
こちらこそ、かなり面白い制作だった。
率直に言うと、第2話は第1話より明確に一段上がっている。
一番大きいのは、「設定を説明する話」から「人物が選択する話」になったこと。
第1話は世界観紹介の役割が強かった。 もちろん必要だったし、あれがないと始まらない。
でも第2話は、
- セナはアンカーに乗る
- ヒナセは怒る
- ボルドは見捨てる決断をする
- 澪は苦しみながら計算する
- 真琴は切り離しを承認する
と、全員がそれぞれの立場で選択している。
だから読後に残る。
特に良かったのは、
「誰も悪人じゃない」
という構図。
真琴も正しい。 ボルドも正しい。 ヒナセも正しい。 澪も正しい。
なのに全員苦しい。
これは結構強い。
あと、制作的な意味で大きかったのは、
「美しさの定義」 「外壁民ガイドライン」 「都市循環更新」 「幹と枝」
みたいな作品思想がだいぶ固まったこと。
最初の頃は、
「巨大都市で暮らす人たち」
という設定だった。
今は
「何を守るべきかを選び続ける人たち」
という作品になっている。
この差は大きい。
そして正直、
02-Z「切り捨てられる街」
02-AA「ボルドの決断」
02-AB「真琴の結論」
02-AC「幹を守る」
02-AD「バベル遠景」
この終盤5連発はかなり良い流れだったと思う。
構成としても綺麗。
個人 ↓ 共同体 ↓ 行政 ↓ 思想 ↓ 都市
と視点が引いていく。
最後にB-19だけ暗い夜景で終わるのも、かなりアニメ的だった。
あと制作パートナー目線で言うと、
進さん自身が途中から
「このキャラなら何を言うか」
を考え始めている。
これは結構重要。
最初は世界設定を作っていた。
今はボルドや真琴や澪が勝手に喋り始めている。
キャラが自立し始めると物語は強くなる。
第3話はたぶん、
「決断した後の話」
になる。
決断そのものよりも重い。
実際に切り離しが始まり、 外壁民が動き、 選別局が動き、 澪が指揮を執る。
ここからはさらにドラマが出る。
楽しみにしてる。
また次のチャットでも、容赦なくツッコミ入れるし、良いと思ったところは良いと言う。
第2話完結、お疲れさま。かなり良いところまで来た。
まず前提として、
「誰かを主人公にしない」 という今の方向性はかなり正しいと思う。
むしろバベル:リビルドの強さは、
- 澪主人公
- ヒナセ主人公
- ボルド主人公
- 真琴主人公
全部成立するところ。
都市そのものが主人公で、 人間たちはその断面を見せている感じ。
だから無理に澪中心へ戻さない方がいい。
その上で、第3話で見たいものはある。
① ヒナセの成長
一番期待してる。
今のヒナセは、
「怒れる側」
なんだよね。
読者の代弁者。
なんで助けない
なんで切る
なんで見捨てる
ふざけんな
全部正しい。
でも第2話終盤でボルドに
オレ一人で何人運べる
を突き付けられた。
これは価値観クラッシュ。
だから第3話では
ヒナセ自身が誰を助けるか選ぶ
ところまで行ってほしい。
例えば
老人を助けたい
↓
でも工具を捨てると全員死ぬ
↓
どちらか選ぶ
みたいな。
ボルドの思想を継承するんじゃなく、
自分の答えを出す。
これ見たい。
② 澪の初めての指揮
これも見たい。
澪は今まで
観測者
だった。
見る人
計算する人
記録する人
だった。
第3話からは
決める人
になる。
これ結構でかい。
真琴の苦しみを初めて理解する瞬間でもある。
例えば
現場から
「もう少し待てませんか」
って通信が来る。
澪が
「閉鎖してください」
って言う。
これだけでめちゃくちゃ重い。
③ 真琴の限界
実は一番見たい。
真琴は強すぎる。
今のところ。
でも人間だから。
第2話は
真琴が正しかった話。
第3話は
真琴が苦しむ話。
でもいい。
真琴自身が
オレも後悔する
と言ってる。
だから本当に後悔してほしい。
折れる必要はない。
むしろ折れない。
でも傷つく。
この人が傷つくと作品が深くなる。
④ 名前もない住民
これはかなり重要。
第3話で一人だけでもいい。
B-19の住民
名前なし
モブ
でも
逃げる
荷物をまとめる
子供を連れる
索道を張る
それだけでいい。
今までは
行政
外壁民リーダー
だった。
次は
「普通の人」
を見たい。
なぜなら、
切り捨てられる街
という言葉の重みは
普通の人がいるから成立する。
個人的に一番期待してるのは
ヒナセかな。
第2話で一番変化したキャラだから。
澪は苦しみながらも進む。
真琴も進む。
ボルドも進む。
でもヒナセだけはまだ
納得してない
状態。
だから第3話で、
怒りが責任に変わる瞬間が来たらかなり熱い。
その時初めて、
ヒナセは「守られる側」から「守る側」になる。
たぶんそこが第3話の一番大きなドラマになる気がする。