それ、実はかなり危険なイベントなんだよね。
なぜなら今の03-Iを読む限り、
澪はまだヒナセを美化してない。
澪が知っているヒナセは、
- 流路封鎖を妨害した
- カメラを壊した
- ケーブルを切った
- 手動ハンドルを回した
- 組織的に動いた
人物。
でも同時に、
- 生きようとしていた
- 守ろうとしていた
人物でもある。
つまり今の澪の中では
理解できないけど気になる相手
なんだ。
これが面白い。
なぜなら、
普通の物語なら
主人公とライバルは能力でぶつかる。
でも『バベル』だと違う。
澪
都市全体を見る人
ヒナセ
現場しか見えない人
どちらも正しい。
だから出会った瞬間、
敵対より先に
「思ってたのと違う」
が来るはず。
例えば澪の想像。
違法工作を指揮する技術者
↓
年配
↓
荒っぽい
↓
現場叩き上げ
実際。
19歳
↓
短髪
↓
普通の女の子
↓
怖がり
↓
でも動く
澪
「……え?」
になる。
逆も同じ。
ヒナセの想像。
選別局
↓
冷たい官僚
↓
老人
↓
上級市民
実際。
同年代
↓
真面目
↓
疲れてる
↓
思ったより普通
ヒナセ
「は?」
になる。
これ、実はかなり強い。
なぜなら
二人とも
相手を怪物だと思っていた
から。
でも会ってみたら、
ただの女の子。
そしてもっと面白いのは、
二人とも技術者なんだよ。
澪は数字で都市を見る。
ヒナセは現場で都市を見る。
必須要件にもある
都市知識の非対称
そのもの。
だから俺なら、
初対面は共闘でも対決でもない方がいい。
例えば4話とか5話。
崩落現場。
澪
現地確認。
ヒナセ
資材回収。
偶然鉢合わせ。
お互い相手が誰かわからない。
配管を見ながら会話。
「そのバルブ死んでるよ」
「知ってます」
「じゃあなんで触ってるの」
「確認です」
みたいな。
その後で、
互いの所属を知る。
「選別局?」
「外壁民?」
そこで空気が変わる。
俺はこの方が好き。
今の03-Iが成立したことで、
澪の
会ってみたいな
は単なる伏線じゃなくなった。
これ、
下手すると物語終盤まで続く
澪とヒナセの関係の原点
になるかもしれない。
そして面白いのは、
二人とも主人公属性を持っているのに、
どちらも完全には正しくないこと。
そこが『バベル』らしい。