『バベル:リビルド』
制圧フレーム/F-03空間寸法・運用制約設定資料 v1.1
作成日:2026-09-02
最終更新日:2026-09-07
管理状態:正本
適用範囲:第1話以降の制圧フレーム運用、第5話05-J以降のF-03復旧線、今後の技術検討・美術設計・画像生成
0. 文書目的
本資料は、『バベル:リビルド』における以下の寸法・空間条件・運用制約を正本化するための資料である。
- S-07《アンカー》の概略寸法
- K-03《ドリルクロー》の概略寸法
- F-03公式非常乗降場の空間規模
- F-03併設補助機械室/中継保守デッキの空間規模
- F-03保守縦坑の有効寸法
- 制圧フレームが通過・展開・作業できる場所の境界
- 狭小なF-03保守縦坑で採用できる工法/採用できない工法
- 05-J以降の支持側補正におけるS-07/K-03の役割分担
本資料の目的は、制圧フレームやF-03を詳細設計図レベルまで固定することではない。
最重要原則は次の通り。
寸法を「設定上の拘束」ではなく「工法選定の境界条件」として使う。
必要な場面ごとに機体や空間の大きさを都合よく変えるのではなく、先に設定されたサイズの中で成立する方法を選ぶ。
これにより、
- 巨大機械だからできること
- 巨大機械だからできないこと
- 人間の作業でしかできないこと
- ワイヤー、偏向シーブ、仮設強梁などを介さなければ届かないこと
を明確に分離する。
1. 設定思想
1-1. 制圧フレームは万能ロボットではない
S-07《アンカー》、K-03《ドリルクロー》は、人型兵器ではなく、都市保守・災害対応・構造制御に使われる巨大重機である。
そのため、機体そのものが入れない場所は存在する。
特にバベル内部では、
- 現行幹線昇降路
- 作戦用搬送路
- 大型保守デッキ
のように機体が入れる空間と、
- 保守縦坑
- 狭小中継空間
- レール背面
- ブラケット周辺
- ケーブル経路
のように人間と小型工具しか入れない空間を分ける。
この制約は演出上の欠点ではない。
巨大機械は「人間が作業できる条件を作る」ために使われ、人間が細部を直す。
という本作の工学思想を成立させるための前提である。
1-2. 固定するのは「工法に効く寸法」
本資料では以下を優先して固定する。
- 移動時に通れる最大幅
- 作業時に必要な幅
- アウトリガー展開時に必要な幅
- アーム・工具の有効リーチ
- 保守縦坑の有効幅
- 作業デッキで機体を据えられるか
- 機体が坑内へ進入できるか
一方、次のような項目は現時点では詳細固定しない。
- 車体各パネルの厚さ
- ボルトピッチ
- 脚部関節の詳細寸法
- 油圧配管径
- コックピット内部寸法
- 正確な機体重量
- 各部材の材質規格
- F-03の躯体壁厚
これらは必要になった時点で追加正本化する。
2. S-07《アンカー》概略寸法
2-1. 基本用途
S-07《アンカー》は、荷重拘束・張力調整・荷重移送・構造保持・崩壊方向制御を主目的とする大型制圧フレームである。
第3話ではB-19地区制御落下作戦において、
- 拘束杭
- 極太拘束ワイヤー
- 油圧テンショナー
- 荷重移送
- 張力維持
- 落下方向誘導
- アウトリガー固定
を担った。
第5話以降では、同じ機能を「壊すため」ではなく、
支持構造を一時的に正しい位置へ戻し、人間が恒久補修できる状態を作る
ために転用できる。
2-2. 概略寸法
| 項目 | 正本値 |
|---|---|
| 全高 | 約5.5m |
| 移動時最大幅 | 約2.8m |
| 移動時奥行 | 約3.5m前後 |
| 通常作業時必要幅 | 約4m級 |
| アウトリガー展開幅 | 約5~6m |
| 作業時ワイヤー・テンショナー展開 | 周辺空間に応じて可変 |
数値は工法選定のための概略値であり、製造図面レベルの厳密寸法ではない。
2-3. 移動時包絡
S-07は移動時に、
- アウトリガー
- 補助アーム
- ワイヤー端末
- 一部作業装置
を収納状態にする。
この状態での最大幅を約2.8mとする。
したがって、
- 有効幅3m級の搬送路:通過可能
- 有効幅2.8m未満:原則として通過不可
- 有効幅2.2m級:進入不可
と判断する。
2-4. 作業時寸法
S-07は作業時、移動時より広い空間を必要とする。
特にアウトリガーを展開し、構造へ大きな張力を与える場合、
約5~6m級の有効幅
を必要とする。
これは常に左右対称に完全展開することを意味しない。
現場条件により、
- 一部展開
- 壁面反力
- 床面固定
- 仮設反力架台
- アンカーボルト固定
- 偏向シーブ経由
などを組み合わせる。
ただし、
保守縦坑のような2m級空間へS-07本体を押し込んで直接作業する
ことはしない。
3. K-03《ドリルクロー》概略寸法
3-1. 基本用途
K-03《ドリルクロー》は、
- 支柱固定
- 穿孔
- 障害物除去
- 仮設梁切断
- 爆薬孔施工
- 大型部材の粗加工
を担う制圧フレームである。
既存正本では、B-19地区制御落下作戦において、
- 支柱外径:約2m
- 支柱板厚:約50mm
- ドリル径:約30cm級
の大型支柱へ穿孔可能な機体として扱われている。
3-2. 概略寸法
| 項目 | 正本値 |
|---|---|
| 全高 | 約5.2m |
| 移動時最大幅 | 約2.7m |
| 移動時奥行 | 約3.5m前後 |
| 主ドリル径 | 約0.30m級 |
| 作業アーム/工具最大リーチ | 約4~5m級 |
3-3. 狭所での運用原則
K-03もS-07と同様、2m級保守縦坑へ機体本体は進入できない。
狭所では、
- デッキ側からアームだけ届かせる
- 隣接保守通路から外側へ回り込む
- 大型部材の除去・粗加工だけをK-03が行う
- 本穿孔・仕上げ孔は人間用油圧工具で施工する
といった方法を採る。
3-4. 目的径に対応する下孔工具
K-03は、約0.30m級の主ドリルとは別に、作業目的に応じた下孔径へ対応する交換式の穿孔工具を使用できる。
F-03では、仮設強梁の締結に用いる通しボルト孔の前加工として、目的径に適合する工具を選択する。主ドリル径約0.30mを今回の下孔径へ流用しない。
K-03は施工面準備と下孔施工を担う。人間は共通の位置基準に基づき、位置、孔軸、工具径、下孔状態、仕上げ代を確認し、人間用工具で最終孔へ仕上げる。
対象は、仮設強梁を支持フレームへ固定するために承認された締結孔であり、ガイドレール本体へ孔を開けない。具体的な工具型式、径、回転数、送り量、位置許容値、支持フレーム側と当て板等の部材構成、工具の到達条件は施工前に確定する。
4. F-03空間区分
F-03は一つの均一な空間ではない。
今後の技術検討では、最低限次の3領域を区別する。
4-1. F-03公式非常乗降場
性質
非常時の人員・資材・担架搬送を行う公式設備。
制圧フレームや大型保守資材の通過も想定される。
概略規模
| 項目 | 正本値 |
|---|---|
| 有効幅 | 約8~10m級 |
| 有効奥行 | 約6~8m級 |
運用
- S-07通過可能
- K-03通過可能
- 機体の一時待機可能
- 大型資材搬入可能
- 人員・担架・工具搬送可能
ただし、常設格納庫ではない。
4-2. F-03併設補助機械室/中継保守デッキ
性質
F-03補助設備、保守機器、作業員が使用する中間作業空間。
05-E以降のF-03復旧線では、
- 点検
- 測定
- 仮設機器配置
- ワイヤー取り回し
- 偏向シーブ設置
- S-07による張力制御
の主作業拠点となる。
概略規模
| 項目 | 正本値 |
|---|---|
| 有効幅 | 約5~6m級 |
| 有効奥行 | 約4~6m級を目安 |
運用
- S-07一機なら局所的に作業配置可能
- K-03も条件付きで配置可能
- 二機同時展開は困難または不可
- S-07アウトリガー全開は現場工夫が必要
- 仮設反力、床固定、壁固定、偏向シーブなどを併用する
この空間が、05-J以降の支持側補正でS-07本体を据える第一候補となる。
4-3. F-03保守縦坑
性質
ガイドレール、レールブラケット、ケーブル、足掛け、保守設備が通る狭小な鉛直作業空間。
人間の点検・調整を前提とする。
制圧フレーム本体の通行は想定しない。
概略寸法
| 項目 | 正本値 |
|---|---|
| 有効幅 | 約2.0~2.4m |
| 基準値 | 約2.2m級 |
| 有効奥行 | 約1.8~2.2m級 |
※「幅」「奥行」は現場躯体の正確な建築寸法ではなく、保守作業上使える有効空間の概略値。
運用
- 人間:進入可能
- 小型油圧工具:使用可能
- 手持ち測定器:使用可能
- 仮設強梁:局部設置可能
- ワイヤー:導入可能
- 偏向シーブ:坑口または隣接部へ設置可能
- S-07本体:進入不可
- K-03本体:進入不可
5. 空間関係
今後の正本イメージは次の通り。
F-03公式非常乗降場
有効幅 約8~10m
│
│ 大型機体・人員・資材が通過
▼
併設補助機械室/中継保守デッキ
有効幅 約5~6m
│
│ S-07一機を配置可能
│ 偏向シーブ・仮設反力を設置
▼
狭い保守縦坑
有効幅 約2.2m
│
│ 人間・ワイヤー・小型工具のみ
│
├─ 歪んだ支持フレーム
├─ 仮設強梁
├─ レールブラケット
└─ ガイドレール
6. 05-J以降の支持側補正への適用
6-1. 前提
05-Jでは、
- 第一候補継目
- 下側レールブラケット
- 調整シム
- 長穴ボルト座金
- 新しい擦過痕
- 荷重時の当たり変化
が問題となっている。
次工程では、
レールそのものを削る前に、支持側を一時的に正しい位置へ戻し、異常が消えるか確認する
方針を採る。
6-2. 正本工法思想
制圧フレームで建物全体を「矯正して完了」とはしない。
正本となる考え方は次の通り。
S-07が支持構造を一時的に正しい位置まで引き戻し、その状態を保持する。
その間に人間がブラケット、シム、座金、ボルト等を恒久補修する。
制圧フレームは、
修理そのものではなく、修理可能な荷重状態を作る。
7. 狭小保守縦坑でのS-07実施配置
7-1. S-07本体
S-07本体は保守縦坑へ進入させない。
中継保守デッキへ設置する。
必要に応じて、
- 床面アンカーボルト
- アウトリガー
- 仮設反力架台
- 健全部への拘束
- 壁面反力
を使用する。
7-2. ワイヤー経路
S-07から直接直線で対象へワイヤーを通せない場合、
- 方向転換シーブ
- 偏向シーブ
- ガイドローラー
を設置する。
つまり、
機械本体は広い場所、極太ワイヤーだけ狭い保守縦坑へ入れる。
8. 仮設強梁
8-1. 取付対象
仮設強梁はガイドレールへ取り付けない。
対象は、
歪んだ支持フレーム
である。
ガイドレール本体へ直接大きな引張荷重を掛けない。
8-2. 設置位置
推奨正本は、
支持フレームの外側/背面側へ仮設強梁を設置する。
これにより、内側のガイドレール側を作業空間として残せる。
8-3. 固定方法
仮設強梁は、
- クランプ
- 通しボルト
- 抱き合わせ金具
- 当て板
- 前後からのサンドイッチ固定
を組み合わせて支持フレームへ固定する。
一点だけへ局所荷重を集中させない。
9. K-03の役割
9-1. 基本
K-03は保守縦坑内部へ入らない。
外側アクセスが取れる場合、
- 旧補強材除去
- 干渉部除去
- 施工面の粗加工
- 目的に適合する交換式工具による締結孔の下孔
- 仮設強梁取付準備
を行う。
9-2. 穿孔の扱い
K-03が大型ドリルで最終締結孔をすべて完成させる必要はない。
F-03で採用する工程は、
- ボルドの図面・現物照合を踏まえて施工位置を選定し、ナギ側の責任系統で加工可否を確認する
- 共通の位置基準を定め、下孔の狙い位置、孔軸、工具径、必要な保持を施工前に確認する
- 人間の立入を分離し、K-03が施工面を準備して目的径に適合する交換式工具で下孔を前加工する
- K-03が退出する
- 作業員が位置、孔軸、下孔状態を測り直し、残された仕上げ代の範囲で人間用磁気ドリル/油圧穿孔機により最終孔へ仕上げる
- 締結と荷重伝達の成立を確認し、通しボルト・金具で仮設強梁を固定する
とする。
K-03は、
人間が正確な施工を行える状態を作る大型施工機
として扱う。
下孔径は最終孔径より小さく、必要な仕上げ代を残す。許容範囲を外れた下孔はそのまま拡大・締結せず、作業を中止して再評価する。大きく外れた孔を人間が任意の位置へ移す、または細い孔へ縮める工程にはしない。
交換式工具への対応は、全姿勢・全箇所の施工精度や到達性を保証しない。K-03の最大リーチ約4~5mだけで支持フレーム背面へ届くとは扱わず、接近経路、工具の向き、ストローク、保持、干渉を実施前に確認する。外側アクセス、足場、開口の存在も未確認のまま新設済みにしない。
10. 引張線の決定
重要:
孔位置そのものが引張方向を決めるわけではない。
引張方向を決めるのは、
- S-07側反力点
- 偏向シーブ位置
- 仮設強梁上のラグ位置
- 上段/下段ワイヤー位置
- 張力配分
である。
孔位置は、
仮設強梁を支持フレームへ安全に固定し、荷重を伝達するため
に決める。
11. 推奨ワイヤー構成
11-1. 側面反力が取れる場合
- 仮設強梁の上段ラグ
- 仮設強梁の下段ラグ
へ2本以上の極太ワイヤーを接続。
上下張力を調整し、支持フレームの回転を抑える。
11-2. 側面反力が取れない場合
上部健全部・下部健全部を反力点として使用する。
必要に応じて、
- 上部2本
- 下部2本
の計4本程度で多点拘束する。
ただし、
ワイヤー本数を増やすこと自体が目的ではない。
上下張力差による回転・ねじれを抑え、合成力を戻したい方向へ作るための多点拘束とする。
12. 人間の恒久補修
S-07が支持構造を一時的に戻した状態で、保守デッキおよびガイドレール側作業空間から作業員が以下を行う。
- ブラケット緩解
- シム抜去
- シム厚測定
- 新規シム選定
- 長穴ボルト点検
- 座金交換
- ボルト交換
- ブラケット補強
- 締付トルク管理
- レール直線性測定
- 継目段差測定
恒久補修完了後、
- S-07張力を段階的に抜く
- 支持フレームの戻りを測定
- レール継目を再測定
- 無人低速試験
- 偏荷重試験
- 異常打音・加速度・周波数応答を再確認
する。
13. この寸法設定によって禁止される工法
13-1. S-07をF-03保守縦坑へ直接入れる
不可。
約2.8mの移動時最大幅に対し、保守縦坑は約2.2m級。
13-2. K-03をF-03保守縦坑へ直接入れる
不可。
K-03も約2.7mの移動包絡を持つ。
13-3. ガイドレール自体を極太ワイヤーで引く
不可。
支持フレームを仮設強梁経由で引く。
13-4. 制圧フレームだけで恒久矯正完了とする
非推奨/原則不可。
制圧フレームは一時位置合わせ・荷重保持まで。
恒久補修は人間によるブラケット、シム、ボルト施工で行う。
14. この寸法設定によって可能になる工法
- S-07を中継保守デッキへ据える
- 偏向シーブ経由で極太ワイヤーのみ坑内へ導入
- 外側背面へ仮設強梁を設置
- 確認済みの外側アクセスまたはデッキ側から、K-03で施工面準備と目的適合工具による下孔
- K-03退出後、人間が位置・孔軸・下孔状態を測り直し、仕上げ代の範囲で最終孔施工
- 内側ガイドレール側を作業空間として残す
- 支持フレームを数mm単位で一時引戻し
- その状態でブラケット・シム・ボルトを恒久補修
- 張力解除後に再試験
15. 寸法早見表
| 対象 | 寸法・条件 | 判定 |
|---|---|---|
| S-07全高 | 約5.5m | 正本 |
| S-07移動時最大幅 | 約2.8m | 正本 |
| S-07移動時奥行 | 約3.5m前後 | 正本 |
| S-07通常作業幅 | 約4m級 | 正本 |
| S-07アウトリガー展開幅 | 約5~6m | 正本 |
| K-03全高 | 約5.2m | 正本 |
| K-03移動時最大幅 | 約2.7m | 正本 |
| K-03移動時奥行 | 約3.5m前後 | 正本 |
| K-03最大リーチ | 約4~5m級 | 正本 |
| K-03主ドリル径 | 約0.30m級 | 既存正本継承 |
| K-03下孔工具対応 | 目的径に対応する交換式工具を使用可能。具体径・適用範囲は未確定 | 正本 |
| F-03公式非常乗降場幅 | 約8~10m級 | 正本 |
| F-03公式非常乗降場奥行 | 約6~8m級 | 正本 |
| F-03中継保守デッキ幅 | 約5~6m級 | 正本 |
| F-03中継保守デッキ奥行 | 約4~6m級 | 正本 |
| F-03保守縦坑有効幅 | 約2.0~2.4m | 正本 |
| F-03保守縦坑基準幅 | 約2.2m級 | 正本 |
| F-03保守縦坑有効奥行 | 約1.8~2.2m級 | 正本 |
| S-07保守縦坑進入 | 不可 | 正本 |
| K-03保守縦坑進入 | 不可 | 正本 |
16. 未確定事項
以下は現時点では正本化しない。
- S-07正確重量
- K-03正確重量
- K-03下孔工具の具体型式・工具径・適用範囲
- K-03下孔時の回転数・送り量・位置許容値
- K-03の施工位置、接近経路、工具姿勢、保持方法、到達性
- 各機体の脚間寸法
- アウトリガー1本あたり最大反力
- 極太ワイヤーの直径
- 極太ワイヤーの許容荷重
- 油圧テンショナー最大張力
- 仮設強梁断面寸法
- 仮設強梁材質
- 仮設強梁と支持フレーム・当て板等の具体的な部材構成
- 通しボルト径
- ボルト本数
- 支持フレーム板厚
- 支持フレーム具体断面
- F-03躯体壁厚
- 偏向シーブ径
- 偏向シーブ固定方法
- 支持側補正で必要となる実引張荷重
- 実際の引戻し量
- S-07一機だけで成立するか、追加テンショナーが必要か
これらは05-J後続シーンの具体工法を詰める際に決定する。
K-03が約0.30m級の主ドリルとは別に、目的径に対応する交換式下孔工具を使用できる能力自体は確定済みであり、未確定事項へ戻さない。
17. 正本上の核心
今後、他チャットで本資料を参照する場合は、以下を最優先で引き継ぐ。
S-07とK-03は約5m級・幅約2.7~2.8m級の大型制圧フレームであり、F-03保守縦坑の約2.2m級有効幅には入らない。
F-03では、公式非常乗降場 → 中継保守デッキ → 狭小保守縦坑という空間階層を持つ。
S-07本体は中継保守デッキへ設置し、必要に応じて偏向シーブを介して極太ワイヤーのみを保守縦坑へ導入する。
仮設強梁はガイドレールではなく歪んだ支持フレームへ取り付ける。推奨位置は支持フレームの外側背面。
K-03も保守縦坑へは入らず、確認済みの外側アクセスまたはデッキ側から施工面準備と目的径に適合する交換式工具による下孔を行う。K-03退出後、人間が位置・孔軸・下孔状態を再確認し、仕上げ代の範囲で最終孔へ仕上げる。
制圧フレームは構造を完全修理するのではなく、人間が修理できる位置・荷重状態を一時的に作るための機械である。
18. 今後の運用ルール
新しいシーンで制圧フレームを使用する場合、
- 対象空間の有効幅を確認
- 機体の移動時包絡と比較
- 機体が入れるか判定
- 入れない場合はアーム、ワイヤー、シーブ、遠隔工具、小型工具で代替
- K-03を使う場合は、目的径に対応する工具、接近経路、向き、ストローク、保持、干渉を確認
- 下孔の位置・孔軸・仕上げ代を共通基準で確認し、許容外なら中止・再評価
- 作業時反力をどこで取るか決定
- S-07アウトリガー全開を無条件に認めず、反力を健全部へ伝えて直す対象へ不適切な反力を戻さない
- 仮設強梁、締結部、ワイヤー、偏向シーブ、反力点、既存健全構造を一つの荷重経路として確認
- 補助保守かごの再隔離を加工・加力前に確認
- 人間の作業空間と退避経路を残す
- 機体動線と人間の施工域、張力線の危険域を分離
- 加工前後、引戻し、部分除荷、恒久補修後の最終除荷、無人再試験を分けて記録
- 継目が改善しない、別部位が動く、不安定な変化が出る場合は力を増やさず中止・再評価
- 部分除荷で戻らない場合も、保持状態、締結部、残留変形等を確認して恒久補修要否を判断
- 静的な位置回復、運転時異常消失、正式復旧を別の到達段階として記録
- 恒久補修と一時保持を分離
の順に工法を決める。
場面の都合に合わせて、機体や縦坑を無断で拡大・縮小しない。
19. 正本宣言
本資料v1.1に記載された「正本」項目を、『バベル:リビルド』におけるS-07《アンカー》、K-03《ドリルクロー》、F-03関連空間の寸法・運用制約の現行正本とする。
旧資料・旧チャットに具体寸法が存在せず、本資料と異なる推測が行われていた場合は、本資料を優先する。
ただし、既存決定稿本文に明示された数値・出来事と衝突する場合は、既存決定稿を無断で上書きせず、矛盾事項として監査対象に分離する。
変更履歴
| 版 | 日付 | 変更内容 | 理由 | 確定者 | 影響範囲 |
|---|---|---|---|---|---|
| v1.0 | 2026-09-02 | S-07、K-03、F-03各空間の主要寸法と運用制約を正本化 | 工法選定の境界条件固定 | ユーザー | 第1話以降の制圧フレーム運用、05-J以降のF-03復旧線 |
| v1.1 | 2026-09-07 | K-03に主ドリルとは別の目的径対応交換式下孔工具を追加。F-03の加工対象、K-03と人間の仕上げ境界、許容外時の中止、到達性の実施前確認を明確化 | 05-M M-02・M-03採用 | ユーザー | 05-M以降のF-03下孔施工、仮設強梁固定、施工安全管理 |