
『バベル:リビルド』
05-V『痕跡』象徴ビジュアル 画像生成向け構図指示 完全版 v1.1
作成日:2026-09-30
最終更新日:2026-10-02
管理版:v1.1
対応正本:『統合管理シート_第5話_05-V『痕跡』_決定稿_v1.1.md』
適用範囲:05-V『痕跡』の象徴ビジュアル、キービジュアル、シーン扉、初回画像生成指示
0. 文書目的
本資料は、05-V『痕跡』決定稿の内容を、情報源『象徴ビジュアル 画像生成向け構図指示の設計ガイドライン Version 1.0』に沿って、再現可能な画像生成向け構図指示へ変換するための正本である。
本画の主題は、単なる漏水調査や配管探索ではない。
配管に残った痕跡を追う場で、澪の内面に残った痕跡を、ボルドだけが言葉にならない違和感として読み取り始める。
象徴ビジュアルでは、管制室での依頼説明、エレベーター内の会話、F-03公式乗降場での下見、朽ちた配管の観察、補助保守かごでの移動、上流側への移動開始までを一枚へ詰め込まない。
F-03公式非常乗降場の一段上、中継保守デッキ付近で、レイカが「ナギから聞いた。その経験は活かせるって」と言った直後、澪が「…。だと、いいけど」と返す前。澪は視線を少し落とし、レイカとボルドは澪の顔を見ている一瞬を採用し、人間と設備の両方に残った「痕跡」を同時に可視化する。
1. 画像用途
- 象徴ビジュアル
- キービジュアル
- シーン扉
- 初回画像生成の基礎指示
2. 一枚で伝える意味
三人は同じ配管調査の場にいる。認識する層は異なり、レイカは技術的な切り分けの糸口を見ており、澪は過去の経験を現在の調査へ持ち込もうとしており、ボルドは設備の新しい痕跡と、澪の表情に残る別種の痕跡の両方に気づき始めている。
関係変化
- 以前:澪とボルドは、現場協力者として会話してはいても、互いの深部には踏み込んでいなかった。
- 現在:澪は漏水調査の方法を提案し、仕事上の有能さを見せるが、その言い方と表情に過去の影がにじむ。
- ボルドの変化:配管の不自然さから外壁民の行動を察知しつつ、同時に澪の内面にも「ただの説明ではない何か」があると気づき始める。
- レイカの位置:事情の重さを知らないまま、澪の経験を純粋に強みとして受け止め、場を少しだけ前へ進める。
- まだ残るもの:真相はまだ共有されない。三人は同じ場所に立ちながら、見ている層が微妙に噛み合っていない。
3. 切り取る瞬間
- 05-V後半。
- 場所はF-03公式非常乗降場に併設された補助機械室の上、一段上の中継保守デッキ付近。
- 澪が漏水調査の手順として「区切れるところで区間を分けよう」「上流と下流に圧力計を置いて、通水してから止めて保圧する」「圧が落ちる区間を絞っていった方が早い」と説明した後。
- 前段ではボルドが「澪、ずいぶん詳しいな」と言い、澪が「流れをどう止めるかって仕事をしたことがある…それだけ」と返し、苦い表情を見せている。
- 画面に描く単一時点:レイカが「ナギから聞いた。その経験は活かせるって」と言った直後、澪が「…。だと、いいけど」と返す前。
- 澪は説明後の苦さをわずかに残し、視線を少し落としている。レイカは善意の応答を終え、澪の顔を見ている。澪の少し明るい返答後の表情は混ぜない。
- ボルドはその澪の表情を横から見て、違和感を覚える。明言はしないが、「……そんな顔する話かよ」と内心で引っかかっている。
- 背景には、古い配管群、古い梁、新しい擦り跡、周囲より明るいボルト、真新しい配管の一部、古い図面を持つレイカがあり、設備上の痕跡も同時に見える。
- 稼働配管の存在感は背景に保持する。終幕の水音と三者の視線差は本編の別時点であり、音への反応や終幕の動作を象徴画へ重ねない。
この瞬間を採用する理由
- タイトル『痕跡』を、設備の痕跡と人間の痕跡の二重の意味で回収できる。
- 05-Vの後半で最も固有なのは、漏水調査の技術そのものではなく、澪の過去が仕事の言葉の隙間から漏れ、ボルドだけがそれを感知する瞬間だから。
- レイカの善意、澪の複雑さ、ボルドの察知が、一枚の中で同時に成立する。
- 配管だけを主役にするより、人物関係の変化と不均衡が明確に可視化される。
4. 絶対条件
- 横長16:9の一枚絵、単一時点。05-V後半、一段上の中継保守デッキ付近。レイカが「ナギから聞いた。その経験は活かせるって」と言った直後、澪が「…。だと、いいけど」と返す前を描く。
- 主な識別人物は澪、篠宮レイカ、ボルドの三人のみ。ナギ、真琴、セナ、ショウを同画面の主役として混在させない。
- 澪は
MINASE_MIO_V1、19歳、黒い選別局の制服姿。白〜プラチナシルバーの長い直毛、重い束感の前髪、赤い瞳、左目下の泣きぼくろ、左耳のブレード型ピアスを保持する。 - レイカは
SHINONIYA_REIKA_V1、14歳・150cmの小柄な年少者。短い暗褐色ボブ、細い金属フレーム眼鏡。白い昇降局の制服を上まできちんと閉める。成人女性の体格にしない。 - ボルドは
BORD_V1、50代、185cmの巨躯。スキンヘッド、短い灰髭、褐色肌、使い込まれた作業着。体格を維持し、遠近・位置・人物間の間隔を調整して画面を圧迫させず、人体比率を自然に保つ。若返らせない。 - 画面の物語的中心は、澪の一瞬の苦い表情、それを見て違和感を抱くボルド、事情を知らず善意で受け止めるレイカの三者のズレである。
- 背景または周辺に、古い配管群、古い梁、新しい擦り跡、周囲より明るいボルト、真新しい配管の一部が見え、設備上の「痕跡」が視認できること。
- レイカは古い給水図面の下側の両端を両手で支える。排水図面にしない。澪の左手は小型記録カメラを低く保持、右手は空。ボルドの両手は空で自然に下ろす。
- 空間はF-03上方の現役保守設備空間として成立し、古く傷んでいるが全面廃墟ではないこと。
- 場面の感情は、発見の興奮でも友情の融解でもなく、少し居心地の悪い理解未満の瞬間である。祝賀、泣き崩れ、劇的な対立は禁止。
5. 重要条件
- 澪は画面の前景〜中景で、説明を終えた直後のわずかな苦さを残した顔をしている。泣き顔でも虚脱でもなく、一瞬だけ過去に触れた表情にする。
- ボルドは澪を横目で見ている。派手な驚きではなく、「ん?」と引っかかった程度の視線変化に留める。
- レイカは澪に対して自然に善意を向けている。笑いすぎず、無邪気すぎず、事情を知らないが悪気はない表情にする。
- 三人は近い距離にいるが、親密に密着しない。あくまで現場での会話距離。
- 空間内に多くの管があってよいが、人物の顔・手・図面・痕跡が埋もれないよう情報の優先順位を保つ。
- ボルドが見つけた「新しい擦り跡」「明るいボルト」「真新しい配管」は、露骨な赤丸印や説明図ではなく、画面内の現物として自然に見せる。
- 漏水調査の話であることは、図面、配管、保守空間、三人の視線方向で伝える。説明テロップ化しない。
- 澪の制服の黒、レイカの制服の白、ボルドのくすんだ作業着という対比で、三人の立場の違いが一目で分かるようにする。
- 中継保守デッキはSF的であっても、生活ドラマ寄りの工業空間であり、サイバーな発光演出や高級研究施設化を避ける。
- タイトル『痕跡』が、配管上の痕跡だけではなく人物の内面にもかかるように読める構図にする。
6. 補助条件
- 背景に圧力計や遮断弁が少し見えてよいが、主役は三人の演技である。
- どこかの配管の継手付近や支持金具に、比較的新しい工具痕が見えてよい。
- 補助保守かごの乗降口や保守デッキの手すりが一部見えると、場所の説得力が増す。
- レイカの図面には手で押さえた折り目や使い込まれた感じがあるとよい。
- 古い配管と新しい痕跡は背景に保持する。レイカとボルドは澪の顔を見て、澪は視線を少し落とす。人物の視線を施工痕へ再配分しない。
- 稼働配管の気配を背景に残してよいが、流水を派手に描かず、終幕の水音に反応する動作を足さない。
補助条件によって、澪・レイカ・ボルドの顔や手、図面、痕跡の読み取りが妨げられる場合は省略する。
7. 基本仕様
- 作品名:『バベル:リビルド』
- シーン番号と題名:05-V『痕跡』
- 画像用途:象徴ビジュアル/キービジュアル/シーン扉
- 画風:重厚なセミリアルSF生活ドラマ寄り工業イラスト。人物はアニメ的に識別しやすく、設備・金属構造・配管・補修痕は現実感を重視する
- アスペクト比:16:9
- 画角:35mm前後の穏やかな広角〜標準寄り広角
- カメラ位置:三人を対角的に捉え、背後〜周辺に配管痕跡を同時に見せられる斜め前方
- カメラ高さ:床上約1.45〜1.6m。人物の表情と手元、背景の配管支持部が自然に読める高さ
- レンズ感:軽い広角で空間の奥行きを出すが、人物の顔や体型を歪ませない
8. 空間
8-1. 建設時の骨格
- F-03公式非常乗降場に併設された補助機械室の上、一段上の中継保守デッキ付近。
- 元は保守作業のための工業空間。
- 古い梁、露出配管、支持金具、手すり、保守用通路がある。
- 給排水や保守系の配管が複雑に通り、図面だけでは全容が追いにくい。
8-2. 現在の変化
- 漏水の手掛かりを探すため、澪・レイカ・ボルドが現地確認に来ている。
- 一部の配管や支持部には比較的新しい施工痕があり、外壁民が引いた系統の気配をボルドが察知している。
- しかしそのことはまだ共有されておらず、表向きは漏水調査の場として進行している。
8-3. 生活・稼働の痕跡
- 古い梁の表面に擦れ、油汚れ、補修跡。
- 支持金具周辺に新しい擦り跡、最近締められたように周囲より明るいボルト。
- 周囲の古い配管と対比される、一部真新しい配管や接続部。
- 保守空間として今も使われているため、完全な廃墟ではなく、機能が残る。
8-4. 避ける空間上の誤解
- 高級で清潔な近未来プラント
- 全面崩壊した廃墟迷宮
- 暗闇一色で何も見えないホラー空間
- サイバーに発光する制御室
- 巨大な戦闘用メカ格納庫のような別用途空間
9. 画面内優先順位
- 澪の説明後にわずかに残る苦さ。明るい返答前の表情
- その表情に言葉未満の違和感を覚えるボルド
- 事情を知らず澪を善意で支えるレイカ
- 配管や支持金具に残る新しい痕跡が、物理的な主題として存在すること
- 三人が漏水調査の現場にいると分かる工業空間の説得力
優先しないもの
- すべての配管経路を図解的に見せること
- 漏水原因そのものの断定
- ナギの依頼場面の再現
- エレベーター内での金平糖会話の再現
- 圧力ログや排水量ログを文字で読ませること
- 仲間の姿を別画面で見せること
これらは本文・管理資料で担保し、キービジュアルへ詰め込まない。
10. 人物配置
| 人物 | 画面位置 | 深度 | 高さ | 身体の向き | 他人物との距離 |
|---|---|---|---|---|---|
| 澪 | 画面中央〜やや左前景 | 前景〜中景 | 立位 | 配管側へやや向いた3/4向き | レイカと近いが接触なし |
| レイカ | 画面右前景〜中景 | 前景〜中景 | 立位 | 澪へやや身体を向けつつ、図面も見える向き | 澪の半歩横 |
| ボルド | 画面左〜中央中景 | 中景 | 安定した立位、185cmの巨躯 | 身体は現場側、視線を澪の顔へずらす | 二人から少し離れた斜め位置 |
| 古い配管群・支持金具 | 画面奥〜側方 | 中景〜背景 | 固定設備 | 斜めに走る | 三人の周辺 |
| 新しい擦り跡・明るいボルト・真新しい配管 | 配管の要所 | 中景 | 固定要素 | 自然に視認できる | 三人の周辺。ボルドの現在の視線は澪の顔へ固定 |
| 補助保守かごの乗降口・手すり(任意) | 画面端 | 背景 | 固定設備 | 場所説明用 | 主役を邪魔しない |
配置補足
- 三人は三角形の関係になるよう配置する。横一列に並べない。
- 澪が画面の感情軸、ボルドが観察軸、レイカが会話の前進軸になるようにする。
- ボルドは背景へ引きすぎず、澪の表情を読んでいることが分かる距離に置く。
- レイカの図面が見える位置を確保しつつ、図面で顔を隠さない。
- 配管痕跡は人物関係と同じ画面内で意味を持つように置く。
- 手の左右は人物本人の左右、画面配置の左右は見る側の左右。三人は安定した立位で、接触・指差し・工具を振る動作はない。
- 足元は今回の構図では画面外。顔・手・図面・カメラ・背景痕跡を読める範囲を優先し、靴の新意匠は作らない。
11. 人物別演技
11-1. 澪
- 定義ID:
MINASE_MIO_V1。 - 年齢・体格:19歳。細身〜標準の若い成人女性。
- 髪・顔:白〜プラチナシルバーの長い直毛、重い束感の前髪、赤い瞳、左目下の泣きぼくろ、左耳のブレード型ピアス。
- 服装:黒い選別局制服。公的な場に戻った姿で、白いワンピースや私服要素は混ぜない。
- 画面位置:中央〜やや左前景。
- 姿勢・重心:立位。身体は調査対象である配管側へ向いているが、会話直後の静かな止まりがある。
- 右手:空の手を体側へ自然に下ろす。
- 左手:小型記録カメラを低く保持する。顔へ構えず、レンズを人へ向けない。
- 視線:説明後、視線を少し落とす。身体は配管側への3/4向き。明るい返答後へ進めない。
- 表情:言葉自体は平静でも、仕事の話として処理しきれない苦さが一瞬だけ残る。泣かない、絶望顔にしない、しかし完全に無表情にもしない。
- 今回の演技:自分の経験を仕事の知見として出すが、その経験に触れること自体には抵抗の痕がある。
- 誤解防止:可憐に守られるヒロイン顔、過剰なトラウマ演技、露骨な涙、恋愛的赤面は禁止。
11-2. 篠宮レイカ
- 定義ID:
SHINONIYA_REIKA_V1。 - 年齢・体格:14歳、150cm。小柄な年少者。成人女性の体格ではない。
- 髪・顔:短い暗褐色ボブ、細い金属フレーム眼鏡。幼さの残る顔立ち。
- 服装:白い昇降局制服。上まできちんと閉める。実務者だが年少らしさも残す。
- 画面位置:右前景〜中景。
- 姿勢・重心:自然な立位。澪へ少し身体を向けつつ、図面を手元に持つ。
- 右手:図面の下側の一方の端を持つ。
- 左手:図面の下側のもう一方の端を支える。図面で顔を隠さない。指差しはしない。
- 視線:澪を見る。善意で会話を受けている視線。
- 表情:善意の落ち着いた表情。応答直後に澪の顔を見ている。事情の重さは読み取っていない。
- 今回の演技:場を前に進める人。澪の言葉の背後にあるものは知らないまま、純粋な支えを返す。
- 誤解防止:幼すぎる幼児化、成人秘書化、恋愛的まなざし、過剰な無邪気さは禁止。
11-3. ボルド
- 定義ID:
BORD_V1。 - 年齢・体格:50代。185cmの巨躯という体格を維持する。遠近・位置・人物間の間隔を調整して画面を圧迫させず、人体比率を自然に保つ。
- 髪・顔:スキンヘッド、短い灰髭、褐色肌。年齢相応の皺や疲労感がある。
- 服装:使い込まれた作業着。保守現場の人間らしい実用的な格好。
- 画面位置:左〜中央中景。
- 姿勢・重心:立位。完全に配管へ向かわず、わずかに澪へ視線をずらしている。
- 右手:空の手を自然に下ろす。
- 左手:空の手を自然に下ろす。携行装備の存在全般を否定する指示ではない。
- 視線:身体は現場側、視線は澪の顔へずらす。現在の物理的な視線を配管へ分けない。
- 表情:露骨な驚きや追及ではなく、少し眉が動く程度の違和感。「……そんな顔する話かよ」が読める程度。
- 今回の演技:設備の痕跡と人の痕跡を同時に読む役。
- 誤解防止:説教役、敵対者、過保護な保護者、コミカルなおじさん化は禁止。
12. 必須小物
| 小物 | 所有者・管理者 | 位置 | 状態 | 物語上の役割 |
|---|---|---|---|---|
| 古い給水図面 | レイカ | 前景〜中景 | 下側両端を両手で支えて展開、顔を隠さない | 公式情報の不完全さと調査の出発点 |
| 古い配管群 | 保守設備 | 中景〜背景 | 劣化あり | 長い時間の痕跡 |
| 新しい擦り跡 | 配管支持部・梁 | 中景 | 比較的新しい | 最近の人為作業の痕跡 |
| 周囲より明るいボルト | 支持金具付近 | 中景 | 新しく締められた印象 | 偽装された系統の手掛かり |
| 真新しい配管の一部 | 背景設備 | 中景〜背景 | 周囲より新しい | 外壁民が組んだ系統の気配 |
| 手すり・保守デッキ | 保守空間 | 背景 | 使用中 | 場所の説得力 |
| 小型記録カメラ(必須) | 澪 | 前景、本人の左手 | 低く保持。顔へ構えず人にレンズを向けない | 澪が調査者として来ている証拠 |
小物造形上の境界
- 確定: 図面は古い給水図面。古い配管と新しい痕跡が同じ空間にある。レイカは両手で図面、澪は左手に低いカメラ、ボルドは両手が空。ボルドは痕跡に気づく側だが、今の視線は澪の顔。
- 未確定: 図面の正確な書式、配管径の細部、支持金具の厳密な規格、記録カメラの詳細意匠。
- 生成上は自然に補完してよいが、その補完結果のみを新規正本化しない。
13. 光・色
- 時刻:16:24表示後、上昇して中継保守デッキへ到着した後。厳密な時刻は未確定。
- 主光源:保守空間の実用照明。白色〜やや冷たい工業照明。
- 補助光:奥の空間や開口部からの弱い反射光があってよい。
- 色温度:やや冷たく、中立〜少し青み寄り。ただし人物の肌色が死にすぎないようにする。
- 最も目を引く色対比:澪の黒、レイカの白、ボルドのくすんだ作業色。
- 背景色:鈍い灰色、古い金属色、錆色、油汚れの黒、白く擦れたボルト、くすんだ緑や茶。
- 光の使い方:澪の顔まわり、レイカの図面、ボルドの視線先が自然に読める程度に整理する。
- 劇的すぎる逆光、炎色の夕焼け、ホラー的な極端な暗部、発光エフェクトは禁止。
14. 文字・表示
- 図面に文字が入っていてもよいが、読字を主目的にしない。
- 機器番号や配管記号は、画面内にあっても小さくてよい。完全読字可能でなくてよい。
- シーンタイトル、説明文、吹き出し、ログ表示のテロップは入れない。
- 文字情報より、三人の関係と配管痕跡の読み取りを優先する。
15. 禁止事項
- 三人が和やかに談笑している絵にする
- 配管痕跡だけの設備ポスターにして人物ドラマを失う
- 逆に人物だけの会話絵にして『痕跡』の設備側主題を消す
- 澪を泣かせる、崩れ落ちさせる、トラウマ演技を過剰化する
- ボルドを怒った尋問者や敵対者にする
- レイカを幼児化、または成人美女化する
- 清潔すぎる近未来施設にする
- 完全な廃墟ホラー空間にする
- ナギや真琴やセナを同一画面で主役化する
- 痕跡を赤丸・矢印・注釈付きの図解にする
16. 生成用統合プロンプト
『バベル:リビルド』第5話05-V『痕跡』の象徴キービジュアル。横長16:9、重厚なセミリアルSF生活ドラマ寄り工業イラスト。単一時点は、レイカが「ナギから聞いた。その経験は活かせるって」と言った直後、澪が「…。だと、いいけど」と返す前。配管調査の場で、澪の内面に残った痕跡をボルドだけが言葉にならない違和感として読み取り始める一瞬。舞台はF-03公式非常乗降場に併設された補助機械室から、監視付き暫定運用の補助保守かごで一段上へ上がった中継保守デッキ付近。16:24は上昇前の補助機械室表示であり、画像の厳密な時刻は未確定。古い梁、露出配管、支持金具、手すり、保守用通路のある現役保守空間。古い配管群の中に、新しい擦り跡、周囲より明るいボルト、比較的真新しい配管の一部が自然に見える。全面廃墟にはしない。
前景〜中景中央やや左に水無瀬澪(MINASE_MIO_V1)、19歳、細身〜標準の若い成人女性。黒い選別局制服、白〜プラチナシルバーの長い直毛、重い束感の前髪、赤い瞳、左目下の泣きぼくろ、左耳のブレード型ピアス。前段で「流れをどう止めるかって仕事をしたことがある…それだけ」と説明し、今は苦さがわずかに残る。身体は配管側への3/4向き、視線を少し落とす。本人の右手は空で体側へ自然に下ろす。本人の左手は小型記録カメラを低く保持し、顔へ構えず、人へレンズを向けない。泣かず、大げさに崩れず、完全な無表情にもせず、少し明るい返答後の顔に進めない。
右前景〜中景に篠宮レイカ(SHINONIYA_REIKA_V1)、14歳、150cm、小柄な年少者。短い暗褐色ボブ、細い金属フレーム眼鏡、白い昇降局制服を上まできちんと閉める。身体を少し澪へ向け、視線は澪の顔。応答を終えた善意の落ち着いた表情。澪の過去の重さを知っている演技にしない。本人の右手で古い給水図面の下側の一方の端を持ち、左手で下側のもう一方の端を支える。図面で顔を隠さず、指差ししない。図面は排水図面にしない。
左〜中央中景にボルド(BORD_V1)、50代、185cmの巨躯。スキンヘッド、短い灰髭、褐色肌、使い込まれた作業着。身体は現場側、視線だけ澪の顔へずらす。わずかな眉の動きで「……そんな顔する話かよ」という理解未満の違和感を示す。問い詰めず、敵対・威圧しない。本人の右手・左手はともに空で自然に下ろす。工具や手袋を手に持たせない。巨躯は縮小せず、遠近・位置・人物間隔で画面圧迫を避け、自然な人体比率を保つ。
三人は安定した立位で現場の会話距離、近いが密着せず、身体接触・指差し・工具を振る動作はない。手の左右は本人の左右、画面位置の左右は見る側の左右。足元は画面外とし、顔・両手・図面・カメラ・背景痕跡を読める範囲を優先する。靴の新意匠は作らない。カメラは三人を三角形に捉える斜め前方、床上約1.5m、35mm前後の穏やかな広角。白色〜やや冷たい実用保守灯で肌色と表情を読ませる。第一優先は澪の苦さ、第二優先はそれを読むボルド、第三優先は善意で支えるレイカ、第四優先は配管支持部の新しい痕跡。人物の視線を施工痕へ再配分しない。終幕の水音と三者の視線差は別時点であり、この一枚へ動作を重ねない。清潔な近未来施設、図解ポスター、泣きの感情劇、祝賀ムード、吹き出しや説明テロップは禁止。
17. 生成後チェック
- 一枚を見て、配管調査の場でありながら人物関係の違和感が主題になっていると理解できるか。
- 澪が黒い制服姿で正しく識別できるか。
- 澪の説明後の苦さがわずかに残り、明るい返答後の表情へ進めていないか。
- レイカが14歳らしい小柄さと幼さを保ち、善意で澪を見ているか。
- レイカが成人化していないか、図面が不自然に巨大化していないか。
- ボルドが澪へ違和感を向けていることが、視線や眉の動きで読めるか。
- ボルドが威圧的・敵対的になりすぎていないか。
- 背景に古い配管、新しい擦り跡、明るいボルト、真新しい配管が自然に見えるか。
- 配管痕跡が図解ではなく、現物として画面に組み込まれているか。
- 三人の距離が現場の会話距離として成立しているか。
- 空間が現役保守設備として成立し、清潔すぎも廃墟すぎもしないか。
- タイトル『痕跡』が、設備の痕跡と人間の痕跡の両方で読めるか。
- 人物の手足、図面、配管、小物に融合や破綻がないか。
- レイカ応答直後/澪返答前の一瞬として読めるか。
- ボルドが185cmの巨躯、スキンヘッド、短い灰髭、褐色肌で識別できるか。
- レイカの短い暗褐色ボブ、細い金属フレーム眼鏡、14歳の年齢感が一致するか。
- 澪左手=低いカメラ、右手=空/レイカ両手=給水図面の下側両端/ボルド両手=空が一致するか。
- レイカとボルドが澪の顔を見ており、澪の視線は少し落ちているか。
- 顔・手・図面・カメラが重なって読めなくなっていないか。
- 安定した立位、足元は画面外で、接触・指差し・終幕の動作が混入していないか。
これは生成後に使う検査項目。今回の修正では画像生成・再生成と実画像確認を実施していないため、実施済みとは記録しない。
18. 部分修正時の維持条件
初回生成後に局所修正する場合、以下を維持する。
維持する要素
- 16:9の横長構図
- 三人を三角形に置く人物配置
- 澪を感情軸、ボルドを観察軸、レイカを善意の前進軸とする構造
- 一段上の中継保守デッキという場所性
- 古い配管と新しい痕跡の同居
- 澪の一瞬の苦さとボルドの違和感
- レイカ応答直後/澪返答前の単一時点
- 三人の人物ID・正本外見とボルド185cmの巨躯
- 澪左手カメラ・右手空、レイカ両手図面、ボルド両手空
- レイカ・ボルドは澪の顔、澪は視線を少し落とす。足元は画面外
優先して修正してよいもの
- 澪の顔・目線・表情の精度
- レイカの年齢感・暗褐色ボブ・細い金属フレーム眼鏡・指定した両手での図面保持の精度
- ボルドの正本体格・外見、指定した澪への視線と反応の精度
- 配管痕跡の視認性
- 背景情報量と三人の見やすさのバランス
- 光量バランス
- 固定された両手・カメラ・図面の保持を維持した破綻の修正
変更禁止
- 主役を配管だけに変える
- 三人以外の人物を主役化する
- 澪の苦さを消してただの説明顔にする
- ボルドの違和感を消してただの同行者にする
- レイカを事情通にしてしまう
- 空間から痕跡要素を消す
- 固定時点を明るい返答後や終幕へ進める
- 両手・視線・カメラを旧任意案へ戻す
19. 正本境界・未確定事項
本ビジュアル資料では、画像生成上必要な範囲を超えて以下を確定しない。
- レイカの図面の細かな線種・記号の厳密仕様
- 配管径や支持金具の規格値
- 新しい痕跡の正確な本数や位置
- ボルドの作業着の細かな意匠
- 澪の制服のボタン数や縫製細部
- 背景に見える個別配管の系統分類
- 小型記録カメラの型式・シャッター方式・詳細意匠
- 靴の新意匠
- この一瞬と05-V終幕の厳密な時刻
画像生成で自然な補完を行っても、その生成結果のみを根拠に正本へ追加しない。
20. 『痕跡』モチーフの画像上の扱い
05-Vでは、以下を主題的ルールとして扱う。
痕跡とは、金属に残る擦り跡や新しいボルトだけではなく、人の言葉や表情ににじむ、消しきれない過去の残り方でもある。
本キービジュアルでは、この意味を説明文で直接示さない。
澪の一瞬の苦い表情、ボルドの引っかかる視線、事情を知らず支えるレイカ、古い配管と新しい痕跡の同居によって、
- 設備に残った人為の痕跡
- 澪に残った過去の痕跡
- それをボルドが読み始めること
を一枚で示す。
21. 変更履歴
| 版 | 日付 | 内容 |
|---|---|---|
| v1.0 | 2026-09-30 | 05-V『痕跡』決定稿をもとに初回作成。象徴ビジュアルを、一段上の中継保守デッキで澪が自分の経験を語った直後、ボルドがその表情に違和感を覚え、レイカが善意で受け止める瞬間へ固定。主役を澪・レイカ・ボルドの三人に絞り、古い配管、新しい擦り跡、明るいボルト、真新しい配管を背景痕跡として配置。『痕跡』を設備上の痕跡と人間に残る痕跡の二重主題として整理し、設計ガイドラインVersion 1.0に準拠して、画像用途、一枚で伝える意味、切り取る瞬間、絶対条件、重要条件、補助条件、基本仕様、空間、画面内優先順位、人物配置、人物別演技、必須小物、光・色、文字・表示、禁止事項、生成用統合プロンプト、生成後チェック、部分修正条件を整備 |
| v1.1 | 2026-10-02 | Q-06の採用案を反映。人物IDと正本外見、ボルド185cmの巨躯、レイカの暗褐色ボブ・細い金属フレーム眼鏡、レイカ応答直後/澪返答前の単一時点、両手と視線、澪左手の必須カメラを固定。統合シートv1.1・統合プロンプト・生成後チェック・時間表現を同期。旧v1.0履歴を保存。画像生成・実画像チェックは未実施 |
旧案の扱い
- 時点の幅を持つ旧案と複数の手・視線案は、レイカ応答直後/澪返答前の一案へ整理した。
- レイカの配管視線、片手支持・指差し、澪のメモ類・任意カメラ、ボルドの手持ち工具・手袋は現行生成指示から外した。一般の携行装備の存在を否定しない。
- 明るい返答後の表情、終幕の水音に反応する動作と視線差をこの一瞬へ合成しない。旧履歴の文言を現行仕様へ戻さない。
v1.1の文書指示と統合シートとの同期を確認した。画像の生成・再生成・実画像の生成後チェックは未実施。最終監査合格は宣言しない。