『バベル:リビルド』第4話

旧保安・保守倉庫 二段階平面図 参照資料 v1.0

0. 文書目的

本資料は、外壁民36名が避難した旧保安・保守倉庫について、次の二時点の平面配置を、画像やスクリーンショットに依存せず再現できる形で定義する。

  1. 倉庫への到着直後
  2. 到着から24時間後

別チャット、本文執筆、美術設計、画像生成、設定監査では、本資料の寸法、座標、区画名、人数、動線を参照する。

切替表示できる視覚版は、別ファイル『旧保安保守倉庫_二段階平面図_v1.0.html』とする。


1. 設定状態

1-1. 暫定確定

  • 倉庫内形は20m×10mの長方形
  • 床面積は約200㎡
  • 1m×1mを平面図の最小グリッドとする
  • F-03方面の主入口は、図の左側中央にある
  • 制御落下前にB-19へ通じていた旧通路は、図の右側中央にある
  • 到着直後は、棚、機械、廃材、湿潤床が残っている
  • 到着24時間後には、中央幅2mの避難・運搬通路と全員分の仮寝床を確保する
  • 到着直後と24時間後の内部区画は、本資料の座標表に従う

1-2. 未確定

  • 躯体の実測値に相当する柱位置、壁厚、扉幅、天井高
  • 旧点検階段そのものの形状
  • 第二避難路が最終的に接続する外部退避先
  • 第二避難路の構造安全性
  • 内容不明容器の具体的内容

第二避難路は、現在の平面案には置くが、外部構造まで確定したものとして扱わない。


2. 人数

区分人数内訳
成人男性8名軽傷者2名、一般状態6名
成人女性10名軽傷者1名、一般状態9名
子ども15名年齢別内訳は未確定
高齢者3名自力移動能力には個人差がある
合計36名

軽傷者3名は成人18名の内数であり、別加算しない。


3. 座標系

平面図を20列×10行の1mグリッドとして扱う。

  • x軸:左から右へ0m〜20m
  • y軸:図の上から下へ0m〜10m
  • 左端 x=0m:F-03方面
  • 右端 x=20m:旧B-19方面
  • 上端 y=0m、下端 y=10mは便宜上の図面方向であり、都市の絶対方位を示さない
  • 区画は x開始–x終了 / y開始–y終了 で表す
  • 終了値は区画外周を示すため、面積は (x終了−x開始)×(y終了−y開始) で求める

3-1. 固定された開口関係

開口・経路座標状態
F-03側主入口左壁 x=0、y=4–6主出入口。F-03非常乗降場、保守デッキ、旧手動防火扉、廃止保守通路へ続く
旧B-19側通路右壁 x=20、y=4–6到着時は危険な退避元。制御落下後は切断側として仮封鎖
第二避難路案x=12–14、y=0–6上壁側の旧点検階段へ抜ける案。外部接続先は未確定

4. 到着直後

4-1. 状態定義

  • 人と持込物資を倉庫内へ退避させただけ
  • 36名全員が同時に横になる場所はない
  • 中央動線は転倒棚に遮られ、入口から奥まで通り抜けられない
  • 乾いた床へ、子ども、高齢者、軽傷者を優先収容する
  • 水500L、保存食10日分、寝具、工具は荷ほどき前
  • 湿潤床、内容不明容器、油染みは未隔離
  • この時点はB-19制御落下前。旧B-19側へ戻ることは禁止する

4-2. 横方向の読み方

y帯左から右への配置
y=0–4優先収容21名 7m幅 → 持込物資 5m幅 → 古い鋼製棚 3m幅 → 湿潤床 5m幅
y=4–6仮通路 8m幅 → 転倒棚 4m幅 → 廃材・配管散乱 8m幅
y=6–10一般成人15名 7m幅 → 工具・部品 5m幅 → 旧保守機械 4m幅 → 内容不明容器 4m幅

4-3. 区画座標

区画x範囲y範囲面積内容・人数
乾いた床への優先収容0–70–428㎡21名。子ども15+高齢者3+軽傷者3。寝具未整理
持込物資の仮置き7–120–420㎡水500L、保存食10日分、寝具。荷ほどき前
古い鋼製棚12–150–412㎡3列、未固定。旧点検階段候補を塞ぐ
湿潤床・漏水跡15–200–420㎡カビ、錆、滑り。使用停止
搬入用仮通路0–84–616㎡幅1〜2m。荷物がはみ出す
転倒棚8–124–68㎡中央動線を遮断
廃材・配管散乱12–204–616㎡奥まで通り抜け不可
一般成人待機0–76–1028㎡15名。女性9+男性6。座るか交代で横になる
工具・部品・ケーブル束7–126–1020㎡残置物と持込品が混在。選別前
旧保守機械12–166–1016㎡固定状態不明。転倒注意
内容不明容器・油染み16–206–1016㎡未隔離。開封禁止

区画面積の合計は200㎡である。

4-4. 人の配置

配置先子ども高齢者軽傷者一般成人合計
乾いた床への優先収容1533021
一般成人待機0001515
合計15331536

5. 到着24時間後

5-1. 状態定義

  • 転倒棚を起こすか解体し、廃材、配管、ケーブルを壁際または用途別区画へ移す
  • 中央に幅2mの避難・運搬通路を通す
  • 36名全員の仮寝床を確保する
  • 乾燥側へ子ども、高齢者、軽傷者を優先配置する
  • 水500Lは容器別に整理し、台帳化する
  • 新しい淡水配管からの分岐はまだ完成しておらず、水源調査中
  • 調理、工作、危険物、排泄を壁または仮間仕切りで分離する
  • 旧B-19側通路を仮封鎖する
  • 第二避難路は旧点検階段へ抜ける案として確保する

5-2. 横方向の読み方

y帯左から右への配置
y=0–4見張り2m幅 → 子ども寝床6m幅 → 休養域4m幅 → 第二避難路2m幅 → 水・浄水3m幅 → 調理・食料3m幅
y=4–6全幅20mの中央避難・運搬通路。x=12–14で第二避難路と接続
y=6–10濡れ物2m幅 → 成人女性5m幅 → 成人男性4m幅 → 配給・合議3m幅 → 工作3m幅 → 危険物1m幅 → 乾式便所2m幅

5-3. 区画座標

区画x範囲y範囲面積内容・人数
見張り・出入記録0–20–48㎡主入口監視、出入台帳
子ども寝床2–80–424㎡子ども15名。乾燥側を優先
休養域8–120–416㎡高齢者3名+軽傷者3名。負傷は男2・女1
第二避難路案12–140–6上側8㎡+中央通路との重複4㎡旧点検階段へ。中央通路と接続。外部接続先未確定
水容器・浄水準備14–170–412㎡500Lを台帳化。淡水分岐は調査中
調理・食料17–200–412㎡限定火気。保存食10日分
中央避難・運搬通路0–204–640㎡幅2m。寝具、容器、資材を置かない
濡れ物・再利用材0–26–108㎡乾燥、縦置き
成人女性寝床2–76–1020㎡9名。女性10名中、軽傷者1名は休養域
成人男性寝床7–116–1016㎡6名。男性8名中、軽傷者2名は休養域
配給・食事・合議11–146–1012㎡台帳机、共同判断
工作・電力点検14–176–1012㎡工具、修理、分電盤
危険物隔離17–186–104㎡内容不明容器を隔離
乾式便所・清拭18–206–108㎡密閉式乾式便器、汚物容器、手洗い

第二避難路と中央通路は4㎡分が重なる。重複を一度だけ数えると、平面全体は200㎡になる。

5-4. 就寝・休養配置

区画人数面積1人当たり備考
子ども寝床1524㎡1.60㎡仮寝床
休養域616㎡2.67㎡高齢者3+軽傷者3
成人女性寝床920㎡2.22㎡軽傷者1名を除く
成人男性寝床616㎡2.67㎡軽傷者2名を除く
合計3676㎡平均2.11㎡長期居住の完成形ではない

6. 到着直後から24時間後への変化

到着直後の要素24時間以内の処置24時間後の用途
中央の転倒棚起こす、解体する、壁際へ固定する中央幅2m通路を開通
廃材・廃配管種別ごとに選別し、縦置きする濡れ物・再利用材区画へ
古い鋼製棚安全確認後に移設、固定間仕切り、保管棚、第二避難路確保に転用
旧保守機械固定確認。使わない機械の周囲を立入制限工作・電力点検域として限定使用
内容不明容器開封せず表示し、居住域から移す危険物隔離域へ
水・食料・寝具の山数量確認、台帳化、用途別に分離水・浄水準備、調理・食料、各寝床へ
乾いた床の21名子ども、高齢者、軽傷者を分離子ども寝床15名、休養域6名
一般成人15名性別区画へ分けて仮寝床を作る成人女性9名、成人男性6名
湿潤床使用停止、漏水源確認、乾燥水・調理側に限定し、直接就寝に使わない
旧B-19側通路制御落下後に端部確認、仮設隔壁と防塵処置仮封鎖部

この変化は、快適な居住区の完成ではない。

危険物と生活を分け、全員が眠れ、逃げるための一本の道を作った段階。

である。


7. 動線

7-1. 主動線

F-03側主入口から中央幅2m通路へ入り、倉庫全幅を横断する。

日常の搬入、物資移動、負傷者搬送、火災時避難は、この中央通路を基準にする。

通路内へ、次の物を恒常的に置かない。

  • 寝具
  • 水容器
  • 食料箱
  • 工具箱
  • 廃材
  • 汚物容器

7-2. 第二避難路案

中央通路のx=12–14から図の上側へ分岐し、旧点検階段候補へ抜ける。

現段階では、次の意味に限定する。

  • 主入口が塞がれた際に別方向へ退避できる可能性を残す
  • 棚と資材で経路を塞がない
  • 毎日の点検対象にする

階段の先が安全な外部退避先へ確実につながることまでは確定していない。

7-3. 旧B-19側

到着直後は、旧B-19側へ戻らないための警戒端である。

制御落下後は、風、粉塵、湿気、腐食性外気を抑えるため、仮設隔壁、廃材板、防塵布、シール材などで封鎖する。

通常の出入口や避難先として使わない。


8. 第4話での使い方

8-1. 空間による問題提示

ヒナセがF-03側主入口から奥へ進むだけで、次の課題を順に見せられる。

  1. 主入口の見張りと秘匿
  2. 子どもの寝床
  3. 高齢者と軽傷者
  4. 塞がれた第二避難路候補
  5. 残り500Lの水
  6. 限定火気と食料
  7. 中央通路の廃材撤去
  8. 成人の狭い寝床
  9. 配給と合議
  10. 電力と工具
  11. 内容不明容器
  12. 使えない排水と乾式便所
  13. 旧B-19側の仮封鎖

課題を一覧で説明せず、ヒナセが移動するたび別の問題に呼び止められる構成に使える。

8-2. 人物変化との対応

開始

倉庫内には人と物が混在し、中央で動線が途切れている。

終了

すべての問題は解決していないが、中央の道が一本通り、生活区画が分かれ始めている。

この空間変化は、ヒナセの変化と対応する。

ボルドを待つ側から、ボルドなしで36名の生活を動かす側へ変わる。


9. 第八仮設避難所との空間的対比

論点第八仮設避難所旧保安・保守倉庫
初期空間避難所として開設され、収容人数と運営区域が先に決められている倉庫として廃止された空間へ、人と物を押し込むところから始まる
通路運営側が確保し、避難民は従う住民自身が棚と廃材を動かして作る
寝床毛布と床面を配られる乾燥域を選び、棚と布で区画する
供給時刻と配給量を待つ500Lを台帳化し、次の水源を探す
排泄既存または仮設設備を運営側が管理する密閉式乾式便器と汚物容器を自分たちで設置・管理する
危険物原則として収容域から排除されている内容不明容器や旧機械を生活域から切り離す必要がある
自己決定低いが、最低限の保障がある高いが、失敗時の保障がない

対比の核は次の通り。

第八避難所は、保障されるが決められない。
保守倉庫は、決められるが保障されない。


10. 制作上の固定条件

  • 到着直後から生活区画が完成しているように描かない
  • 到着直後に36名全員を整然と寝かせない
  • 到着直後の中央動線を貫通させない
  • 到着24時間後を快適な完成形にしない
  • 水500Lを新設水源と混同しない
  • 24時間後の時点で淡水分岐や浄水設備を完成させない
  • 子ども、高齢者、軽傷者を湿潤床へ置かない
  • 一般成人15名は、女性9名、男性6名とする
  • 休養域6名は、高齢者3名、軽傷者3名とする
  • 軽傷者3名は成人の内数とする
  • 主入口と中央通路を寝具や物資で塞がない
  • 調理、工作、危険物、排泄を同一区画へ混在させない
  • 旧B-19側通路を通常出入口にしない
  • 第二避難路の外部接続先を確定済みとして描かない

11. AI再読込用要約

旧保安・保守倉庫は、保持側の独立支柱系統に残る20m×10m、約200㎡の廃止施設。外壁民36名が避難する。内訳は成人男性8、成人女性10、子ども15、高齢者3。軽傷者3は成人の内数で、男2、女1。

平面左中央がF-03側主入口、右中央が旧B-19側通路。到着直後は、上側に優先収容21名、持込物資、鋼製棚、湿潤床、中央に仮通路、転倒棚、廃材、下側に一般成人15名、工具、旧機械、危険容器がある。中央は転倒棚で遮断され、全員同時就寝も貫通避難もできない。

到着24時間後には、中央に幅2mの避難・運搬通路を全幅へ通す。上側に見張り、子ども寝床15名、休養域6名、第二避難路案、水・浄水準備、調理・食料。下側に濡れ物、成人女性寝床9名、成人男性寝床6名、配給・合議、工作・電力、危険物隔離、乾式便所を置く。水500Lは台帳化しただけで、新しい淡水分岐はまだ調査中。旧B-19側は仮封鎖する。第二避難路は旧点検階段へ抜ける案だが、外部接続先は未確定。

平面図の物語的意味は、倉庫を快適に完成させることではなく、危険物と生活を分け、全員が眠れ、逃げるための一本の道を作ること。空間の変化は、ヒナセがボルドを待つ側から36名の生活を動かす側へ変わることと対応する。


12. 関連資料

  • 『外壁民・旧保安保守倉庫_生活再建設定資料_v1.1』
  • 『旧保安保守倉庫_二段階平面図_v1.0.html』
  • 『統合管理シート_第3話「落下」』
  • 『統合管理シート_第4話「消化」(仮)』
  • 『第八仮設避難所・避難民受入後設定資料_v1.0』
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