではない。
- 緊急放送
- 点検員の訪問
- 設備故障
- 避難命令
- 夜間招集
- 温度低下
があり得る。
現場職員なら、完全な裸で寝る習慣は少し危険。
警報が鳴った時に、まず服を探さなければならないから。
澪はそのあたりを深く考えていないかもしれないが、職員生活が長ければ、最低限のインナーは身につける習慣が残ると思う。
澪はものぐさなのか
澪は、一般的な意味でものぐさではない。
仕事では細かい。
データもメモも確認する。
責任感もある。
ただし、
自分のための作業だけ優先順位が極端に低い
人物だと思う。
だから、
- 制服は職務上必要なので洗う
- 下着は衛生上必要なので洗う
- 部屋の装飾は不要なのでしない
- 寝間着はなくても困らないので買わない
- ベッドメイクは睡眠に影響しない範囲で放置
- 食事は空腹を止める程度
- 髪は規定違反にならない程度
となる。
雑というより、自己管理が業務上必要な範囲でしか行われない。
制服の扱い
制服を椅子に投げるのではなく、脱いだ順に置くだけだと思う。
帰宅。
靴を脱ぐ。
上着を椅子の背に掛ける。
シャツを脱ぐ。
スラックスを椅子かベッド脇へ置く。
ハンガーまでは使わない。
畳みもしない。
だが床には落とさない。
翌朝は、その制服をまた着るのではなく、収納にある別の一着を出す。
着たものは洗濯袋へ押し込む。
つまり、皺を直す努力はしない。
皺になったら洗うか別の制服にする。
職員制服が複数支給されているなら成立する。
洗濯しすぎてヨレヨレという方向
これはかなり澪らしい。
高級品でも古着でもなく、
支給品を限界まで使っている
感じ。
- 白や灰色だったインナーが少し褪せている
- 生地が薄くなっている
- タグの文字が消えている
- 同じ型が複数ある
- 穴が開くまでは買い替えない
- 破れれば雑に補修するか廃棄する
ただし、汚れたまま着る人物ではない。
洗濯頻度はむしろ高いかもしれない。
汗や職場の埃が嫌なのではなく、決まった周期で洗濯機に入れるだけ。
その結果、生地が傷む。
4話での見せ方
生活描写として強いのは、露出そのものではなく手順。
澪、帰宅。
扉を閉める。
上着を椅子へ。
シャツを脱ぐ。
スラックスを足元から抜く。
薄く伸びたインナー姿。
洗濯袋へ制服を押し込む。
ベッドへ座る。
しばらく動かない。
これなら、色気を狙わずに身体と生活が出る。
さらに第3話後なら、座ったまま寝落ちするより、
ベッドへ横になる。
照明を消さない。
配管音だけが続く。
の方が澪らしい。
現時点の仮設定
澪は寝間着を持っていない。
普段は、
古くなった支給インナーと下着のまま寝る。
シャワー後も同じ。
寒い時だけ、薄い作業用シャツか古い長袖を重ねる。
裸で寝ることもあるが、それは日常習慣というより、
本当に何もする気力が残っていない夜
に限定した方が効く。
毎日裸だと性格付けになる。
一度だけ裸で倒れるように眠るなら、精神状態の描写になる。
かなり輪郭が分かれてきた。
寝る時の格好は、単なる衣装設定ではなく、仕事中に抑えているものが家でどう崩れるかを示せる。
澪
澪は、
仕事では細部を見落とさない
家では、自分に関する細部を全部切る
という反動型だと思う。
勤務中は判断、記録、確認、責任でずっと緊張している。
帰宅した瞬間に、その緊張を維持する理由がなくなる。
だから家では、
- 制服を脱ぐ
- 洗濯袋へ入れる
- 食事を最低限取る
- 照明を落とす
- 横になる
だけ。
丁寧に休むのではなく、停止する。
ヨレたインナーで寝るのも、だらしなさというより、寝間着を選ぶという一工程すら省いている感じになる。
部屋着と寝間着の区別もなさそうだ。
セナ
もこもこの服は非常に合う。
仕事中のセナは、
- 硬い制服
- 防護装備
- パイロットスーツ
- ヘルメット
- 機体の圧迫感
に包まれている。
だから家では、反対に柔らかいものを選ぶ。
- 厚手のフリース
- 毛足の長い上着
- 大きめのスウェット
- 柔らかい靴下
- 毛布を身体に巻く
色も少し明るくていい。
白、薄い灰色、くすんだ水色、淡い桃色など。
ただし、可愛く整えたルームウェアではなく、少しサイズが大きく、毛玉があるくらいがいい。
セナ本人は「暖かいから」としか言わない。
実際には、身体を覆われている感覚が落ち着く。
事件後ならさらに、
- 毛布を肩まで引き上げる
- 身体を丸める
- 腕を胸元に抱える
- 小さな物音で目を覚ます
という身体反応にも接続できる。
セナのもこもこは可愛さではなく、防御だと思う。
レイカ
普通のパジャマが一番いい。
ここで妙に合理化して、支給インナーや作業着で寝かせると、また小型成人になってしまう。
- 上下揃い
- 前開き
- 少し子どもっぽい柄
- 洗濯されて清潔
- サイズはちょうどいい
- 季節に応じて長袖と半袖がある
本人が選んだものでも、ナギや宿舎の管理者が用意したものでも成立する。
柄は露骨に幼児向けでなくていい。
- 小さな幾何学模様
- 星
- 歯車
- 昇降機や工具を抽象化した柄
- 無地に一本だけライン
くらい。
レイカは寝る前に、
- 眼鏡を決まった場所へ置く
- 制服を吊るす
- 端末を充電
- 翌日の予定を確認
- パジャマへ着替える
ところまではきっちりやる。
ただ、その後ベッドで資料を読み続け、眼鏡を掛けたまま寝落ちする。
そこが14歳らしい。
ナギ
タンクトップや下着姿は合う。
ナギは、家に帰ったら最初に制服の拘束を外す人物だと思う。
- 上着を脱ぐ
- シャツを脱ぐ
- 髪をほどく
- タンクトップになる
- スラックスか下着のまま椅子へ座る
- 飲み物を開ける
ヨレヨレではないが、新しくもない。
ナギは澪ほど自己生活を放棄していない。
最低限の快適性は確保する。
- 下着は定期的に買い替える
- サイズや着心地は気にする
- 部屋着も一応ある
- しかし着替える前に座り込むことが多い
という感じ。
ナギの部屋は、生活感があるが片付いてはいない。
- 脱いだ制服
- 空の缶
- 読みかけの資料
- 充電中の端末
- 髪留め
- 予備の靴
- 食べかけの保存食
が散在している。
澪の部屋が「何もない」のに対して、ナギの部屋は「途中のものが多い」。
これは性格の差になる。
四人の対比
澪
家では機能停止する。
古いインナー。
暗い部屋。
何も足さない。
セナ
家では柔らかいものに包まれる。
もこもこ。
毛布。
身体を小さくする。
レイカ
家でも生活手順を守ろうとする。
普通のパジャマ。
整理された寝支度。
最後に寝落ち。
ナギ
家では拘束を外して途中で止まる。
タンクトップ。
髪をほどく。
飲みかけ、脱ぎかけ、読みかけ。
この四人だけでも、同じ職員宿舎の規格部屋が全く別の空間になる。
特に面白いのは、廊下側から見れば全員同じ扉なのに、扉の内側だけが違うことだと思う。
男側もかなり差が出せる。
カイ
ジャージで合う。
ただしスポーツウェアというより、支給品か作業用の延長に近い。
- 上下セット
- 膝が少し伸びている
- 袖を捲る
- 前を開けたまま
- 中はTシャツ
- 靴下のまま歩く
- 寝る時もそのまま
カイは「寝間着に着替える」というより、帰宅後に一番楽な服へ移行する。
部屋着、寝間着、近所着が全部同じ。
食堂にもその格好で出る。
緊急招集が来たら、上から制服か作業着を着る。
物事の切替が早いカイに合う。
悠人
下着だけ、はかなりありそう。
悠人は他人の生活環境を整えるが、自分の生活には手を掛けない。
帰宅すると、
- 上着を脱ぐ
- シャツを脱ぐ
- ズボンを脱ぐ
- 下着姿になる
- 水を飲む
- そのまま椅子かベッドへ倒れる
部屋着を買う発想自体が薄い。
ただし澪との違いは、悠人の部屋には生活の残骸が多い。
- 食べかけ
- 未処理の書類
- 配給票
- 洗濯物
- 乾きかけのタオル
- 借りたままの毛布
- 誰かから貰った保存食
悠人は自分を放棄しているというより、常に後回しにしている。
寝る時も下着だけか、寒ければ毛布を直接かぶる。
寝間着という概念がほぼない。
ボルド
着の身着のままが最も自然。
ただし完全に作業着のまま寝るのではなく、危険物だけ外す。
- ワイヤー器具
- 工具ベルト
- 防護具
- 重い上着
- 作業靴
この辺は外す。
だがシャツと作業ズボンはそのまま。
理由は単純。
- いつ起こされるか分からない
- 寝床が固定ではない
- 着替える場所も十分でない
- 夜間でも何か壊れる
- 緊急時にすぐ動く必要がある
ボルドは眠るというより、稼働を一時停止する感じ。
壁にもたれる。
腕を組む。
工具箱か畳んだ上着を枕にする。
寝付きは早い。
物音で即座に起きる。
保安倉庫では、入口に近い場所か、古い制御盤のそばで寝ると思う。
真琴
一番面白い。
真琴は自宅へ帰っていない可能性が高い。
少なくとも第2話から第3話の期間は、選別局に泊まり込んでいて成立する。
寝袋も合うが、少し準備が良すぎる気もする。
真琴は最初から快適に泊まる装備を整える人物ではなく、
- 非常用寝袋
- 折り畳み簡易寝台
- 防寒シート
- 作業コート
を局内の備品から使っていそう。
真琴の寝方
構造解析室の隅。
照明は落とさない。
大型ディスプレイも一部点灯。
靴だけ脱ぐ。
眼鏡を机へ置く。
制服のまま寝袋へ入る。
上着を脱ぐ場合も、畳まず寝袋の横へ置く。
枕元には、
- 眼鏡
- 端末
- コーヒー
- 通信機
- 構造図
がある。
寝る直前まで画面を見ている。
起きたら即座に続きを読む。
ただし、真琴を常に職場で寝る変人にすると弱い。
本人は泊まり込みを美徳にしていない方がいい。
「帰る時間が惜しい」ではなく、
ここで寝た方が、異常が起きた時に早い
というだけ。
本人にとっては合理的判断。
真琴の自宅
自宅は別に存在していていい。
ただ、ほとんど使われていない。
- 未開封の配給
- 乾いた洗面台
- 綺麗な寝具
- 埃の薄く積もった机
- 数日前のままの衣類
澪の部屋が「生活を削っている部屋」なら、真琴の部屋は、
生活そのものが不在の部屋
になる。
男性陣の整理
| 人物 | 寝る格好 | 生活の性質 |
|---|---|---|
| カイ | ジャージ | 楽な状態へ即座に切り替える |
| 悠人 | 下着+毛布 | 自分の生活を後回しにする |
| ボルド | 作業着に近いまま | いつでも動ける状態を保つ |
| 真琴 | 制服のまま寝袋 | 自宅へ帰らず職場に残る |
かなり性格が出ている。
特に真琴は、寝袋から起きて眼鏡を掛け、そのまま前日の構造図を見るだけで人物像が完成する。
寝起きの台詞も「何時だ」ではなく、「応力変化は」になりそうだ。
男側もかなり差が出せる。
カイ
ジャージで合う。
ただしスポーツウェアというより、支給品か作業用の延長に近い。
- 上下セット
- 膝が少し伸びている
- 袖を捲る
- 前を開けたまま
- 中はTシャツ
- 靴下のまま歩く
- 寝る時もそのまま
カイは「寝間着に着替える」というより、帰宅後に一番楽な服へ移行する。
部屋着、寝間着、近所着が全部同じ。
食堂にもその格好で出る。
緊急招集が来たら、上から制服か作業着を着る。
物事の切替が早いカイに合う。
悠人
下着だけ、はかなりありそう。
悠人は他人の生活環境を整えるが、自分の生活には手を掛けない。
帰宅すると、
- 上着を脱ぐ
- シャツを脱ぐ
- ズボンを脱ぐ
- 下着姿になる
- 水を飲む
- そのまま椅子かベッドへ倒れる
部屋着を買う発想自体が薄い。
ただし澪との違いは、悠人の部屋には生活の残骸が多い。
- 食べかけ
- 未処理の書類
- 配給票
- 洗濯物
- 乾きかけのタオル
- 借りたままの毛布
- 誰かから貰った保存食
悠人は自分を放棄しているというより、常に後回しにしている。
寝る時も下着だけか、寒ければ毛布を直接かぶる。
寝間着という概念がほぼない。
ボルド
着の身着のままが最も自然。
ただし完全に作業着のまま寝るのではなく、危険物だけ外す。
- ワイヤー器具
- 工具ベルト
- 防護具
- 重い上着
- 作業靴
この辺は外す。
だがシャツと作業ズボンはそのまま。
理由は単純。
- いつ起こされるか分からない
- 寝床が固定ではない
- 着替える場所も十分でない
- 夜間でも何か壊れる
- 緊急時にすぐ動く必要がある
ボルドは眠るというより、稼働を一時停止する感じ。
壁にもたれる。
腕を組む。
工具箱か畳んだ上着を枕にする。
寝付きは早い。
物音で即座に起きる。
保安倉庫では、入口に近い場所か、古い制御盤のそばで寝ると思う。
真琴
一番面白い。
真琴は自宅へ帰っていない可能性が高い。
少なくとも第2話から第3話の期間は、選別局に泊まり込んでいて成立する。
寝袋も合うが、少し準備が良すぎる気もする。
真琴は最初から快適に泊まる装備を整える人物ではなく、
- 非常用寝袋
- 折り畳み簡易寝台
- 防寒シート
- 作業コート
を局内の備品から使っていそう。
真琴の寝方
構造解析室の隅。
照明は落とさない。
大型ディスプレイも一部点灯。
靴だけ脱ぐ。
眼鏡を机へ置く。
制服のまま寝袋へ入る。
上着を脱ぐ場合も、畳まず寝袋の横へ置く。
枕元には、
- 眼鏡
- 端末
- コーヒー
- 通信機
- 構造図
がある。
寝る直前まで画面を見ている。
起きたら即座に続きを読む。
ただし、真琴を常に職場で寝る変人にすると弱い。
本人は泊まり込みを美徳にしていない方がいい。
「帰る時間が惜しい」ではなく、
ここで寝た方が、異常が起きた時に早い
というだけ。
本人にとっては合理的判断。
真琴の自宅
自宅は別に存在していていい。
ただ、ほとんど使われていない。
- 未開封の配給
- 乾いた洗面台
- 綺麗な寝具
- 埃の薄く積もった机
- 数日前のままの衣類
澪の部屋が「生活を削っている部屋」なら、真琴の部屋は、
生活そのものが不在の部屋
になる。
男性陣の整理
| 人物 | 寝る格好 | 生活の性質 |
|---|---|---|
| カイ | ジャージ | 楽な状態へ即座に切り替える |
| 悠人 | 下着+毛布 | 自分の生活を後回しにする |
| ボルド | 作業着に近いまま | いつでも動ける状態を保つ |
| 真琴 | 制服のまま寝袋 | 自宅へ帰らず職場に残る |
かなり性格が出ている。
特に真琴は、寝袋から起きて眼鏡を掛け、そのまま前日の構造図を見るだけで人物像が完成する。
寝起きの台詞も「何時だ」ではなく、「応力変化は」になりそうだ。
ヒナセはダボダボのスウェットでかなり合う。
ただし、職員宿舎の「部屋着」とは違って、誰かのお下がりか、作業用衣類を寝間着へ降格したものだと思う。
ヒナセの寝る格好
- 大きめのスウェット上
- 膝の出た短パンか薄い作業ズボン
- 寒ければ靴下
- 髪は適当にまとめるか、そのまま
- 袖口に小さな油染み
- 何度も洗って柔らかくなっている
- サイズが明らかに合っていない
新品のルームウェアではない。
ボルドか、共同体の誰かのお下がりでもいい。
あるいは昔、作業時に着ていた服が傷み、寝間着になった。
ダボダボなのは可愛さではなく、
動きやすい
身体を締めつけない
着替えやすい
誰かから回ってきた
という生活上の理由。
ヒナセは裸や下着だけでは寝にくい
共同空間で寝ているから。
最低限の仕切りはあっても、音も人の気配も近い。
夜中に誰かが入ってくることもある。
異常があればすぐ外へ出る。
だから、寝る時も人前へ出られる格好が必要。
- 布を開けてすぐ動ける
- 火事や崩落でそのまま逃げられる
- 工具を掴んで外へ出られる
- 子どもや怪我人のところへ行ける
その意味でもスウェットは合理的。
入浴後だけ少し違う
水がある夜なら、ヒナセはかなり機嫌よく着替えると思う。
シャワー。
髪を雑に拭く。
まだ少し濡れたまま、大きなスウェットを被る。
袖から手が半分しか出ない。
その瞬間だけ、仕事場のヒナセから19歳の少女へ戻る。
ただし本人はすぐ、
「髪乾かすのめんどくせえ」
と寝ようとする。
周囲から、
「濡れたまま寝るな」
「寝具湿るだろ」
と怒られる。
これは生活感が出る。
寝方
ヒナセは寝相が悪そう。
- 毛布を蹴る
- 斜めになる
- 脚が仕切りから出ている
- 枕元に工具
- 寝る直前まで何かを分解している
- 端末や部品を手にしたまま寝る
ただ、物音には強い。
共同生活の音、配管振動、誰かの話し声では起きない。
逆に、普段と違う金属音や圧力変化には即座に目を覚ます。
これは外壁民らしい。
B-19喪失後
保安倉庫では、以前使っていたスウェットを持ち出せていない可能性もある。
その場合は、
- 避難時の作業着
- 誰かから借りた大きすぎる上着
- 毛布
- 靴下だけ脱ぐ
くらいになる。
ヒナセが古いスウェットを失ったことを気にするのもありだと思う。
高価な服ではない。
だが、長く使って身体に馴染んでいた。
「着替え、あれしかなかったのに」
くらいの小さな喪失として出せる。
B-19を失った悲劇を、家や仲間だけでなく、こういうどうでもよさそうな私物で見せると強い。
ナギと真琴の差
ここはかなり本質的。
ナギは仕事を回すために、若い人間の身体状態まで見る。
- 寝たか
- 食べたか
- 休めるか
- 顔色はどうか
真琴は役割と判断を見る。
- できるか
- 精度は足りるか
- 何を選ぶか
- 責任を負えるか
真琴が悪いわけではない。
だが生活を見ない。
その結果、澪と悠人は仕事上は育つが、私生活は荒れる。
昇降局の若手はナギに止められる。
選別局の若手は、止める人間がいない。
この組織文化の差は、4話でかなり使える。
家での過ごし方・休み方はかなり固まった。
次に詰めるべき論点は、主に以下。
1. 食事
誰が何を食べるかは、生活水準と性格がかなり出る。
- 配給食か、自炊か、食堂か
- 温かいものを食べられるか
- 好物
- 食事時間が規則的か
- 食器を使うか、容器のまま食べるか
- 水や塩分への感覚
- 一人で食べるか、誰かと食べるか
特に差が出そうなのは、
- 澪:栄養補助食や簡単なもの
- セナ:温かくて味の濃いもの
- カイ:腹が満ちればいい
- レイカ:食堂か管理された配給
- ナギ:缶飲料と適当な食事
- 悠人:人に配って自分は最後
- ヒナセ:共同炊事
- ボルド:出されたものを食べる
- 真琴:食べたかどうか自体が曖昧
食事はかなり重要。
2. 風呂・洗濯・衛生
すでに水の設定が強いので、ここは必須。
- シャワー頻度
- 湯か水か
- 共用か個室か
- 洗髪頻度
- 作業着をどう洗うか
- 下着や寝具の交換
- 湿気やカビ
- 水を使えない日の代替手段
- 汚れに対する許容度
職員居住区と外壁民で差をつけやすい。
ヒナセにとってシャワーは幸福。
澪にとっては作業。
セナにとっては緊張を落とす行為。
ナギは短時間で済ませそう。
3. 朝の支度
起床から出勤まで。
- 誰がすぐ起きるか
- 誰が二度寝するか
- 髪をどう整えるか
- 朝食を食べるか
- 制服の着方
- 忘れ物
- 出勤前に端末を見るか
- 昇降機の混雑をどう避けるか
服装の着方と生活習慣が直接つながる。
特にレイカは、寝起きは子どもだが、制服を着ると業務人格へ戻る、という切替が描ける。
4. 休日
そもそも休日があるのかも含む。
- 完全休養日
- 待機日
- 呼び出し前提の非番
- 私服
- 外出先
- 趣味
- 誰と過ごすか
- 一日何もしないか
- 仕事場へ来てしまうか
ここで人物の空白がかなり見える。
真琴は非番でも局にいる。
澪は部屋から出ない。
カイは外へ食べに行く。
セナは寝るか買い物。
レイカは技術資料を読むが、途中で別のことを始める。
ナギは若手に見つからない場所へ行く、くらいの差が出せる。
5. 私物と所有感
何を持っているか。
- 思い出の品
- 工具
- 衣類
- 食器
- 本
- 娯楽端末
- 飾り
- 贈り物
- 捨てられない物
- 失った時に困る物
部屋の内装を決める上でも必要。
ヒナセは工具と水容器。
レイカは資料と小物。
澪は古い一品だけ。
セナは柔らかい物や髪留め。
カイは実用品と娯楽端末。
ナギは途中の物が多い。
真琴はほぼ職場に私物がある。
6. 人付き合い
勤務外で誰と会うか。
- 隣人との距離
- 同僚を部屋に入れるか
- 食事を一緒にするか
- 恋愛や友人関係
- 年上・年下との接し方
- 共同スペースでの立ち位置
ここは特に組織文化が出る。
昇降局は比較的横のつながりがありそう。
選別局は個人作業が強く、生活まで孤立しやすい。
外壁民は共同体生活なので距離が近い。
7. 音と睡眠環境
バベルでは重要。
- 配管音
- 昇降機振動
- 隣室の生活音
- 警報
- 夜間作業
- 蒸気音
- 静かすぎると眠れないか
誰が何の音で起きるかも人物差になる。
ヒナセとボルドは異常音で起きる。
セナは事件後、金属音で起きる。
澪は警報には即応するが、生活音は無視する。
カイはかなり寝る。
レイカは寝落ちするが、起こされると不機嫌。
8. 金銭・配給・買い物
生活の現実性を支える。
- 給料制か配給制か
- 職員優遇
- 水・電力・食料の割当
- 衣服の支給
- 私物の購入
- 闇市
- 修理して使う文化
- 若年職員の金銭管理
レイカが自分で生活費を管理しているのか、組織管理なのかは決めた方がいい。
9. 体調管理
- 持病
- 怪我
- 生理
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 薬
- 疲労の出方
- 誰が病院へ行かないか
- 誰が他人の異変に気づくか
ナギと真琴の差もここで明確になる。
ナギは顔色を見る。
真琴は作業精度が落ちて初めて気づく。
10. 部屋から職場まで
生活と仕事の間。
- 通勤時間
- 昇降機待ち
- 保守通路
- 朝の混雑
- 途中で食事を買う
- 呼び出し時の最短経路
- 組織ごとの宿舎配置
4話で生活を描くなら、部屋だけでなくこの移動が重要。
優先順位
次に詰めるなら、この順がいい。
- 食事
- 風呂・洗濯・衛生
- 朝の支度
- 休日
- 私物と所有感
- 人付き合い
この六つまで固めれば、各キャラクターの生活像はかなり完成する。
資料集としては、最終的に「居住」「睡眠」「食事」「衛生」「服装」「休日」「私物」「人間関係」「通勤」の章に分けられる。
かなり自然。
全体として、バベルの食事は「栄養バランス」より、熱量・塩分・保存性・手間の少なさが優先されるはず。だから肉、脂、塩、炭水化物が強くなりやすい。
レイカ
肉としょっぱいものは好きでいい。
ただし豪快に食うというより、
- 肉入り焼き飯
- 塩気の強いスープ
- 揚げた肉
- 加工肉
- 濃い味の麺
を普通に好む感じ。
14歳なので、仕事中は大人びていても、食堂では分かりやすく肉を選ぶ方がいい。
苦い野菜は避ける。
栄養管理上ついてきた副菜は、最後まで残す。
レイカは甘い物より、塩気の強い物の方が似合う。
セナ
セナはかなり肉食寄り。
- 分厚い肉
- 煮込み
- 揚げ物
- 塩気の強いスープ
- 炭水化物多め
仕事で身体を使うし、緊張後に「しょっぱいものが食べたい」となるのも自然。
精神的に落ちた時ほど、味の濃い温かい物を求めそう。
ただし食欲が落ちる時もある。
食べたいと思って注文したのに、半分で止まる、という描写がセナには合う。
カイ
肉、脂、塩、刺激物。
一番ジャンク寄りでいい。
- 串焼き
- 揚げ肉
- 脂の多い麺
- 燻製肉
- 濃いスープ
- 塩漬け
- 香辛料の強い物
電子タバコを吸うなら、味覚が少し鈍くて濃い味を好むのも自然。
食事の速度も速い。
立ったまま食う。
冷めても気にしない。
「うまい」より「腹に入る」が優先。
悠人
肉好きでいいが、本人の趣味より職場の食事に引っ張られる。
- 避難所配給
- 職員食
- 冷めた煮込み
- 固いパン
- 大鍋のスープ
- 配給用の肉団子
あたりを食べている。
悠人は、自分だけ別の良い物を食べるのを嫌がりそう。
配給現場で余ったものを食べる。
肉が出れば喜ぶ。
だが、いつも食べる頃には冷めている。
それが悠人らしい。
ナギ
酒好きは合う。
ただし、洒落た酒ではない。
- 強い蒸留酒
- 安い缶酒
- 苦い酒
- 塩気の強いつまみ
- 燻製肉
- 干し肉
- 塩漬け豆
- 発酵食品
- 固いチーズのような保存食
ナギは酔うために大量に飲むというより、仕事を切るために飲む。
一杯飲んで、やっと肩の力が抜ける。
つまみは食事の代わりでもある。
結果的に栄養が偏る。
ボルド
酒は好きでいい。
ただ、ナギとは意味が違う。
ボルドの酒は、個人の気晴らしというより共同体のもの。
- 作業後に回す
- 何かが直った日に飲む
- 死者を送る時に飲む
- 古い仲間と飲む
強い酒を少量。
つまみは干し肉、塩漬け、燻製、硬いパン。
ボルドは食べ物の好き嫌いをあまり言わない。
出されたものは食う。
ただし肉があると少し機嫌がいい。
ヒナセ
肉好きはかなり合う。
ヒナセは、
- 焼いた肉
- 串焼き
- 腸詰
- 炒め物
- 脂の多い煮込み
- 塩気の強い麺
みたいな分かりやすい物が好きそう。
共同炊事で肉が出る日は明らかに機嫌がいい。
酒は、飲めなくはないが強くない方がいいと思う。
勢いで飲む。
すぐ顔が赤くなる。
強がる。
ボルドに止められる。
ヒナセまで酒豪にすると、ナギやボルドとの差が消える。
澪
炭水化物中心でかなり合う。
野菜好きというより、
手間がかからず、味が薄く、すぐ食べられる物を選ぶ
人物だと思う。
- 麺
- 固いパン
- 粥
- 芋
- 米に近い穀物
- 栄養ペースト
- 薄いスープ
- 簡易シリアル
- 冷えた炭水化物
野菜を調理する発想は薄い。
野菜が嫌いではない。
自分で切る、煮る、洗うのが面倒。
だから職員食堂で副菜として出れば食べる。
家では食べない。
澪は、味の濃さにもあまり執着しない方がいい。
食事を楽しむというより、空腹を消す。
ただし、過去の家庭料理にだけ反応する可能性はある。
例えば、普段は無頓着なのに、特定の煮込みやスープだけ立ち止まる。
それは両親との記憶につながる。
真琴
真琴は味覚が謎というより、食事を後回しにしている。
- 冷めたスープ
- 固いパン
- 栄養バー
- コーヒー
- 職員食の残り
- 寝る前に適当に何か食べる
好物はあるはずだが、現在の生活では表に出ない。
肉を嫌う必要もない。
むしろ食べれば普通に食べる。
ただ、「何が好きか」を本人が最近考えていない。
食生活の人物差
- レイカ:年齢相応に肉と塩気を好む
- セナ:温かく重い肉料理を求める
- カイ:脂・塩・刺激の強い物
- 悠人:配給食を最後に食べる
- ナギ:酒と保存系つまみ
- ボルド:共同体の酒と干し肉
- ヒナセ:肉で露骨に喜ぶ
- 澪:炭水化物で空腹を止める
- 真琴:食事そのものを忘れる
この構成なら、かなり明確に差が出る。
特に澪は「野菜好き」より「炭水化物しか選ばない」の方が強い。
健康志向ではなく、自己管理の省略として成立する。
そうだな。真琴は甘党でいい。
しかも「甘いものを楽しむ人」というより、思考を回すために糖分を摂っているうちに、かなり甘いものへ偏った人だと思う。
- 濃いコーヒーに砂糖を多め
- 小型の糖分タブレット
- 甘い保存菓子
- 練乳に近い高糖質ペースト
- 乾燥果実
- 甘い栄養バー
構造解析中、無意識に口へ入れている。
本人は「好きだから」ではなく「効率がいいから」と言うが、明らかに甘党。
選別局の机の引き出しに、非常用という名目で菓子が常備されていそうだ。澪や悠人が食生活を崩していても気づかないのに、糖分だけは切らさない。
真琴らしいのは、食事は忘れるのに菓子は食べること。
昼食を抜いている。
コーヒーは冷めている。
それでも糖分タブレットの包みだけ増えている。
さらに少し人間味を出すなら、甘さの好みは意外と子どもっぽくてもいい。
苦い高級菓子ではなく、
- 砂糖が強い
- 安っぽい
- 保存性が高い
- 歯にくっつく
ようなものを好む。
真琴本人は無表情で食べるので、周囲から見ると余計に妙になる。
これで選別局は、
- 澪:炭水化物で空腹を消す
- 悠人:配給食の残りを食べる
- 真琴:食事を抜いて糖分で思考を維持する
という、全員別方向に食生活が壊れている組織になる。
かなり詰まってきた。
結論から言うと、湯を張って浸かる文化はある。ただし日常ではなく、設備側が成立させる共同浴場文化にした方がいい。
個室で浴槽へ湯を張るのは、水・熱・排水の負担が大きすぎる。職員宿舎でも基本はシャワー。
一方で、熱交換設備や循環水処理設備に接続された共同浴場なら成立する。
バベルの入浴文化
大きく三段階に分かれる。
日常
- 短時間シャワー
- 時間制限
- 湯量制限
- 共用設備
- 作業後の洗浄優先
簡易衛生
- 蒸しタオル
- 清拭
- 洗髪だけ
- 手足だけ洗う
- 防腐・消臭剤
贅沢または福利厚生
- 共同浴場
- 温浴槽
- 蒸気浴
- 熱交換施設併設の湯屋
つまり、家庭の浴槽文化ではなく、
都市設備の余熱を使って成立する公衆浴場文化
が自然。
銭湯はあるか
あると思う。
ただし現代日本の銭湯より、鉱山浴場、工場浴場、公共洗浄施設に近い。
- 大きな洗い場
- 金属製またはコンクリート製の浴槽
- 蒸気が多い
- 配管が露出
- 温度表示が不安定
- 時間帯で職域ごとに利用
- 作業着用の洗浄設備が隣接
- 熱交換施設の廃熱を利用
- 湯は濾過・循環
- 飲用水系統とは別
湯を毎回捨てるわけではない。
洗浄水と浴槽水も系統が違う。
職員側では、古い福利厚生設備として残っている。
外壁側にも似た文化はあるが、設備の安定性が低い。
ナギ
銭湯好きはかなり合う。
ナギは家の狭いシャワーで済ませる日も多いが、余裕があると共同浴場へ行く。
理由は清潔より、
- 肩まで浸かれる
- 誰にも話しかけられず休める
- 身体の力が抜ける
- 髪を洗える
- 酒の前に一度リセットできる
から。
ナギは長風呂ではなく、湯船でぼんやりするタイプ。
ただし、混雑していたら即帰る。
若い職員に見つかるのも面倒がる。
ナギにとって銭湯は、数少ない「仕事を止める場所」になる。
真琴
真琴も銭湯は好きそうだが、頻繁には行かない。
好きなのは社交ではなく、思考を一度切れるから。
- 眼鏡を外す
- 端末を持ち込めない
- 湯の中では構造図を見られない
- 強制的に何もできない
この状態が真琴には珍しい。
ただし本人は長時間浸かりすぎる危険がある。
考え事をして、温まりすぎる。
立ち上がって少しふらつく。
真琴にとって銭湯は「好き」だが、生活習慣にはなっていない。
誰かに連れて行かれないと行かない程度でもいい。
ヒナセ
ヒナセとボルドは、基本的に溜め湯を使わないでいい。
ヒナセにとって水は流れていることが重要。
浴槽に溜まった水より、
頭上から水が落ちてくること
そのものが幸福。
- 短時間でも全身へ水が当たる
- 髪と汗を一気に流せる
- 油汚れを落とせる
- 水圧がある
これが重要。
だから共同浴場へ行っても、湯船よりシャワー設備に感動する可能性が高い。
ただ、初めて温浴槽へ入った時は、思った以上に気に入るかもしれない。
「これ、水もったいなくないのか?」
と落ち着かない。
何度も循環表示を見る。
再利用だと知って、ようやく浸かる。
ボルド
ボルドも日常はシャワーか清拭。
仕事の汚れがひどいので、
- 高圧洗浄
- 石鹸
- 油落とし
- 爪や髭の洗浄
を優先する。
湯船には入るなら、非常に長く浸かりそう。
身体が大きく、古傷も多い。
温熱が効く。
ただし共同体で水を浪費できない感覚が強いため、自分からは望まない。
設備が保証されている場所なら入る。
ナギとボルドは、酒だけでなく浴場でも妙に相性がいいかもしれない。
二人とも無言で湯へ浸かれる。
ミネ
ミネは外壁民の衛生管理者で間違いない。
- 誰が何日洗っていないか覚えている
- 子どもの頭髪を見る
- 湿疹や傷を確認する
- 寝具を干させる
- 水の使用順を決める
- 洗濯物を分ける
- 汚れ物を居住空間へ持ち込ませない
- ヒナセの濡れた髪を怒る
外壁民は衛生意識が低いのではなく、水制約の中で衛生を最適化している。
ミネはその運用を担う人物になる。
セナ
帰宅後すぐシャワー。
かなり強い習慣だと思う。
- 汗
- 油
- 防護服の蒸れ
- 機体内部の臭い
- 金属粉
- 緊張
を落としたい。
セナにとってシャワーは、勤務終了の儀式。
事件後はさらに、
- 長く浴びる
- 肌を強く擦る
- 音で考えを遮る
- 湯を止めると記憶が戻る
という描写も可能。
ただしセナは風呂キャンセルしない。
むしろ疲れていても浴びる。
その後、もこもこの服に着替える。
カイ
カイも帰宅後シャワー。
ただしセナより速い。
- 入る
- 洗う
- 出る
- 髪は自然乾燥
- タオルを適当に掛ける
- ジャージを着る
煙草や作業臭があるので、本人なりに臭いは気にする。
カイは潔癖ではないが、不快感を持ち越さないタイプ。
悠人
悠人も本来はシャワーを浴びる。
だが帰宅が遅い。
浴場の時間が終わっている。
共用シャワーが混んでいる。
結果、
- 顔
- 脇
- 首
- 足
だけ洗って寝る日がある。
汗をかく仕事なので、本当は洗いたい。
だが順番を他人に譲る。
悠人の衛生状態は、怠惰ではなく他人優先で崩れる。
翌朝、自分の臭いに気づいて急いでシャワーを浴びるようなこともありそう。
真琴
真琴は浴びる時はきちんと洗う。
だが浴びる頻度が崩れる。
- 一日目:シャワー
- 二日目:局泊
- 三日目:顔と手だけ
- 四日目:誰かに指摘される
- ようやく浴場へ行く
本人は衛生に無関心ではない。
時間計算から外しているだけ。
眼鏡を外すため、浴場ではかなり視界が悪い。
備品の位置を間違えるなど、少し人間味も出せる。
ナギ
ナギは基本的にシャワーを浴びる。
酒を飲んで寝落ちしない限りは。
- 髪を洗う
- 身体を短時間で流す
- タンクトップになる
- 髪は半乾き
- そのまま酒
という流れ。
ナギは他人には「眠れた?」と聞くが、自分は濡れた髪のまま寝る。
生活管理者だが、自分の管理はやや甘い。
澪
風呂キャンセルはかなりあり得る。
ただし何日も洗わない人物ではない。
澪の場合、
- 帰宅
- 座る
- 動けない
- シャワーを後回し
- そのまま寝る
という形。
翌朝に短時間で浴びる。
または、
- 髪は洗わない
- 身体だけ流す
- 顔と首だけ洗う
で済ませる。
澪は汚れが気にならないのではない。
浴室へ行く、服を脱ぐ、洗う、乾かすという一連の工程が重い。
風呂キャンセル後の澪は、自分の髪や服の臭いに気づく。
だが、それに嫌悪するより、
「今日でいい」
と判断する。
レイカ
レイカは規則的に入ると思う。
若年職員棟なら入浴時間もある程度管理されている。
- 決まった時間
- 決まった洗髪順
- タオルも定位置
- パジャマへ着替える
- 髪を乾かす
ただし眠い日は乾かす途中で寝そうになる。
ナギから、
「ちゃんと乾かしな」
と言われる。
レイカは一人暮らしでも、こういう生活手順が制度と他人に支えられている。
洗濯
洗濯は個室内ではなく、共用洗濯区画が自然。
職員宿舎には、
- 大型洗濯槽
- 脱水機
- 乾燥室
- 作業着専用洗浄機
- 油汚れ用槽
- 一般衣類用槽
がある。
水は循環処理。
混雑する。
故障する。
洗剤配給がある。
乾燥室が止まると廊下に洗濯物が溢れる。
人物差も出る。
- 澪:まとめ洗い。洗いすぎて衣類が傷む
- セナ:もこもこ服は手洗いか弱洗浄
- カイ:全部まとめて入れて失敗する
- レイカ:分類する
- ナギ:洗濯槽へ入れたことを忘れる
- 悠人:着る物がなくなってから洗う
- 真琴:局の洗濯担当へ制服だけ出す
- ヒナセ:ミネの指示で共同洗濯
- ボルド:作業着を洗浄槽へ放り込む
この論点の核
バベルでは清潔さは美意識ではない。
病気を防ぎ、設備を傷めず、翌日また働くための維持行為
になる。
だから、浴場や洗濯場は単なる生活背景ではなく、小さなインフラ施設。
水が出る。
湯が温かい。
洗濯物が乾く。
それ自体が、都市がまだ動いている証拠になる。
朝の支度は、かなり人物差を出しやすい。
寝起きから制服を着るまでに、仕事人格へ戻る過程が見える。
ナギ
寝坊気味、乱れたまま出勤で合う。
ただし完全な寝坊常習というより、
起きてはいるが、起床後の支度時間を削りすぎる
タイプだと思う。
流れはこう。
- 警報端末で目を覚ます
- 一度止める
- 数分だけ目を閉じる
- 時刻を見て起きる
- 顔を洗う
- 髪を雑にまとめる
- 制服を着る
- 上着の前を閉めない
- 朝食は取らない
- 飲み物だけ持って出る
襟が曲がっている。
髪の結び方が甘い。
片側だけ跳ねている。
靴紐や留め具は歩きながら直す。
ただし、現場に着く頃には頭は完全に切り替わっている。
ナギは見た目が乱れているだけで、判断は乱れていない。
澪
「朝になると少し回復する」は重要。
夜は完全に停止しているが、睡眠によって最低限の処理能力が戻る。
昨日風呂を飛ばした場合、
- 起きる
- 自分の髪や身体の不快感に気づく
- 無言でシャワー
- 髪を乾かす
- 新しいインナー
- 制服
- 水か簡単な炭水化物
- 出勤
という流れ。
朝に考え込まない。
決まった動作を順番にこなす。
澪は朝に几帳面なのではなく、
何も考えなくても出勤できる手順を固定している
感じ。
風呂を飛ばしていない日は、顔と髪を最低限整えるだけ。
化粧はほぼしないか、職務上必要な程度。
疲労がひどい日は、髪が少し乾ききっていないまま出る。
レイカ
最も規則正しい。
- 決まった時刻に起きる
- 寝具を整える
- 洗面
- 髪を梳かす
- 眼鏡を掛ける
- 朝食
- 制服へ着替える
- 端末確認
- 忘れ物確認
- 出発
制服の襟、袖、靴、髪まで整っている。
ただし14歳らしい崩れも必要。
- 目覚ましを止めて少しだけ寝る
- 朝食を急いで口に入れる
- 靴下が片方見つからない
- 眼鏡を掛けたまま顔を洗いそうになる
- 予定表を見ながらパンを食べる
- 出る直前に端末を忘れたことに気づく
規則正しいが、完璧ではない。
レイカは「朝の支度を自分で管理できる子ども」だと思う。
ボルド
支度は非常に早い。
そもそも寝る時点で、完全に着替えていない。
- 目を開ける
- 周囲の音を確認
- 靴を履く
- 工具ベルト
- 上着
- 水を飲む
- すぐ動く
洗顔や食事は後。
朝起きた瞬間に、
- 配管音
- 振動
- 湿気
- 風向き
を無意識に確認していそう。
ボルドにとって朝の支度は身だしなみではなく、現場点検の開始。
ヒナセ
ヒナセも早いが、ボルドより雑。
- 起きる
- 髪を掻く
- 顔を水で流す
- スウェットを脱ぐ
- 作業服を着る
- 工具を掴む
- 食べ物を口に入れる
- 出る
髪はまとめるが、きれいには整えない。
袖を通しながら歩く。
片手で何か食べている。
ただし工具確認だけは丁寧。
- ワイヤー
- フック
- 手袋
- 探傷機
- 切削工具
ここだけは忘れない。
本人の身支度は雑。
仕事道具は正確。
真琴
真琴はかなり強いルーティンがありそう。
ただし健康的な朝習慣ではなく、
思考を再起動するための手順
になっている。
局泊の場合。
- 目を覚ます
- 時計ではなくモニターを見る
- 眼鏡を掛ける
- 前夜の解析結果を確認
- 水を飲む
- 洗面
- コーヒー
- 糖分
- 昨日と同じ服装を整える
- 記録を読み直す
真琴は起きてすぐ会話しない。
最初の数分は、情報を頭に戻している。
自宅から出勤する日も、たぶん同じ順序。
- 起床
- 洗面
- 甘い飲み物かコーヒー
- 昨日の記録を読む
- 着替え
- 出勤
朝食は取らないか、甘い保存食だけ。
真琴にとって重要なのは、毎朝同じ動作をすることで、思考の連続性を維持すること。
ルーティンが崩れると少し機嫌が悪くなる可能性もある。
セナ
セナは朝が弱そう。
もこもこの服から出たくない。
- 目覚まし
- 毛布へ潜る
- 二度寝
- 時刻を見て慌てる
- シャワーか洗顔
- 髪を整える
- 朝食を食べる
- 制服へ着替える
食事は抜かない。
肉や塩気のあるものがあれば、朝からでも食べる。
髪型を気にする。
ヘルメットで潰れると分かっていても整える。
セナは朝の段階では少しぼんやりしているが、制服と装備を着ると真面目になる。
事件後は寝不足で、
- 目覚めが早い
- 眠った気がしない
- シャワーを長めに浴びる
- 食事が進まない
という変化も出せる。
カイ
カイは起床から出発までが速い。
- 目覚ましを一回で止める
- 顔を洗う
- ジャージを脱ぐ
- 制服か作業着
- 電子タバコ
- 飲み物
- 出る
朝食は移動中。
パン、肉入りの包み食、栄養バーなど。
髪は手で直す程度。
鏡を見る時間も短い。
寝起きが悪いというより、起きた瞬間から雑に動ける。
悠人
悠人は朝支度も後回し型。
- 起きる
- 端末を見る
- 現場連絡を確認
- そのまま返信
- 気づいたら時間がない
- 顔を洗う
- 服を着る
- 朝食を持って出る
髪や服は最低限。
シャツのボタンを途中で掛ける。
靴を履きながら通信する。
ただし避難所や現場へ着く頃には、他人の状態を確認し始める。
自分の朝食を持って出たのに、誰かへ渡してしまうこともある。
朝の支度で見える組織差
昇降局・保安群側は、ナギがいることで最低限の生活リズムがある。
- レイカは規則正しい
- セナも食事や入浴を保つ
- カイも自分なりの切替を持つ
- ナギ自身は乱れているが、他人には声を掛ける
選別局側は、自律任せ。
- 澪は手順で自分を動かす
- 悠人は仕事を先に見る
- 真琴は思考再開を優先する
全員出勤はできる。
ただし生活として健全かは別。
外壁民側は、朝と仕事の境界が薄い。
- 目覚めたら周囲を確認
- 道具を持つ
- 作業開始
生活が現場の中にある。
この朝の差は、説明なしで組織文化と人物性をかなり見せられる。
かなり自然に整理できている。
休日は「何を楽しむか」より、仕事からどの程度離れられるかで差が出る。
都市側と外壁側の休日観
都市職員
昇降局、選別局、保安群はシフト制。
休日は制度として存在する。
- 勤務表で管理される
- 同一職務者は同時に休まない
- 緊急呼び出しあり
- 代替要員が確保できなければ休みがずれる
- 休日でも業務端末は完全には切れない
つまり、休みは権利であると同時に、運用上割り当てられる時間。
「今日は仕事がないから休む」ではなく、
今日休まなければ、次の勤務を維持できないから休む
という考え方。
外壁民
休日は制度ではなく、現場状況によって発生する。
- 工事がなければ休む
- 資材が届かなければ休む
- 天候や腐食霧で作業不能なら休む
- 設備停止中は待機
- 人手が足りれば一部が休む
- 故障が起きれば休みは消える
外壁民にとって休みは予定ではなく、作業の空白。
だから休みの日でも、完全に仕事から離れるわけではない。
工具を直す。
寝床を補修する。
食料を買う。
誰かの手伝いをする。
生活と仕事の境界が薄い。
澪
提示された形で合う。
- 昼過ぎまで寝る
- 起きてもすぐ動かない
- 洗濯機を回す
- 乾燥待ちの間にまた横になる
- 食料や生活消耗品をまとめて買う
- 帰宅後、買ったものを収納せず袋のまま置く
- 端末を見るが、仕事には触れないようにする
- 結局、通知だけ確認する
澪の休日は「楽しむ日」ではなく、次の勤務に必要な最低限の生活を再建する日。
だらだらしているが、それで回復している。
買い物も服や嗜好品ではなく、
- 下着
- 洗剤
- 簡易食
- 衛生用品
- 炭水化物
- 端末用品
くらい。
休みの終盤に、少しだけ部屋が整う。
翌日にはまた崩れる。
カイ
音楽はかなり合う。
カイは他人と遊ぶより、一人空間へ戻るタイプ。
- ジャージ
- 音楽端末
- 電子タバコ
- 濃い味の食事
- 寝転がる
- 部屋を暗くする
- 作業映像や機械映像を見る
- 気が向けば外へ食べに行く
音楽は感情を整理するためではなく、考えないために流す。
ジャンルも静かなものより、
- 重低音
- 工業音楽
- 電子音
- リズムが強いもの
が似合う。
ただし普段から都市騒音の中にいるので、逆に無音を好む可能性もある。
どちらかに決めるなら、音楽を流したまま寝る方がカイらしい。
セナ
外出して服を買うのは良い。
セナは、仕事外では年齢相応の選択をしたがる。
- 衣料区画を見る
- 柔らかい服を触る
- 髪留めや靴を見る
- 食事をする
- 甘い飲み物や肉料理
- 必要以上に迷う
- 買った後に少し後悔する
ただし流行に敏感というより、手触りや着心地を優先する。
もこもこの服も、休日に見つけて買ったものかもしれない。
セナの休日外出には、
自分が普通の19歳であることを確認する
役割がある。
事件後は、外出しようとして結局行けない、という変化も描ける。
レイカ
端末設計と機械工作は合う。
ただし、仕事の延長だけにしない方がいい。
業務では、
- 都市設備
- 安全性
- 冗長性
- 規格
- 責任
を考える。
休日の工作では、
- 小型機械
- 動く玩具
- 無意味な自動装置
- 小さな昇降模型
- 音が鳴る機械
- 卓上ロボット
- 不要なほど複雑な収納装置
など、実用性が薄い方が子どもらしい。
本人は「試作」と言う。
ナギから見ると遊んでいる。
定期的に休むのも、本人の自制ではなく若年職員制度による強制休養でいい。
休みの日も管制データを見ようとしてアクセス制限を掛けられている可能性がある。
真琴
普段やらない家事は合う。
真琴は休日を娯楽へ振るより、放置した生活処理へ使う。
- 洗濯
- 部屋の掃除
- 食料の補充
- 眼鏡の手入れ
- 寝具交換
- 備品の整理
- 溜まった紙類の廃棄
- 甘い物の買い足し
手順は非常に効率的。
掃除を始めると徹底する。
だが途中で古い資料を見つけ、読み始めて止まる。
真琴の家事は「暮らしを楽しむ」行為ではなく、保守点検に近い。
意外と料理をしてもいい。
複雑な料理ではなく、毎回同じ配合で作る煮込みや甘い焼き菓子。
レシピを手順として守るので失敗しない。
真琴が甘党なら、休日だけ甘いものを自作する設定も人間味が出る。
ナギ
家事と買い物でいい。
- 洗濯
- 部屋の片付け
- 酒や保存食の購入
- 下着や日用品の補充
- 髪の手入れ
- 浴場
- 昼寝
- 若手から来た連絡を確認
ナギは休日に生活を立て直すが、連絡が来れば反応する。
完全に無視できない。
ただし全部に返答すると休めないので、
- 緊急
- レイカ
- セナやカイの事故
- 管制異常
だけ見る。
通常業務の連絡には既読をつけない。
酒を昼から飲む日もある。
だが泥酔はしない。呼び出しの可能性があるから。
ナギの休日は、休養と待機の中間。
ボルド
工具の整備と身辺補修で合う。
- ワイヤー点検
- フック研磨
- 工具の油差し
- 作業靴の補修
- 寝床の梁確認
- 照明修理
- 誰かの道具も直す
- 子どもの簡易器具を直す
本人にとっては休み。
周囲から見ると働いている。
ボルドは何もしない状態が苦手というより、手を動かしている方が休める人物だと思う。
酒を飲みながら工具整備もあり得るが、危険作業中には飲まない。
全部終わってから飲む。
ヒナセ
外出して買い物で合う。
ただ、現代的なショッピングではない。
- 工具市場
- 古着
- 部品露店
- 保存食
- 水容器
- 作業手袋
- ワイヤー部品
- 肉の串焼き
- 小さな雑貨
を見て回る。
ヒナセは必要品を買いに行ったのに、工具や部品を見て時間を使う。
服も買うが、実用性優先。
- 動きやすい
- 汚れが目立たない
- ポケットが多い
- 破れにくい
ただし、少しだけ可愛い服を手に取って戻すような場面はあっていい。
買わない理由は、似合わないと思うからではなく、
「着る場所ねえし」
くらい。
悠人
ここがまだ空いている。
悠人の休日は、完全な休みになりにくい。
第一候補は、人に会う休日。
- 配給所へ顔を出す
- 避難所の知人に会う
- 生活相談を受ける
- 市場を歩く
- 食堂で誰かと食べる
- 頼まれた物を運ぶ
- 委員長に捕まる
本人は休んでいるつもり。
結果的に他人の用事をしている。
一人で部屋にいると落ち着かない可能性がある。
悠人に必要なのは、完全に善人化しないこと。
頼まれ事が続けば、
「今日休みなんだけど」
とは言う。
文句も言う。
それでも手伝う。
夕方になって、何も自分のことをしていないと気づく。
休日における人物の核
- 澪:停止して生活を最低限戻す
- カイ:一人の刺激で思考を切る
- セナ:外へ出て普通の若者へ戻る
- レイカ:遊びに近い技術工作をする
- 真琴:生活を保守点検する
- ナギ:家事をしながら待機する
- 悠人:他人と関わり続ける
- ボルド:手を動かして休む
- ヒナセ:市場と街を歩く
この分類なら、休日だけで性格と社会階層が見える。
特に重要なのは、外壁民に「休日がない」としないこと。
制度的な休暇はなくても、仕事が止まった日に遊び、飲み、買い物をし、道具を直す時間はある。
彼らも生存だけをしているわけではない。
不安定な条件の中でも、普通に暇を持て余し、無駄遣いをし、寝すぎる日がある方が生活として強い。
友人関係の軸はかなり見えてきた。
この作品では「仲が良いか」だけでなく、誰の前なら仕事人格を下ろせるかで整理すると強い。
悠人
委員長とは明確に友人関係でいい。
二人は役割分担が成立している。
- 委員長:記録、配給表、申請、在庫、事務処理
- 悠人:住民対応、交渉、苦情処理、現場判断
悠人は事務処理を委員長へ押し付けがち。
委員長は文句を言いながら処理する。
逆に、面倒な相手が来ると委員長は悠人を呼ぶ。
この関係は上下ではなく、相互依存。
休日も、
「ちょっと手伝って」
「今日休みなんだけど」
「知ってる」
「知ってて呼ぶなよ」
というやり取りが自然。
悠人は顔が広いが、深い友人は多くない。
多くの人に頼られるぶん、対等に弱音を吐ける相手は委員長くらいでもいい。
澪
澪は同年代の同性友人がほぼいない。
選別局の職務環境そのものが原因。
- 年上が多い
- 技術職・現場職中心
- 非常時の招集関係
- 同年代と勤務が重なりにくい
- 感情を共有する文化が弱い
澪本人も友人を作るのが苦手。
ただし、友人が不要なのではない。
欲しいが、どう距離を縮めるか分からない。
セナとの接触は大きい。
セナは澪と同じ19歳で、同じ事件を別の立場から経験している。
澪にとっては初めて、
- 判断を背負っている
- 傷ついている
- 仕事ができる
- それでも年齢相応の部分がある
同性。
澪はセナを新鮮に感じると思う。
ただ、最初から親しく話せるわけではない。
- 会った時に少し安心する
- 話題を探す
- 業務の話から離れられない
- 沈黙になる
- 帰った後に別の話をすればよかったと思う
このぎこちなさがいい。
セナ
セナも同性の友人を欲しがっている。
ただし澪よりは対人能力がある。
話しかけられるが、距離の詰め方が少し慎重。
澪
「澪」呼びでいい。
同い年で、感情の重さも共有できる。
セナは澪に対して、無理に明るく振る舞わなくて済む。
二人とも沈黙が苦痛ではない。
ただし、性格差はある。
- 澪:話す前に考える
- セナ:考えてから、少し言い直す
- 澪:感情を内側へ閉じる
- セナ:閉じるが、表情には少し出る
二人の友情は会話量より、同じ場所にいられることから始まる。
レイカ
「レイカちゃん」呼びはかなり自然。
セナは画面越しにレイカの能力を見ている。
声も何度も聞いている。
だから初対面でも一方的に親近感がある。
レイカからすると、
初対面に近い人からちゃん付けされる
ので少し戸惑う。
セナは嬉しさが顔に出る。
「本物だ」くらい言いそうになるが、さすがに飲み込む。
距離はあるが、セナは年下として可愛がりたい。
レイカは子ども扱いされたくないが、完全に嫌ではない。
カイ
カイは距離調整が上手い。
親密さを強く求めないが、孤立もしない。
- 一緒に食事する
- 暇なら話しかける
- 帰る時は勝手に帰る
- 相手が落ち込んでいても深追いしない
- 必要な時だけ隣にいる
セナに絡むのも、半分は暇つぶし。
半分は状態確認。
ただし本人は絶対にそう言わない。
「静かだから」
「暇だから」
「顔が死んでるから」
程度。
セナもカイに対しては気を遣わない。
雑に返せる。
この関係は恋愛へ寄せる必要はない。
むしろ異性間でも成立する気楽な同僚関係として価値がある。
ナギやレイカと休日に一緒でも苦痛ではないというのも合う。
カイは誰かと一日過ごしても、ずっと会話する必要がない。
ナギ
ナギは一人が好き。
ただし孤独を好むというより、
他人を管理しなくていい時間が好き。
休日に若手から連絡が来るのが嫌なのも当然。
仕事の連絡なら返す。
生活相談まで来ると顔をしかめる。
レイカ
ナギにとってレイカは例外。
レイカと一緒にいても、常に管理者でいなくていい。
もちろん保護者的な意識はあるが、それ以上に、レイカの反応が素直なので癒される。
ナギが甘えるなら、大げさなものではない。
- レイカの肩に頭を乗せる
- 「今日もう何も考えたくない」と言う
- レイカが作業している横で寝る
- 買い物へ付き合わせる
- 料理や機械工作を眺める
レイカは最初は困るが、追い払わない。
ナギがレイカへ甘えることは、レイカを大人扱いするのとは違う。
むしろ、信頼している子どもの前で少し力を抜く感じ。
セナとカイ
職務上の部下に近いが、感情的にも気にしている。
ただし友人ではない。
ナギは飲みに誘うことはある。
しかし生活のすべてへ入ろうとはしない。
レイカ
レイカ自身の友人関係も決めておいた方がいい。
レイカは大人に囲まれているため、同年代の友人が少ない可能性が高い。
ただ、澪やセナとは違って、本人が孤独を明確に自覚していない。
仕事、設計、工作で時間を使えるから。
ナギ
最も近い人物。
上司、保護者、姉、友人に近い存在が混ざっている。
ただしレイカ側は、ナギが甘えてきた時に少し誇らしいと思っていそう。
セナ
最初は距離がある。
「レイカちゃん」と呼ばれて少し困る。
でも、セナが自分のことを以前から知っていたと分かると、内心は嬉しい。
カイ
カイはレイカを子ども扱いするが、過剰に気を遣わない。
レイカはその雑さを意外と嫌わない。
カイは工作物を見て、
「それ何に使うの」
「特に用途はありません」
「じゃあいらないじゃん」
「そういう話ではありません」
というやり取りができる。
真琴
孤高で合う。
ただし、人間嫌いではない。
- 会話はできる
- 他人の能力も評価する
- 協力もする
- ただし感情交流を必要としない
将棋やボードゲームが好きなのはかなりいい。
真琴は勝つためだけではなく、相手の思考を見るのが好き。
問題は相手がいないこと。
普通の相手では差がつきすぎる。
本人も手加減が下手。
オンラインや端末AIでは満足しない。
相手が考えている沈黙を含めて楽しみたい。
真琴に合う友人
- 沈黙が苦にならない
- 無理に会話しない
- 負けても感情的にならない
- 真琴へ遠慮しない
- 思考速度が近い
現時点の主要人物では、ナギかボルドが候補になる。
ナギはゲーム自体は強くなくても、負けを気にしない。
ボルドは盤面理論より経験則で予想外の手を打つ。
真琴がボルドとゲームをすると、かなり面白い。
- 真琴:理詰め
- ボルド:盤面全体より局所の圧力を見る
- 真琴が定石で追い込む
- ボルドが変な手で崩す
二人とも会話が少なくて済む。
友人関係の全体構造
強い友人関係
- 悠人 ― 委員長
- 澪 ― セナ(形成途中)
家族・保護者・友人の中間
- ナギ ― レイカ
気楽な同僚
- セナ ― カイ
距離のある好意
- セナ ― レイカ
静かな相性があり得る
- 真琴 ― ボルド
- 真琴 ― ナギ
孤立傾向
- 澪
- 真琴
- レイカ
ただし、孤立の理由は全員違う。
- 澪:距離の縮め方が分からない
- 真琴:一人で成立してしまう
- レイカ:大人に囲まれ、同年代との接点が少ない
この違いは資料集でも明確に分けた方がいい。
その修正で人物関係がかなり正確になる。
特にレイカは「孤立している」のではなく、所属できる同年代集団そのものが存在しない異色の存在だと思う。
レイカ
レイカは一人でいることに慣れているが、孤独を好んでいるわけではない。
- 周囲は全員年上
- 業務能力は大人に匹敵する
- しかし生活感覚や感情は14歳
- 同年代との比較経験がない
- 周囲から能力と年齢の両方を意識される
そのため、対人関係の基準が普通の14歳とは違う。
ナギとの関係
「共依存」は方向として分かるが、現段階では少し強すぎる言葉でもある。
より正確には、
相互補完が強く、互いに依存傾向がある関係
だと思う。
レイカはナギに、
- 生活上の判断
- 対人調整
- 感情の受け止め
- 最終的な責任
- 子どもでいてよい場所
を頼る。
ナギはレイカに、
- 技術的な確信
- 素直な反応
- 無条件に近い信頼
- 疲労時の安堵
- 自分が守る対象の実感
を求めている。
ナギが甘えてくることで、レイカは少し大人になった気分になる。
一方で、本当に不安な時はレイカの方がナギを探す。
この往復が重要。
ただし、ナギがレイカへ精神的負担を丸投げすると不健全になる。
ナギは甘えても、最終的な責任は自分で持つべき。
セナとの関係
かなり面白い。
セナは初対面に近いのに、
「レイカちゃん」
と呼ぶ。
レイカから見ると、距離が近い。
しかもセナは普段、
- 自信がなさそう
- 判断前に迷う
- 声が少し弱い
- マニュアル確認が多い
- 不安を隠しきれない
ので、最初は頼りなく見える。
ウレタン武器についても、
本当にマニュアルを読んだだけで使えるのか
と疑っている。
しかし現場では、セナが機体と装備を身体で使いこなす。
ここでレイカの認識が変わる。
レイカは理論や数値では強い。
セナは実際の重量、反動、判断速度、恐怖の中で装備を扱う。
レイカにとってセナは、
頼りなく見えるのに、現場では自分にできないことをやる人
になる。
これは尊敬の入口になる。
「ちゃん付け」が最初は馴れ馴れしく感じられても、後には嫌ではなくなる。
カイとの関係
兄妹に近いやり取りでいい。
カイはレイカの能力を過剰に持ち上げない。
- 普通にからかう
- 子ども扱いする
- 技術説明を途中で遮る
- 分からなければ分からないと言う
- レイカの機嫌を過剰に気にしない
レイカは反論する。
「お兄さんぶらないで」
「子ども扱いしないで」
「説明を最後まで聞いて」
カイは、
「でも14だろ」
「長い」
「要するに?」
と返す。
ナギとは密着度が高く、セナとは少し距離があり、カイとは雑に言い合える。
この三方向があることで、レイカの人間関係が立体的になる。
ボルドとの関係
「おじさん」呼びで自然。
ボルドはレイカを、
- 子どもとして扱う
- しかし技術者としても評価する
- 難しい話を遠慮なくする
- 身体を使う仕事は止める
という接し方になりそう。
レイカはボルドの現場知識に強い興味を持つ。
ただし、ボルドの説明は経験則が多いので、
「数値は?」
「知らん」
「記録は?」
「音を聞けば分かる」
となる。
レイカには理解しにくいが、否定できない。
「おじさん、それ再現性ないよ」
「壊れる時は毎回違う」
という関係が作れる。
恋愛への関心
恋愛に興味はあるが未知、でいい。
同年代が周囲にいないため、恋愛を現実的な対人関係として経験していない。
- 物語や映像では知っている
- 大人同士の関係を観察する
- 誰と誰が親しいか気になる
- 恋愛感情と信頼の違いが分からない
- 自分が誰かを好きになる感覚を想像できない
恋愛話に無関心を装うより、質問はするが妙に分析的、という方が合う。
「どの時点で好きだと判断するの?」
「毎日会いたいなら、同じ勤務にすればよくない?」
「それは業務上の依存とどう違うの?」
周囲が答えに困る。
これはレイカの幼さと知性の両方を出せる。
ボルド
ボルドは友人がいないというより、友人という分類を必要としていない人物だと思う。
人間関係が、
- 仲間
- 家族
- 弟子
- 作業相手
- 守る相手
- 昔の同僚
として成立している。
「友達」と呼ぶほど軽い関係が少ない。
ミネ
家族同然でいい。
血縁でなくても、長期間共同体を支えてきた。
- ボルドが設備を見る
- ミネが人間を見る
- ボルドが危険を判断する
- ミネが生活を整える
- 互いに説明しなくても動く
夫婦にする必要はない。
恋愛関係でなくても、共同生活を長く支えた二人には家族性が出る。
ボルドはミネに生活面で頭が上がらない。
「洗え」
「あとで」
「今」
「……分かった」
くらいの関係。
ヒナセ
娘、弟子、家族、仲間が混ざっている。
ボルドはヒナセを子ども扱いしすぎない。
危険な仕事も任せる。
ただし、生存に関わる場面では自分より先に逃がす。
ヒナセ側も「父親」とは思っていなくても、家族に最も近い大人として見ている。
互いに面倒くさそうに接する方が自然。
ヒナセ
ヒナセも同年代の友人がほぼいない。
周囲には人が多い。
孤独ではない。
しかし関係は、
- 年下の子ども
- 年上の作業員
- ボルド
- ミネ
- 共同体の住民
に偏っている。
子どもたち
かなり近い。
- 遊ぶ
- ワイヤー移動を教える
- 工具へ触ろうとするのを叱る
- 食べ物を分ける
- 寝かしつける
- 子ども相手に本気で喧嘩する
ただし友人ではない。
ヒナセは面倒を見る側になる。
本人がまだ19歳でも、共同体では年長の若者。
子どもたちはヒナセを姉のように見るが、敬意より親しさが強い。
セナへの関心
ここはかなり重要。
第1話でヒナセが見たセナは、
- 自分たちを止めに来た側
- 仲間の死に関係した人物
- 白い巨大機体から降りてきた
- 同年代らしい少女
- 青ざめて震えている
- 勝者にも加害者にも見えない
ヒナセにとって整理しにくい存在。
怒りだけなら簡単。
だがセナの様子がおかしいため、記憶に残る。
しかもヒナセにとって、同年代の女性は珍しい。
だから、
あの顔色の悪い女
として繰り返し思い出す。
最初は名前を知らない。
気にしている理由も本人は認めない。
- あいつはなぜあんな顔をしていたのか
- 自分がやったことを分かっているのか
- 怖かったのか
- 後悔しているのか
- 普段はどんな人間なのか
という疑問が残る。
これは友人関係の前段階ではあるが、最初から好意にしない方がいい。
まずは、
敵側なのに、人間として気になってしまう
という状態。
セナとヒナセの対称性
二人はかなり対称的。
セナ
- 同年代の同性友人が欲しい
- 澪と知り合う
- ヒナセを傷つけた側だと認識している
- ヒナセに会うのが怖い
ヒナセ
- 同年代の同性が周囲に少ない
- セナを敵側として見た
- 青ざめた姿が気になっている
- 会えば怒る可能性が高い
- それでも話を聞きたい感覚がある
すぐ友情にするべきではない。
セナと澪は比較的自然に友人になれる。
セナとヒナセは、まず対話自体が困難。
その違いが必要。
人間関係の整理
レイカ
異色の中心人物。
大人に囲まれ、関係ごとに異なる年齢を見せる。
- ナギ:相互依存の強い疑似家族
- セナ:頼りなく見えるが尊敬へ変わる年上
- カイ:兄妹的な軽口
- ボルド:現場知識を持つ「おじさん」
- 恋愛:興味はあるが未経験かつ分析対象
ボルド
友人より、家族と仲間で世界ができている。
- ミネ:生活を共に支える家族
- ヒナセ:弟子であり娘に近い
- 共同体:守る仲間
- 友人:あえて名前を付ける相手はいない
ヒナセ
人には囲まれているが、対等な同年代がいない。
- 子ども:遊び相手兼世話対象
- ミネ:生活上の母性的存在
- ボルド:師匠兼家族
- セナ:敵側だが異様に記憶へ残る同年代
ここまで整理すると、4話で描く私生活は、単に部屋や服を見せるだけでなく、
誰となら休めるのか
誰の前なら年齢相応になれるのか
まで含められる。
かなり良い論点。
お気に入りの私物は、単に「好きなもの」ではなく、
無意識に触る
ないと落ち着かない
その人の仕事や過去が染み込んでいる
ものにした方が強い。
ボルド
工具が命でいい。
ただし大型工具ではなく、小型の測定具か調整工具が合う。
第一候補は、古い折り畳み式の隙間ゲージ。
- 配管の継ぎ目を見る
- 摩耗を見る
- 狭い場所へ差し込む
- 指先で開閉する
- 考える時に無意識に触る
- 長年使いすぎて目盛りが薄い
現場では耳や手で判断するボルドだから、精密測定器より、簡素で身体感覚に近い工具がいい。
他には、
- 小型モンキーレンチ
- 古い検査ハンマー
- 金属製の罫書き針
- 磁石付きの細いピック
- 小型の水平器
あたり。
ボルドの場合、なくしたら怒るというより、黙って探し続ける。
周囲も「あれがないと機嫌悪い」と知っている。
ヒナセ
工具でもいいが、女子っぽい髪留めはかなり良い。
ただし、普通の装飾品にすると少し浮くので、現場用に使える髪留めがいい。
例えば、
- 金属製の太いヘアクリップ
- 古い工具鋼を削って作った髪留め
- 小さな配管留め具を加工したもの
- ボルドかミネが作った
- 錆びにくい材質
- 作業中も外れない
見た目は少し無骨。
でもヒナセは気に入っている。
仕事中は髪を留める。
休みの日も無意識に使う。
外すと手首につける。
これなら女子っぽさと外壁民らしさが両立する。
さらに良いのは、その髪留めが壊れた時、工具より動揺すること。
澪
カメラはかなり合う。
ただし趣味の写真ではなく、現地観測用の小型記録カメラが個人化している形がいい。
- 古い型
- 片手で撮れる
- 衝撃に強い
- レンズに細かい傷
- 首や腰に下げている
- 写真だけでなく短い音声メモも残せる
- 住民、通路、設備、張り紙、生活痕を撮る
澪は撮るが、飾らない。
部屋には写真がない。
データは端末の中に大量にある。
しかも分類は細かい。
- 区画
- 時刻
- 人流
- 生活音
- 水使用
- 居住密度
- 避難癖
写真は思い出ではなく記録。
ただし本人が意識していないだけで、人物の顔や生活の断片が多い。
そこが澪らしい。
お気に入りというより、手元にないと不安になる道具。
カイ
音楽再生機と電子タバコでいい。
ただし二つとも別に持つより、音楽端末を主役にした方が強い。
- 古い携帯音響端末
- 有線イヤホン
- 片側だけ接触が悪い
- 自分で何度も補修している
- 音源を大量に持っている
- 曲名は整理していない
- 再生履歴だけが偏っている
カイは物への執着が薄そうに見える。
でもこの端末だけは買い替えない。
電子タバコは消耗品寄り。
お気に入りの私物としては音楽端末の方が性格が出る。
セナ
もこもこの服はお気に入りとして成立する。
ただ、服一着だけだと私物設定として少し弱いので、大きなフード付きの上着にするといい。
- 毛足が長い
- 袖が少し余る
- 古い
- 毛玉がある
- 触ると落ち着く
- 外では着ない
- 家でしか着ない
- 引っ越す時は最初に持っていく
セナにとって、これは防具の反対。
機体や制服が外側を固めるものなら、もこもこの上着は身体を緩めるもの。
事件後、これを着ても落ち着けない、という描写も効く。
レイカ
個人端末だけだと確かに弱い。
レイカは、小型の精密ドライバーセットか、卓上工作用の多機能ペンがいい。
例えば、一本の細い工具。
- ドライバー
- 接点清掃
- 簡易測定
- スタイラス
- 小型ライト
- 細いピック
が一体化している。
レイカはいつも胸ポケットに差している。
考えながら回す。
端末操作にも使う。
機械を開ける時にも使う。
ナギに「それまたいじってる」と言われる。
あるいは、もっと子どもらしくするなら、自作した小型昇降模型。
- 手のひらサイズ
- 重りと滑車で動く
- 何度も改造
- 役には立たない
- 音だけ妙に本物に近い
お気に入りの私物としてはこちらの方が強い。
悠人
悠人は、大きめの古い手帳が一番合う。
端末ではなく紙。
- 人の名前
- 家族構成
- 配給の事情
- 連絡先
- 頼まれ事
- 借りた物
- 返す物
- 誰が何を困っているか
が雑に書かれている。
字は汚い。
付箋が多い。
ページの端が折れている。
委員長の字で訂正も入っている。
悠人は人間関係を覚えているが、全部は覚えきれない。
だから手帳を持つ。
なくしたら非常に困る。
ただし本人は何度も置き忘れる。
委員長が拾って返す。
これが二人の関係にもつながる。
真琴
泡立て器は意外性としては面白いが、持ち歩くお気に入りではない。
真琴の場合は、小型の砂糖計量スプーンか、古い料理用温度計がいい。
ただし、私物として一番強いのは、料理道具ではなく将棋駒かボードゲームの駒。
- 一つだけ持ち歩く
- 考える時に指で回す
- 盤は持っていない
- 駒だけ古い
- 誰かから貰ったか、自分で削った
- 表面が指で摩耗している
真琴は思考中に無意識に触る。
甘党と料理好きは別の生活面として残し、象徴的私物は思考に寄せた方が人物像が締まる。
料理道具なら、自宅にだけあるお気に入りとして、
- 古い泡立て器
- 焼き型
- 小さな銅鍋
- 砂糖壺
を置くのはあり。
ナギ
ロックグラスはかなり合う。
ただし洒落た高級品ではなく、分厚い業務用の古いグラスがいい。
- 気泡が入っている
- 傷が多い
- 底が厚い
- 多少落としても割れない
- 一つだけ
- 酒以外にも水やコーヒーを入れる
- 長年使っている
ナギは酒自体より、このグラスで飲むことを習慣にしている。
仕事を終える切替装置。
ただし、ナギの私物としてさらに強いのは、古い髪留めでもある。
- 長年使っている
- 留まりが悪い
- 何度も直している
- 仕事中も休日も使う
- レイカが勝手に修理する
ロックグラスは家の象徴。
髪留めは日常の象徴。
現時点の候補
| 人物 | お気に入りの私物 |
|---|---|
| ボルド | 古い隙間ゲージか小型調整工具 |
| ヒナセ | 現場材で作った金属製の髪留め |
| 澪 | 小型記録カメラ |
| カイ | 古い音楽再生端末 |
| セナ | 大きなもこもこのフード付き上着 |
| レイカ | 自作の小型昇降模型か多機能工具ペン |
| 悠人 | 人の事情を書き込んだ古い手帳 |
| 真琴 | 摩耗したボードゲームの駒 |
| ナギ | 分厚い古いロックグラス |
この中で特に強いのは、澪のカメラ、悠人の手帳、ヒナセの髪留め、真琴の駒。
その人物の仕事、生活、感情が一つの物にまとまっている。
それで固めていい。
ヒナセの髪留めは、廃材を装飾品へ変えたものとしてかなり強い。
外壁民の文化そのものが出る。
候補素材は、
- 破損したバルブの薄板
- 古い配管クランプ
- 制圧フレームの剥離装甲片
- 切断したワイヤー端末金具
- 廃棄された圧力計の指針
- 銅や真鍮のシム板
あたり。
ヒナセ用なら、銀色や金属色の細長いクリップが合う。無骨だが、端だけ少し丸く削られている。ボルドが作ったのか、ヒナセ自身が作ったのかで意味も変わる。
- ボルド製:家族性、保護、長年使っている
- ヒナセ自作:技術への誇り、自分で自分を飾る
- ミネと共同制作:ミネが形を決め、ヒナセが加工した
一番いいのは、ヒナセが自作し、最後の仕上げだけボルドが直した形だと思う。ヒナセの技術と、ボルドとの関係が両方入る。
レイカは自作の小型昇降模型で確定でいい。
これは単なる模型ではなく、
- 手のひらサイズ
- 重りと滑車で動く
- 小型モーター付き
- 加速と停止が妙に本物らしい
- 何度も分解・改造されている
- 外装は未完成
- 安全装置だけ異様に凝っている
- 役には立たない
という物が似合う。
レイカは「模型」ではなく「試験機」と呼びそうだが、ナギやカイからは普通に玩具扱いされる。
ナギ
「また玩具いじってる」
レイカ
「試験装置です」
カイ
「何の試験?」
レイカ
「まだ決めてない」
このやり取りだけで、レイカの年齢と才女ぶりが同時に出る。
ある。大枠はかなり埋まったが、資料集として仕上げる前に詰めたい論点がまだある。
1. 私服の方向性
寝間着や休日着は出たが、外出用の私服はまだ曖昧。
特に、
- 澪は私服を何着持っているか
- セナは服選びにどの程度こだわるか
- カイはジャージ以外に何を着るか
- レイカは誰が服を選ぶか
- ナギは休日でも着崩しているか
- 真琴は私服でも制服に近い服装か
- ヒナセは実用品以外の服を持つか
この辺りはビジュアル資料として重要。
2. 金銭と買い物
生活像を成立させるには、何をどう買うかを決めたい。
- 給料と配給の比率
- 職員宿舎費
- 水や電力の個人負担
- 衣服や食料の価格感
- 外壁民の物々交換
- 闇市や中古市場
- レイカの金銭管理
- ヒナセが衝動買いできる余裕があるか
休日の買い物描写にも直接関わる。
3. 体調不良時の過ごし方
これは人物差がかなり出る。
- 澪は限界まで出勤する
- セナは隠そうとするが顔に出る
- カイは早めに寝て済ませる
- レイカはナギに止められる
- ナギは自分の不調を申告しない
- 悠人は他人を優先して悪化する
- 真琴は作業精度が落ちるまで気づかない
- ボルドは怪我を自分で処置する
- ヒナセは動ける限り動く
4話は事件後なので、疲労、筋肉痛、睡眠不足、食欲低下も生活描写に使える。
4. 部屋へ他人を入れるか
友人関係と居住描写の接点。
- 澪は人を招けるのか
- セナは澪を部屋へ呼ぶか
- カイは勝手にセナの部屋へ来るか
- ナギはレイカの部屋で寝ることがあるか
- レイカは工作物を人に見せたがるか
- 真琴の部屋へ入った人がいるか
- 悠人の部屋は他人の荷物置き場になっていないか
同じ人物でも、誰を入れるかで関係性が見える。
5. 通信と連絡習慣
現代のスマホに相当するものの使い方。
- 返信が早い人物
- 既読だけつける人物
- 音声通話を好む人物
- 長文を送る人物
- 業務連絡と私用を分けるか
- 休日のグループ通信
- レイカの連絡相手
- 澪とセナがどう友人関係を育てるか
澪とセナは、対面より短いメッセージから距離が縮まりそう。
6. 恋愛・性的距離感
詳細な恋愛展開を決める必要はないが、基本姿勢は必要。
- 恋愛に興味があるか
- 他人の恋愛話をどう聞くか
- 身体的距離への抵抗
- 共同浴場や共同居住での羞恥感
- 同年代の異性・同性への意識
- 職場恋愛への組織的感覚
特にレイカ、ヒナセ、澪、セナは同年代関係が少ないため、恋愛以前の距離感そのものが特殊になる。
7. 季節・温度への対応
バベルの生活ではかなり重要。
- 季節があるのか
- 階層で温度差があるか
- 外壁は寒暖差が大きいか
- 宿舎の暖房・冷房
- 湿気
- 寝具の変化
- 服装の季節差
セナのもこもこ服、ナギのタンクトップ、ヒナセのスウェットも環境条件とつなげたい。
8. 生活上の癖
小さいが映像では強い。
- 澪は帰宅すると最初に何を置くか
- セナは毛布の端を触るか
- カイは電子タバコをどこへ置くか
- レイカは模型を寝る前に一度動かすか
- ナギはグラスを洗わず翌朝使うか
- 真琴は甘い物の包みを整列させるか
- 悠人は手帳を枕元へ置くか
- ヒナセは髪留めを歯で咥えるか
- ボルドは工具を寝る前に数えるか
こういう反復動作が、人物を記号ではなく生活者にする。
9. 災害時に何を持って逃げるか
お気に入りの私物を決めたので、これは一度考える価値がある。
- 澪はカメラを持つか
- セナはもこもこ服を置いていくか
- レイカは模型を持って出るか
- カイは音楽端末を掴むか
- 悠人は手帳を持つか
- ナギはグラスを置いていくか
- 真琴は駒を無意識にポケットへ入れるか
- ヒナセは髪留めだけ残るか
- ボルドは工具を選別するか
「何を持ち出すか」は、その人物が何を自分の生活だと思っているかを示す。
優先度
次に話すなら、この三つが有効。
- 私服
- 通信と連絡習慣
- 災害時に何を持って逃げるか
特に最後は、B-19を失ったヒナセたちと、個室を持つ都市職員を対比できる。生活資料集の締めにも向いている。
この方向でかなりまとまっている。
特に「季節がある」「上層ほど寒い」「湿度が高い」「空調が効きにくい」があることで、私服が単なるキャラデザインではなく生活上の必然になる。
季節と温度
4話を春先から初夏に置くのは合う。
制御落下翌朝という重い話でも、
- 朝はまだ冷える
- 日中は蒸し暑い
- 外壁は日射で熱くなる
- 宿舎は湿気がこもる
- 夜は上層ほど冷える
という一日の温度差が使える。
特にバベルでは「季節」より、階層・日射・風・配管熱・外壁露出の差の方が体感を左右しそう。
同じ日でも、
- 上層の昇降局宿舎:冷える
- 中層の職員居住区:蒸す
- 外壁:日中は暑く、夜は冷える
- 機械区画:季節を問わず暑い
くらいの差がある。
したがって4話では、
朝は上着が必要だが、昼には袖を捲る
という服装変化が自然。
澪
黒っぽい服でいい。
ただしファッションとして黒を選ぶというより、
- 汚れが目立たない
- 組み合わせを考えなくていい
- 長く着られる
- 仕事着と感覚が近い
という理由。
外出着
- 黒か濃灰の短いジャケット
- 薄手のハイネックか長袖シャツ
- 細身のパンツ
- 歩きやすい靴
- 小さな肩掛けバッグ
- 記録カメラ
露出は少ない。
春先なら、少し重めのジャケットを着たまま歩く。
暑くなっても脱ぐのが面倒で、前だけ開ける。
夏も半袖より、薄手の長袖を袖捲りしていそう。
私服の所持数も少ない。
- ジャケット二着
- 上着数枚
- パンツ数本
- 同じ型を色違いではなく同色で持つ
くらい。
白いワンピースやフリルを着せないのは正しい。
澪に「実は可愛い服も持っている」という安易なギャップは不要。
セナ
素材、手触り、値段、可愛さを見る、でいい。
この四項目の順序は、
- 手触り
- 暖かさ・着心地
- 値段
- 見た目
くらいだと思う。
見た目も気にするが、触って嫌なら買わない。
私服
- 柔らかいニット
- 大きめのパーカー
- 丸みのある上着
- 膝丈のスカートか柔らかいパンツ
- 歩きやすいブーツ
- 小さめのバッグ
- 髪留め
全部を可愛くすると弱い。
一部だけ可愛い方がいい。
例えば、服は落ち着いているが髪留めだけ少し明るい。
あるいは、全体は実用的だが上着だけもこもこ。
春先なら薄手の起毛素材。
初夏には暑くても気に入った上着を持ち歩く。
カイ
外出時はジーンズで自然。
- 色落ちしたジーンズ
- Tシャツ
- 薄いジャケット
- スニーカーか作業靴
- 音楽端末
- 電子タバコ
服に関心がないようで、着心地とポケットの数は気にする。
新品より履き慣れたものを好む。
春先は適当なブルゾン。
暑くなるとTシャツ一枚。
カイは袖を捲るのではなく、上着を脱いで腰へ巻くタイプ。
レイカ
自分で選ぶ、でいい。
ただし服選びに慣れているとは限らない。
仕事着は規格がある。
私服は選択肢が多い。
そのため、
- 色の組み合わせは理詰め
- サイズは正確
- 動きやすさも確認
- だが全体として少し地味
- 年齢より少し大人びる
方向になりそう。
お下がり
セナから服をもらうのはかなりいい。
セナが、
「これ、似合うと思って」
と少し可愛い服を渡す。
レイカは、
- フリル
- 明るい色
- 柔らかい素材
- 年齢相応のデザイン
に困惑する。
着てみる。
似合う。
本人だけ納得していない。
ただし嫌がって捨てるのではなく、家では着る。
ナギには見せる。
レイカは恋愛も服装も未知なので、
「これは、どこへ着ていく服なの?」
と聞きそう。
ナギ
休日でも着崩しているというより、最初から正しく整えようとしていない。
私服
- タンクトップ
- 薄いシャツ
- ゆるいパンツ
- 古い革か布の上着
- 履き慣れた靴
- 髪は適当にまとめる
春先は大きめのコートを無造作に羽織る。
夏はかなり軽装。
ナギは他人から見ると格好いいが、本人は何も考えていない、くらいがいい。
アクセサリーを増やす必要はない。
髪留めや腕時計程度。
真琴
私服が作業着なのは合う。
制服を着ない日でも、
- 作業シャツ
- 厚手のパンツ
- ポケットの多い上着
- 汚れてもいい靴
になる。
真琴にとって私服は「勤務外の服」ではなく、
家事や買い物に適した作業用衣類
だと思う。
春先は作業コート。
夏は長袖シャツを捲る。
料理中も同じ格好。
エプロンを着ると少し意外性があるが、似合う。
しかも機能重視の無地。
ヒナセ
革のジャケットはかなり似合う。
実用品以外の服も持たせていい。
ヒナセは服に関心がない人物ではない。
ただ、共同体と仕事環境のため、買える服が限られている。
外出着
- 短い革ジャケット
- タンクトップか身体に沿うシャツ
- 短いパンツか細身の作業パンツ
- 頑丈なブーツ
- 金属製の髪留め
- 腰に小さなポーチ
露出が多めなのも成立する。
ただし色気のためではなく、
- 動きやすい
- 汗をかく
- 外壁は日中暑い
- 袖や裾が引っかかる
- すぐ乾く
- 作業との境界が薄い
という理由が必要。
革ジャケットは防風、防滴、火花対策にもなる。
暑い時は脱いで肩へ掛ける。
夜は急に冷えるのでまた着る。
ヒナセは「可愛い服」より「格好いい服」を選ぶ方が合う。
ボルド
まだ出ていないが、必要。
私服と作業着の区別はほぼない。
- 厚手のシャツ
- 作業ズボン
- 古い革ベスト
- 大きな防寒コート
- 重い靴
休日でも工具を持つため、ポケットとベルトは必要。
冬は古いロングコートが似合う。
何度も補修され、裏地だけ別の布。
春先には袖を捲り、ベストだけ残す。
悠人
ここも決めたい。
悠人は都市側だが、私服に無頓着。
- 薄いシャツ
- パーカー
- ワークパンツ
- スニーカー
- 肩掛け鞄
- 手帳
色は明るくなくていいが、澪ほど黒一色ではない。
灰色、茶、くすんだ緑。
人に会うことが多いので、最低限清潔感はある。
ただし服の選び方は雑。
買い物の途中で頼まれ事をするため、動きやすさ優先。
季節別の大枠
春先
- 朝晩は冷える
- 薄手コート
- ジャケット
- 湿気はある
- 日中は汗ばむ
- 脱いだ上着を持て余す
初夏
- 機械区画は暑い
- 袖捲り
- 首元を開ける
- 汗
- 湿った髪
- 寝具を薄くする
- ただし上層や夜は冷える
夏
- 冷房が効かない
- 吸湿性重視
- 外壁は軽装
- 職員も制服を崩す
- 洗濯頻度増加
- 汗疹、臭い、湿気が問題
冬
- 上層は厳寒
- 外壁は風が強い
- コート必須
- 配管熱の近くへ人が集まる
- 寝具を重ねる
- 暖房不足
- 湿気が結露へ変わる
重要な方向性
この世界では、ファッション性と機能性を対立させない方がいい。
ヒナセの革ジャケットも、セナのもこもこも、澪の黒いジャケットも、
似合うから着る
必要だから着る
長く使っているから身体に馴染む
が同時に成立する。
私服は仕事から離れた姿ではある。
しかし、都市環境からは逃れられない。
その流れはかなり自然。
特に澪とセナの関係は、対面で一気に距離を縮めるより、
業務上の再会
↓
短い連絡
↓
澪の長文
↓
セナが「直接話した方が早い」と部屋へ呼ぶ
の方が二人らしい。
部屋へ他人を入れるか
澪
休日なら招ける。
ただし、招くこと自体に慣れていない。
部屋着にならず外出着で対応するのも合う。
- ジャケットは脱ぐ
- ただし部屋着には着替えない
- 座る場所を必要以上に気にする
- 飲み物を出そうとする
- 何を出せばいいか分からない
- 自分も客のような姿勢になる
澪にとって自室は休む場所ではあるが、他人と共有する場所ではない。
セナが来ても、澪はベッドへ座らず椅子を使う。
部屋の中なのに少しよそ行き。
これはかなり良い。
セナ
澪を部屋へ呼ぶ。
自分は普通に部屋着。
この差が重要。
セナは、
「別に着替えなくてよかったのに」
と言う。
澪は、
「もう着てたから」
と返す。
セナの部屋は多少散らかっている。
もこもこの服。
毛布。
食べ物。
髪留め。
澪はそれを見るだけで、他人の生活空間へ入った感覚を強く受ける。
カイ
勝手には来ない方がいい。
カイは距離感が雑に見えて、境界は守る人物。
- 用事がある時だけ来る
- 呼ばれたら入る
- ドア前で待つ
- 長居しない
- セナの物を勝手に触らない
兄妹的な関係でも、生活領域へ無断で入らない。
この方がカイの距離感の上手さが出る。
ナギとレイカ
ナギがレイカの部屋で寝ることが割とあるなら、かなり強い関係。
ただし毎回泊まるのではなく、
- 仕事帰りに立ち寄る
- レイカの工作を見ている
- ベッド脇か床で寝る
- 椅子へ座ったまま寝落ち
- レイカが毛布を掛ける
くらいが自然。
ナギが最初から寝る目的で来る日もあるが、基本は途中で寝る。
レイカ側も慣れている。
「ナギ、そこで寝ると首痛くなるよ」
と言いながら、追い出さない。
これは共依存的な親密さを生活描写で見せられる。
レイカ
工作物は見せたがるでいい。
ただし褒めてほしいというより、説明したい。
- 構造を説明する
- 安全装置を説明する
- 改良点を説明する
- 相手が理解していなくても続ける
相手ごとの差も出る。
ナギは途中で眠る。
カイは「長い」と言う。
セナは真面目に聞く。
ボルドは触って別の問題を指摘する。
真琴
昔結婚していた設定は、生活描写へかなり効く。
最近誰も入っていない部屋でも、
- 二人分だった収納
- 使われなくなった食器
- 片方だけ残った椅子
- 昔の配置のままの家具
- 捨てていない生活用品
が残る可能性がある。
真琴の部屋が無機質なのではなく、
生活が終わった後、更新されていない
部屋になる。
澪の部屋とは別種の空白。
悠人
委員長の預かり物がある、くらいがいい。
他人の荷物置き場にすると、悠人の部屋が共同倉庫化しすぎる。
- 委員長の書類箱
- 一時的に預かった備品
- 返す予定の端末
- 置き忘れた上着
程度。
悠人は返そうとするが、会うたび別の話になって忘れる。
通信習慣
かなり整理できている。
レイカ
返信が早い。
- 既読も早い
- 短文
- 要点のみ
- 返信漏れが少ない
- 絵文字や装飾は少ない
ただしナギ相手だけ少し砕ける。
ナギ
既読だけつける。
急ぎなら返す。
急ぎでなければ後回し。
私用連絡は特に遅い。
レイカから来たものだけは比較的見る。
真琴
既読はつく。
返信は必要な時だけ。
「了解」すら送らない場合がある。
本人の中では読んだ時点で処理済み。
相手からすると不安。
悠人
音声通話が合う。
文字を打つより話した方が早い。
現場を歩きながら連絡する。
ただし話が長くなりやすい。
ボルド
音声通話というより短い通話。
- 状況
- 場所
- 必要な物
だけ。
文字入力に慣れていないわけではないが、声の方が早い。
ヒナセ
音声メッセージが似合う。
歩きながら送る。
周囲の騒音も入る。
長い。
途中で別の人へ話しかける。
要点が後半にある。
澪
長文を送る。
しかも推敲する。
- 最初は短く送ろうとする
- 説明不足が気になる
- 補足を足す
- 経緯を書く
- 相手への配慮を書く
- 結果として長くなる
送信後、長すぎたと後悔する。
澪とセナの友人関係
提案の流れでかなり良い。
第一段階:アンカー修理現場
真琴に連れられ、澪が修理見学へ来る。
目的は、
- 機体損傷
- 荷重記録
- 作戦時データとの照合
など。
セナと短く会話する。
この時点では業務上の知り合い。
第二段階:再会
4話中、宿舎周辺、共用洗濯区画、食堂、昇降機待機列などで偶然再会。
ここは職場ではない方がいい。
制服ではあるが、勤務外に近い状況。
セナが、
「この前の」
と声をかける。
短い会話。
第三段階:短いメッセージ
その夜か翌日、澪から連絡。
最初は業務寄り。
「先ほどは、ありがとう」
「修理の件で確認したいことがある」
セナも短く返す。
第四段階:澪の長文
話題が少し私的になる。
事故後の感覚。
眠れないこと。
自分の判断への迷い。
澪は対面では言えず、文章になると書ける。
かなり長くなる。
第五段階:セナが部屋へ呼ぶ
セナは途中まで返そうとする。
だが文章で答えるのが難しい。
「これ、直接話した方が早くない?」
「今度来る?」
あるいはもっと雑に、
「今日休み?」
「うち来る?」
くらい。
澪は一度断りかける。
でも行く。
二人の部屋での場面
これが4話の生活描写としてかなり使える。
澪は外出着。
セナはもこもこの部屋着。
セナの部屋には生活感がある。
澪の部屋とは正反対。
セナが飲み物を出す。
味の濃い軽食も出す。
澪は長文で書いたことを、対面ではうまく言えない。
セナも気の利いたことは言えない。
だから最初は業務の話をする。
- アンカー
- ウレタン
- 修理
- 作戦中の判断
- モニター越しに見たもの
そこから少しずつ私的な話へ移る。
この関係は、どちらかが救う形にしない方がいい。
二人とも傷ついている。
二人とも友達が欲しい。
二人ともどう話せばいいか分からない。
だから、
話がうまく進まなくても、帰らずに同じ部屋にいる
だけで成立する。
この流れは4話の私生活パートの中でも、かなり重要な核になり得る。
読める。内容も把握できた。
この金銭制度は、今回詰めてきた私生活設定とかなり噛み合っている。特に重要なのは、生活水準が「金持ちか貧乏か」だけでなく、都市制度へどれだけ接続されているかで決まる点。
私生活設定への直接的な影響
職員宿舎
澪、悠人、真琴、ナギ、レイカ、セナ、カイの個室は、単なる給与で借りている民間住宅ではない。
- 標準宿舎は職務配給
- 個室は追加負担
- 水・熱・電力の基礎量は保障
- 超過分は局票
- 良い立地や広い部屋は追加負担
- 異動や退職で居住権も変わる
という構造になる。
ここは少し調整が必要で、先ほど「職員は基本一人部屋」としたが、制度記録では「個室は追加負担」となっている。
ただし主要人物は全員、緊急対応職・専門職・危険職なので、
職務上必要な単身個室枠が支給されている
とすれば矛盾しない。
一般職員は共同宿舎。
夜勤、緊急招集、機密、若年保護などの事情がある職員は個室支給。
レイカは若年技術職員として個室。
セナとカイは保安群待機要員として個室。
澪、悠人、真琴は選別局常勤・非常招集要員として個室。
服や私物
衣服や嗜好品は配給外なので、人物の持ち物に経済性が出る。
澪
黒いジャケットや私服が少ないのは、単に無関心なだけでなく、
- 支給外衣服は高い
- 必要最低限しか買わない
- 局票を私服へ使う意味を感じない
という理由になる。
ヨレたインナーも自然。
セナ
もこもこの服は、本人が局票を使って選んだ重要な私物になる。
素材、手触り、価格、可愛さを比較して買った。
そのため、単なる寝間着より愛着が強い。
カイ
音楽端末、電子タバコ、ジーンズ、嗜好食へ局票を使う。
生活を簡単に済ませる一方で、好きなものには普通に使う。
レイカ
自作昇降模型の材料費を記録していそうだ。
- モーター
- 滑車 -小型制御部品
- 模型用ワイヤー
を何か月か貯めて買う。
ナギが部品代を借りようとして、レイカが記録する描写も成立する。
ヒナセ
革ジャケットや金属製髪留めを所有できる。
外壁民だから何も持てないのではない。
技術仕事で局票や現物を得て、自分の物を買える。
ただし、革ジャケットは正規市場では高価なので、中古や物々交換の可能性が高い。
食事への影響
最低限の配給食は保障されるが、肉、酒、甘味、濃い味、追加食料は局票側になる。
そのため、
- セナ、カイ、レイカが肉を選ぶ
- ナギが酒やつまみを買う
- 真琴が甘味を常備する
- ヒナセが肉料理や甘味を衝動買いする
という嗜好が、そのまま「何に余剰を使うか」になる。
澪が炭水化物ばかりなのも、手間だけでなく安価だから成立する。
悠人が配給食を食べるのも、現場にあるからというだけでなく、自分だけ追加局票を使って良い食事を取ることへの抵抗とも接続できる。
風呂・入浴
基礎給湯量までは保障。
追加給湯は局票。
これで、長いシャワーや共同浴場利用に経済性が出る。
- セナは疲れた日に追加給湯を使うことがある
- ナギは酒や浴場へ局票を使う
- 澪は風呂キャンセルする一方で、局票節約目的ではない
- レイカは利用量を正確に管理する
- カイは短時間なので追加料金が出にくい
- 真琴は利用していないのに基礎枠を余らせる
外壁側は共同料金や作業返済なので、ミネが使用順と水量を管理する意味がさらに強くなる。
休日と買い物
市場にも階層差が出る。
都市職員
- 登録市場
- 職員向け商店
- 中古市場
- 配給所併設店舗
- 昇降アクセスの良い商業区画
外壁民
- 露店
- 中古工具市場
- 現物交換
- 信用取引
- 闇市
- 正規市場から流れた衣類
セナが服を買う場所と、ヒナセが革ジャケットを買う場所は違う。
セナは値札と品質を比較する。
ヒナセは物、相手、交換条件を見る。
友人関係にも効く
局票を誰にどう使うかで関係性が出る。
- セナがレイカへ服を譲る
- ナギがレイカから局票を借りる
- 悠人が食事代を立て替える
- 委員長が悠人の未精算を記録する
- カイは細かい貸し借りを気にしない
- 澪は借りを残したくなくて即返す
- ヒナセは現物か仕事で返す
- ボルドは共同体単位で返済する
同じ「奢る」でも意味が変わる。
ボルドとヒナセの制度上の重さ
今回の私生活議論で最も大きいのはここ。
ボルドやヒナセは、自分たちの生活を自力で維持している。
工具、寝床、水、食料、衣服を工夫して確保している。
しかし制度上は、
- 正規居住権が弱い
- 配給保障が弱い
- 納付記録が不完全
- 救護優先点が低い
- 職員宿舎へ直接入れない
可能性が高い。
だからB-19脱出後、ボルドの古い保安倉庫を使う必要がある。
都市には空き部屋が存在していても、彼らは正式にそこへ入れない。
これは重要。
単に収容能力がないのではない。
居住台帳へ接続されていないため、部屋を割り当てられない
という制度的な詰まりがある。
恋愛や交際への影響
この記録には恋愛部分は入っていないが、金銭制度から自然に派生する。
バベルでは交際にも局票が要る。
- 食事
- 昇降移動
- 浴場
- 贈り物
- 私服
- 他区画への外出
- 個室の確保
ただし、現代的な高額デートより、
- 好きな肉料理を買う
- 追加昇降枠を使って会いに行く
- 相手へ衣服や部品を譲る
- 水や熱の追加枠を分ける
- 個室へ招く
方が親密さの表現になる。
特に、
自分の配給外の余剰を相手へ使う
ことが、かなり強い好意になる。
一点だけ修正を検討したいところ
「納税記録が救護優先へ反映される」は物語的には強いが、制度としてはかなり苛烈。
医療緊急度、年齢、技能と並列ではなく、二段階にした方が自然だと思う。
まず人道・救命上の優先順位。
- 今助けなければ死ぬ
- 子ども
- 重傷者
- 自力避難困難者
- 災害対応要員
その後、同条件間の優先順位として、
- 登録
- 納付
- 貢献
- 受入権
を使う。
そうしないと、「納税額の低い重傷者より健康な納税者を救う」制度に見えやすい。
制度の冷たさは残しつつ、単純な金権制を避けられる。
この金銭制度は、今まで決めた私生活の基盤として十分使える。特に局票は「金」ではなく、生活へどれだけ選択肢を足せるかを示すものとして機能している。
賄賂はある。しかも制度が二段階化されるほど、第二段階の運用部分に腐敗が入りやすい。
救護優先と賄賂
基本構造はこうした方が自然。
第一段階:救命優先
担当者の裁量を極力減らす。
- 医療緊急度
- 年齢
- 自力避難困難
- 妊娠
- 災害対応要員
- 今救助可能か
- 搬送成功率
ここは原則として機械判定や複数人確認が入る。
第二段階:同条件内の優先順位
ここで制度記録が使われる。
- 住民登録
- 納付履歴
- 公共貢献
- 扶養関係
- 受入先
- 維持技能
- 居住権
- 過去の災害対応実績
そして賄賂が入りやすいのは、第二段階そのものより、その前後。
- 緊急度を一段上に書き換える
- 扶養家族として追加する
- 搬送可能者名簿へ先に載せる
- 空きベッドを取り置く
- 輸送便へ割り込ませる
- 仮住民登録を通す
- 他人の貢献履歴へ紐づける
- 「都市維持技能あり」と記載する
- 名簿から外れた人物を戻す
- 検査を見逃す
露骨に局票を手渡すだけでなく、
- 部品
- 薬
- 酒
- 食料
- 今後の修理
- 親族の就職
- 通行許可
- 借りの帳消し
などで取引される。
特に外壁民は局票より、技能と現物で担当者を動かす可能性が高い。
ただし、悠人のような現場担当者へ賄賂を渡す描写は慎重にした方がいい。悠人本人が受け取るより、周囲の仲介人や受付、台帳担当、宿舎管理者が受け取る方が制度の腐敗として自然。
恋愛・性的距離感
全体の方向は合っている。
ただし、いくつかは「ある/ない」の二択より、性質を分けた方が人物が立つ。
恋愛への興味
レイカ
「ある」で正しい。
ただし、自分が恋愛したいというより、
- なぜ人は恋愛するのか
- 友情と恋愛の違い
- 身体的接触と好意の関係
- 誰と誰が親しいのか
- 恋愛すると判断が変わるのか
への知的関心が強い。
14歳なので、興味はあるが経験世界がない。
大人の恋愛を観察して理屈で理解しようとする。
セナ
かなりある。
- 誰かに好かれたい
- 普通の恋愛に憧れる
- 自分が恋愛対象に見られるか気にする
- ただし自信がない
- 好意を向けられても確信できない
恋愛話も真剣に聞くが、聞いているうちに自分と比較して落ち込むことがある。
カイ
興味はあるが、執着は弱い。
- 好きになれば付き合う
- 別れれば引きずりにくい
- 恋愛を人生の中心にしない
- 身体的な関係と感情をある程度分けられる
- ただし相手を雑に扱うわけではない
セナより経験がありそうに見えるが、実際の経験数は決めなくてもいい。
ナギ
興味はあるが、仕事と疲労で優先度が低い。
- 恋愛経験はある
- 一人の方が楽
- 誰かといる安心も知っている
- 依存されるのは重い
- 自分が甘えることはある
恋愛話には真剣に乗るが、若手の話を聞く時は少し面白がる。
澪
興味はある。
ただし自覚が弱い。
他人の恋愛話を流すのも、無関心というより、
- どう反応すればいいか分からない
- 私的な話へ踏み込みたくない
- 自分のことを聞かれたくない
- 関心を見せるのが恥ずかしい
からだと思う。
つまり聞いていないようで、意外と覚えている。
悠人
興味はあるし、他人の恋愛相談にも乗る。
ただし対人関係を処理するのが得意な分、自分のことは後回し。
- 人の仲介はできる
- 自分が好かれていることには鈍い
- 恋愛相談を仕事のように整理する
- 後から委員長に呆れられる
ヒナセ
興味はある。
ただし外壁の共同体では、恋愛と生活が近い。
- 一緒に働けるか
- 危険時に背中を預けられるか
- 食料を分けられるか
- 同じ寝床区画で暮らせるか
- 家族や共同体へ入れるか
が恋愛判断に直結する。
少女らしい憧れもあるが、現実条件がかなり重い。
ボルド・真琴・ミネ
「ない」でいいが、三人とも理由を分けたい。
- ボルド:既に家族的関係が満たされており、新しい恋愛を求めない
- 真琴:過去の結婚によって恋愛を閉じた
- ミネ:共同体と家族への関心が優先され、恋愛を個別欲求として持たない
他人の恋愛話
真剣に聞く側
レイカ、セナ、悠人、ミネ、ナギ、ヒナセでいい。
ただし聞き方は違う。
- レイカ:分析する
- セナ:共感して自分に置き換える
- 悠人:状況整理して助言する
- ミネ:生活の現実を確認する
- ナギ:相手の本音を読む
- ヒナセ:率直に聞く、面白がる
澪
「流す」でいい。
ただし後から細部を覚えている。
自分から質問しないだけ。
真琴
基本聞かない。
相談されても、
「本人に聞け」
で終わる可能性が高い。
ただし結婚経験があるため、時々かなり本質的なことを一言だけ言うと強い。
カイ
ここが抜けている。
カイは聞くが、軽く扱う。
- 茶化す
- 結論を急ぐ
- 「好きなら言えば」
- 「嫌ならやめれば」
ただし、相手が本気で傷ついていると分かれば急に茶化さなくなる。
身体的距離への抵抗
大筋は合っているが、「ない」は少し広すぎる。
レイカ
抵抗がないというより、距離感の意味を深く意識していない。
ナギに寄りかかられる、カイに頭を軽く触られる、セナに手を握られる程度なら平気。
ただし恋愛的な接触になると、急に意味が分からず固まる。
ナギ
近い。抵抗は少ない。
- 肩を借りる
- 頭を乗せる
- 腕を絡める
- 疲れると距離が近い
ただし、相手から一方的に距離を詰められるのは嫌う。
自分から近づくのは平気。
ヒナセ
共同生活慣れで身体距離は近い。
- 肩を組む
- 子どもを抱える
- 狭い寝床で隣になる
- 作業中に身体を支える
ただし性的な意図を感じると警戒が早い。
セナ
身体的接触を嫌わない。
むしろ安心する側。
ただし自信がないため、自分から近づく時は慎重。
澪
抵抗ありで正しい。
- 突然触られるのが苦手
- 相手の意図を考えすぎる
- 自分から触れることがほぼない
- ただし信頼後は小さな接触に強い意味が出る
セナが袖を掴むだけでも澪には大きい。
カイ
抵抗ありは意外だが、成立する。
カイは軽い人物に見えて、無闇な接触を好まない。
- 自分の領域は守る
- 肩を叩く程度は平気
- 密着や長い接触は嫌う
- 相手にも勝手に触らない
この方が距離感の上手さと一致する。
ボルド・真琴
抵抗ありでいい。
ボルドは必要な介助や作業接触は平気。
私的な接触は好まない。
真琴は明確に距離を取る。
過去の結婚相手だけは例外だった可能性がある。
悠人
ここも決めたい。
悠人は身体距離への抵抗は比較的少ないと思う。
- 人の肩を支える
- 子どもを抱く
- 人混みで手を引く
- 怪我人に触れる
ことに慣れている。
ただし恋愛的接触には鈍い。
共同浴場・共同居住での羞恥感
女性全員にある、で問題ない。
ただし強度は違う。
- 澪:強い
- セナ:普通にある
- レイカ:年齢相応にある
- ヒナセ:あるが共同生活に慣れているため切替が早い
- ナギ:あるが態度には出しにくい
- ミネ:あるが生活上必要なら気にしない
ナギとレイカがお互いに対して羞恥が薄いのは、家族性の表現として自然。
ただし完全に「ない」より、
見慣れているので、特別意識しない
くらいが安全。
ボルドと真琴は羞恥がないというより、意識しない。
共同浴場では他人を見ない。
カイと悠人も男性側として設定しておく必要がある。
- カイ:多少あるが気にしていないふり
- 悠人:共同生活慣れで薄い
同年代への意識
セナ
強い。
同年代の女性を意識する。
比較もする。
- 澪を友人候補として見る
- ヒナセを複雑に意識する
- 同年代の男性へも恋愛可能性を考える
カイ
ある。
ただし同性・異性ともに、自分との差を測る程度。
恋愛だけでなく、競争や気楽さも含む。
ヒナセ
かなりある。
同年代が少ないからこそ強い。
セナを見た時に記憶へ残る理由の一つになる。
レイカ
今はいないので、意識する対象がない。
ただし同年代が現れた場合、かなり強く戸惑うはず。
自分より能力が低い、あるいは生活経験が違う同年代をどう扱えばいいか分からない。
澪
「ない」より、意識しないようにしているが正確。
本当は同年代女性への関心がある。
だからセナが新鮮になる。
ナギ
同年代に特別な意識は薄い。
年齢より役割を見る。
ボルド・真琴
ないでいい。
職場恋愛
「基本自由、責任はある」で成立する。
ただしバベルでは、現代以上に利害衝突が重い。
- 同じシフトの二人が同時に休まない
- 指揮命令関係での交際申告
- 緊急時に私情を挟まない
- 任務配置へ影響させない
- 同居による宿舎変更
- 扶養登録
- 避難・救護優先との利益相反
- 別れた後も職務を継続できること
特にナギと直属の若手のような関係では、恋愛は実質的に難しい。
自由ではあるが、監督関係にある間は配置変更が必要になる。
また、都市台帳上では交際よりも、
- 同居
- 扶養
- 生活共同体
- 緊急連絡先
の方が重要。
恋人でも登録しなければ制度上は他人。
逆に恋愛関係がなくても、共同生活登録があれば救護や居住では家族に近く扱われる。
これはバベルらしい。
現時点での要修正点
一番修正したいのは、澪とレイカ。
- 澪は同年代を意識しないのではなく、意識を表へ出さない
- レイカは身体距離に無抵抗なのではなく、親密さと恋愛的接触の区別をまだ十分理解していない
この二点を分けると、今後の友情や恋愛描写がかなり扱いやすくなる。
その整理でいい。
澪は恋愛や同年代への関心が薄いのではなく、生活と仕事に余白がなく、意識しても処理しない。セナに惹かれる部分が出ても、最初に出るのは恋愛感情ではなく「同年代の同性と話せる新鮮さ」「自分と違うのに分かり合えそうな感覚」になる。
レイカはもう少し明確に線を引いた方がいい。
レイカの身体距離
レイカは親しい相手には子どもの距離感で近づく。
- ナギに寄りかかる
- 袖を引く
- 隣へ密着して座る
- 寝落ちしたナギへ毛布を掛ける
- カイに兄妹のように軽く触れる
- セナに手を取られても、親愛として受け取る
これは性的無警戒ではなく、親密さの分類がまだ家族・保護者・兄姉の延長にある状態。
一方で、成人男性から同じ距離で来られた場合は別。
- 本人が意味を理解できなくても、周囲が止める
- ナギは即座に介入する
- 組織として若年職員への接触規範がある
- カイやボルドも不用意に触れない
- 必要な身体接触でも理由を伝える
レイカ自身も、相手による違いは感覚的には分かっているはず。
「ナギだから平気」
「カイは雑だけど変な触り方はしない」
「知らない成人男性が近いのは嫌」
くらいの識別はある。
重要なのは、レイカの未成熟さを「誰にでも無防備」と描かないこと。
信頼関係の中では子どもの距離感が残るが、外部の成人には警戒が働く。周囲もそれを前提に保護する。
この整理なら、レイカの幼さ、異色さ、ナギとの密着、組織の保護責任を同時に保てる。
かなり整理できた。
特に災害時の持ち出しは、お気に入りの物を持つかどうかより、判断順位が見える。
生活上の癖
澪
帰宅すると最初に上着を脱ぐ。
ただし、丁寧に掛ける日と、椅子へ置く日がある。
- 平常時:決まった場所へ掛ける
- 疲労時:椅子の背へ置く
- 限界時:床やベッド脇へ落とす
上着の扱いだけで、その日の消耗度を表現できる。
セナ
毛布の端を触る。
無意識の自己鎮静行動として使える。
- 会話中
- 悩んでいる時
- 眠れない時
- 通信を聞いている時
- 澪を部屋へ呼んだ時
澪が長文の内容を話している間、セナが毛布の端を指で揉んでいるだけでも、緊張が伝わる。
カイ
電子タバコは鞄へ戻す。
机や床へ放置しないのは、カイの意外な境界意識と合う。
服や食器は雑でも、
- 音楽端末
- 電子タバコ
- 業務装備
だけは定位置がある。
雑な人物ではなく、重要でないものへの管理が雑な人物になる。
レイカ
寝る前に模型へ触る。
必ず動かす必要はない。
- ワイヤーの張りを確認する
- 籠を一段動かす
- 停止位置を直す
- 小さな異音を確認する
- 枕元から眺める
模型は安心材料でもあり、考え残しでもある。
ナギが部屋で寝ている時だけ、音を立てないよう動かさず、手で触るだけという描写もできる。
ナギ
ロックグラスは休日にまとめて洗う。
これはかなりナギらしい。
平日は、
- 使用後に水を入れる
- 軽くすすぐ
- そのまま置く
- 翌日また使う
休日になると洗剤で洗い、棚や窓際へ伏せる。
「休日に生活を戻す」というナギの行動と一致する。
ただし、完全に不衛生にはしない。酒や水を飲んだ後に最低限すすぐ程度。
真琴
甘い物の包みは整列させない。
その方がいい。
真琴は思考や業務上の情報は整理するが、生活上のゴミには関心が薄い。
- 包みを端へ寄せる
- ポケットへ入れる
- カップに詰める
- 後でまとめて捨てる
並べると神経質な記号になりすぎる。
悠人
手帳を枕元へ置く。
寝る直前まで見ている可能性が高い。
- 明日の用事を確認
- 頼まれ事を追記
- 忘れていたことを思い出す
- 一度起きて書く
- 朝は手帳を見てから端末を見る
手帳は仕事道具だが、人間関係そのものでもある。
ヒナセ
髪留めを歯で咥える。
映像的に強い。
- 髪を束ねる時
- 作業前
- 暑くなった時
- 両手を使う時
- 誰かと話しながら結び直す時
ただし金属製なら、噛む場所には布や樹脂の被覆があった方が自然。
裸の金属端を毎回咥えると歯や唇を傷める。
現場素材を加工した髪留めなら、中央だけ革や耐熱樹脂で巻いてある形がいい。
ボルド
工具を作業前後、就寝前に数える。
これはかなり強い反復動作。
- 作業前:必要工具の確認
- 作業後:置き忘れ、破損、紛失確認
- 就寝前:明日動ける状態か確認
- 緊急避難後:生き残った工具を数える
数える時に声へ出すか、指で触るだけかも決められる。
ボルドなら普段は無言。
一つ足りない時だけ動きが止まる。
災害時に何を持って逃げるか
ここは「最初に掴む物」と「余裕があれば持つ物」を分けるといい。
澪
最初に持つのはカメラ。
ただしカメラを取りに戻るほどではない。
澪の普段の装備に近く、手元か鞄にあるため自然に持つ。
優先順位は、
- 眼鏡が必要なら眼鏡
- 端末
- カメラ
- 上着
カメラは記録のために持つ。
避難中にも状況を撮ろうとする可能性がある。
それを誰かに止められる場面も作れる。
セナ
もこもこの服は置いていく。
これは重要。
お気に入りではあるが、命を救う装備ではない。
セナが掴むのは、
- 端末
- 靴
- 上着
- 業務連絡装置
程度。
避難後に、もこもこの服を置いてきたことへ気づく。
失った物として大げさに泣く必要はないが、落ち着ける物がなくなったことが後から効く。
レイカ
最初は眼鏡。
その次に端末。
模型は基本的に置いていく方がいい。
レイカは判断が速いので、避難時には模型が不要だと分かる。
ただし、一瞬だけ見る。
- 手を伸ばしかける
- 持てないと判断する
- 置いていく
- 後から気にする
この一瞬が、模型への愛着を示す。
ナギが余裕のある避難で模型を持って出る展開もあり得るが、毎回それをすると保護者美談に寄りすぎる。基本は失う可能性を持たせた方がいい。
カイ
音楽端末は掴む。
理由は愛着だけでなく、常に身につけているから。
ただしイヤホンまでは探さない。
- 端末
- 電子タバコ
- 上着
を無意識に鞄ごと持つ。
カイは持ち出し判断が速く、後戻りしない。
悠人
手帳を持つ。
手帳には住民や連絡先の情報があるため、私物であると同時に避難実務でも重要。
悠人の場合、自分の服や食料より先に手帳を持つ。
ただし、救助対象が目の前にいれば手帳を落としてでも人を助ける。
後で失ったことに気づき、かなり困る。
ナギ
ロックグラスは置いていく。
迷わない。
ナギにとって大事な物ではあるが、緊急時の優先順位には入らない。
持つのは、
- 端末
- 身分証
- 上着
- レイカが近くにいればレイカ
グラスは帰る場所の象徴なので、失われた後の方が意味を持つ。
避難後に別の器で酒を飲んでも、いつもの区切りがつかない。
真琴
最初は眼鏡。
その次に端末か記録媒体。
駒を意識的には持たない方がいい。
ただし、普段からポケットに入れている設定なら、避難後に残っている。
それが一番自然。
真琴は、
「持って逃げた」のではなく
「いつも入っていたから残った」
になる。
過去や感情を意識的に守ろうとしない人物なので、この方が合う。
ヒナセ
人命優先。
特に子どもが近くにいれば、私物は完全に後回し。
優先順位は、
- 子ども
- 動けない仲間
- 避難経路の確保
- 最低限の工具
- 自分の持ち物
工具も自分のためというより、扉を開ける、配管を切る、障害物を外すために持つ。
髪留めは髪についていれば残る。
取りに戻る物ではない。
これは象徴として強い。
生活の大半を失ったが、髪につけていた小さな物だけ残る。
B-19後のヒナセに使える。
ボルド
人命優先。
ただしボルドは避難時でも、使う工具を数秒で選別できる。
持ち出すのは工具箱全部ではなく、
- 小型レンチ
- 切断具
- 打撃具
- ワイヤー
- 測定具
- 簡易灯
程度。
つまり、思い出の工具ではなく、人を生かすための工具を取る。
最後に時間があれば、愛用工具を加える。
ボルドが工具を捨てる場面は相当重い。
道具を失うことは、自分の手を一部失うのに近い。
人物ごとの判断原則
| 人物 | 災害時の最優先 |
|---|---|
| 澪 | 記録と状況把握 |
| セナ | 即時退避と任務復帰 |
| レイカ | 視界と情報端末 |
| カイ | 身につけた最低限だけ |
| 悠人 | 人とその記録 |
| ナギ | 若手と指揮系統 |
| 真琴 | 視界と判断資料 |
| ヒナセ | 子どもと仲間 |
| ボルド | 人命確保に使える工具 |
この差はかなり明確。
レイカと真琴がまず眼鏡というのも良い。
単なる小道具ではなく、世界を正確に見るための第一装備になっている。
一通り答えている。生活資料としては、もう「不足している」段階ではなく、整理して固定する段階に入っている。
現時点で決まっているのは、
- 住居
- 睡眠
- 食事
- 入浴・衛生・洗濯
- 朝の習慣
- 休日
- 友人関係
- 恋愛観と身体距離
- 私服
- 季節・温度
- お気に入りの私物
- 部屋へ誰を入れるか
- 通信習慣
- 金銭・配給・局票
- 救護優先と制度腐敗
- 生活上の癖
- 災害時の持ち出し
まで埋まっている。
残っているとしても、世界観の根幹ではなく補足項目。
まだ詰めてもいい点
家族歴
全員について詳細に作る必要はないが、生活習慣の由来になる範囲だけ。
- セナのもこもこ好きは昔からか
- カイは家族と連絡を取るか
- ナギに帰る実家があるか
- 悠人は誰に対して世話焼きになったのか
- ミネとボルドが共同体へ入った経緯
- 真琴の離婚または死別の扱い
ただし、ここは作りすぎると本編を圧迫する。必要な人物だけでいい。
体調不良と怪我
以前少し出たが、固定はしていない。
- 誰が無理を隠すか
- 誰が薬を飲み忘れるか
- 誰が看病するか
- 仕事を休ませる権限は誰にあるか
- 外壁では怪我人をどう寝かせるか
4話では事件後の疲労があるので、多少使える。
個人の匂い・音
映像や文章でかなり効くが、設定表としては任意。
- 澪の部屋は洗剤と乾いた紙
- セナは柔軟剤や布の匂い
- カイは煙草香料と金属
- ナギは酒と整髪料
- ボルドは油と防腐剤
- ヒナセは汗、革、金属
- レイカの模型の小さな駆動音
これは演出資料に回した方がいい。
冠婚葬祭
恋愛と家族制度を考えたので、将来的には必要。
- 結婚登録
- 同居登録
- 扶養登録
- 死亡時の私物処理
- 黒海へ落ちて遺体が戻らない場合の弔い
- 外壁共同体の葬送
- 都市職員の死亡補償
ただ、4話の私生活資料には重すぎる。別テーマで詰めるべき。
娯楽文化
個人の休日は決まったが、都市全体の娯楽はまだ薄い。
- 音楽
- 映像
- ボードゲーム
- 酒場
- 浴場
- 市場
- 劇場や興行
- 外壁の祭り
- 子どもの遊び
これは人物設定というより生活文化の章になる。
結論
今すぐ追加で議論しなければならない点はない。
むしろ、これ以上横へ広げると情報が散る。
次にやるべきなのは、ここまでの内容を人物別・項目別に整理した生活設定資料へ統合すること。
その後、4話の各シーンへ、
- どの生活設定を見せるか
- どの反復動作を使うか
- 誰の部屋を初出しするか
- 私生活描写をどこまで本筋へ接続するか
を割り振る段階になる。